第53回午後第80問の類似問題

第36回午前:第90問

認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 慣れた作業環境で行う。

2: なじみのある作業を選ぶ。

3: 理解力に応じた指示にする。

4: 休憩の取り方は患者に任せる。

5: 単純な行程の種目を選ぶ。

第49回午前:第44問

認知・思考障害の強い統合失調症患者に対する認知行動療法で適切なのはどれか。  

1: 考えを文字にして表す。

2: 一日の活動を記録して振り返る。

3: コラム法を用いて状況を吟味する。

4: 問題行動を思い返して内省を深める。

5: 相手の気持ちや状況の理解に焦点を当てて振り返る。

第55回午前:第79問

創始者と心理療法の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Beck――――集団療法

2: Freud―――自由連想

3: Jung ―――夢分析

4: Rogers ――自律訓練法

5: Skinner――認知療法

  • 答え:2 ・3
  • 解説:この問題では、心理療法の創始者とその療法の正しい組み合わせを選ぶ必要があります。正しい組み合わせは、Freudと自由連想、Jungと夢分析です。
  • Beckは認知療法の創始者であり、集団療法ではありません。認知療法は、うつ病などの症状が思考によって生じると考え、その思考パターンを変えることで症状の改善を目指す療法です。
  • Freudは精神分析療法の創始者であり、自由連想法を用いて無意識の中に抑圧された欲求や葛藤を明らかにし、症状の改善を目指す療法を提唱しました。この選択肢は正しいです。
  • Jungは夢分析を中心に治療理論を体系立てた心理学者であり、夢や空想、神話に注目して治療を行うアプローチを提唱しました。この選択肢は正しいです。
  • Rogersはクライエント中心療法の創始者であり、自律訓練法ではありません。クライエント中心療法は、クライエントの内在する成長への動機づけを信頼し、治療者の非指示的な態度や技法で解放していくことが望ましいと考えた治療法です。自律訓練法はSchultzが創始した療法です。
  • Skinnerはオペラント条件づけを明らかにした心理学者であり、認知療法の創始者ではありません。オペラント条件づけは、行動とその結果による強化や弱化の関係を研究する学問で、行動療法の基礎となっています。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第77問

SST(社会生活技能訓練)の説明で適切でないのはどれか。  

1: 社会的学習理論に基づく技法である。

2: 交流分析に基づく技法である。

3: 認知行動療法に基づく技法である。

4: ロールプレイやモデリングなどを使用する。

5: 慢性精神障害者の自立支援を目的として開発された。

第36回午前:第10問

作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

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第35回午前:第87問

躁状態の患者に対する導入期の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: パットゴルフ

2: ビリヤード

3: ストレッチ体操

4: 散歩

5: マラソン

第51回午前:第26問

左半側空間無視の治療法として適切でないのはどれか。  

1: 視覚探索練習

2: 体幹の右への回旋

3: プリズム適応療法

4: 後頸部経皮的通電刺激

5: カロリック刺激(Caloric stimulation)

第50回午前:第49問

作業療法中にみられるてんかん患者の発作症状でないのはどれか。  

1: 虚空を注視する。

2: 強い執着性を示す。

3: 眼球が共同偏向する。

4: 突然に会話を停止する。

5: 急に立ち上がって歩きまわる。

第51回午前:第32問

高次脳機能障害と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 記憶障害 - 自律訓練法

2: 失行症 - 回想法

3: 純粋失読 - 認知行動療法

4: 遂行機能障害 - 間隔伸長法

5: 半側空間無視 - プリズム適応療法