56歳の男性。階段で足を滑らせ階下まで転落し、病院に搬送された。入院時の頸椎エックス線写真(A)、CT(B)及びMRI(C)を示す。頸椎・頸髄の病変について誤っているのはどれか。
1: 前縦靭帯の骨化
2: 後縦靭帯の骨化
3: 頸椎の脱臼骨折
4: 頸髄内の損傷像
5: 椎体の骨棘形成
35歳の男性。生来健康であった。転倒し右肘頭骨折を受傷した。術後のエックス線写真(A、B)を示す。骨折部や全身の状態は良好である。この患者の作業療法で最も注意すべき合併症はどれか。
1: 偽関節
2: 変形治癒
3: 遷延治癒
4: 異所性骨化
5: Sudeck骨萎縮
75歳の男性。転倒した後の股関節エックス線写真正面像を示す。骨折部位はどれか。
1: 臼蓋部
2: 大腿骨頸部
3: 大腿骨転子部
4: 大腿骨転子下
5: 大腿骨顆部
78歳の女性。自宅玄関で転倒してから起立歩行不能となり救急搬送された。来院時の単純エックス線画像を示す。最も考えられるのはどれか。
1: 股関節脱臼
2: 大腿骨頸部骨折
3: 大腿骨骨頭骨折
4: 大腿骨転子下骨折
5: 大腿骨転子部骨折
63歳の男性。転倒して左大腿骨頸部内側骨折を受傷し、骨接合術を受けた。接合部のエックス線単純写真を示す。術後早期の理学療法で適切でないのはどれか。
82歳の女性。転倒して右股関節痛を訴えた。エックス線写真を示す。疑うべき疾患はどれか。
1: 股関節脱臼
2: 坐骨骨折
3: 大腿骨近位部骨折
4: 恥骨結合離開
5: 恥骨骨折
62歳の女性。転倒により骨折した。この患者のエックス線像を示す。適切でないのはどれか。
1: 前方に手掌をついて倒れた場合に生じる。
2: 骨折部より末梢は掌側に転位する。
3: 高齢者に多い。
4: 尺骨茎状突起の骨折を伴う。
5: フォーク状変形が見られる。
68歳の男性。作業中に脚立の上から転落したため搬入された。強い腰痛を訴え、下肢の運動麻痺が認められる。脊椎MRIを示す。画像所見上、損傷部位として考えられるのはどれか。
1: 第9胸椎
2: 第11胸椎
3: 第1腰椎
4: 第3腰椎
5: 第5腰椎
76歳の女性。脛骨高原骨折。転倒して受傷し、人工骨を用いた手術を施行された。術後のエックス線写真を示す。術後の理学療法で正しいのはどれか。
1: 術後翌日から極超短波治療を行う。
2: 術後翌日から足関節自動運動を行う。
3: 術後翌日から膝関節伸展の等張性筋力増強練習を行う。
4: 術後2週からCPMを行う。
5: 術後2週から全荷重歩行を行う。
30歳の男性。単純エックス線写真を示す。この骨折で損傷されていると推測されるのはどれか。
1: 上腕三頭筋腱
2: 上腕二頭筋腱
3: 橈骨輪状靱帯
4: 方形回内筋
5: 長掌筋腱
30歳の男性。スキーで転倒して受傷した。エックス線写真を示す。肩脱臼整復後に肩関節内転・内旋位で固定されたが、上腕の外側上部に感覚鈍麻を訴えた。合併症の神経麻痺はどれか。
1: 腋窩神経
2: 肩甲上神経
3: 肩甲下神経
4: 尺骨神経
5: 正中神経
36歳の男性。手にバスケットボールが当たって受傷した。来院時の手指の写真(A)とエックス線単純写真(B)とを示す。この病態として正しいのはどれか。
1: 槌 指
2: ばね指
3: ボクサー骨折
4: ムチランス変形
5: Bennett骨折
74歳の女性。5年前から左膝痛が出現し、徐々に増悪して歩行が困難となったため左膝の手術を受けた。術前と術後のエックス線写真を示す。術前の所見で認められるのはどれか。2つ選べ。
1: 骨棘形成
2: 骨融解像
3: 外反膝変形
4: 特発性骨壊死
5: 関節裂隙の狭小化
39歳の男性。野球の試合中にジャンプしてボールをキャッチした着地時に、踵に疼痛と違和感とを訴えた。その直後から歩行困難となったために、応急処置の後に緊急搬送された。搬送先の病院で撮影された足部MRIを示す。矢印は損傷部位を示す。受傷直後の処置として適切なのはどれか。
1: 足底板による固定
2: 足関節周辺の保温
3: 足関節底屈位での固定
4: 強擦法による下腿部のマッサージ
5: 端座位による下腿下垂位での安静
75歳の女性。交通事故により受傷。救急搬送時のエックス線写真を示す。遠位骨片を短縮転位させる主な筋はどれか。
1: 中殿筋
2: 小殿筋
3: 腸腰筋
4: 上双子筋
5: 大腿直筋
87歳の女性。転倒して左股関節痛を訴え、入院となった。受傷後2日目に後方侵入法で手術を受けた。術後のエックス線写真を示す。正しいのはどれか。
1: 臥床時には股関節を内転位に保つ。
2: 靴下の着脱は股関節外旋位で行う。
3: 術後1週から大腿四頭筋セッティングを開始する。
4: 術後2週から中殿筋の筋力トレーニングを開始する。
5: 術後3か月は免荷とする。
38歳の男性。3か月前に労災事故で左大腿切断術を受けた。本日から骨格構造義足を用いた歩行訓練を行う。全身状態、残存筋力および断端の状態は良好である。訓練で適切なものはどれか。2つ選べ。
72歳の女性。歩行中に転倒して右手をついた。診療所で良好な整復を得て、ギプス固定を受けた。受傷直後の右上肢のエックス線写真を示す。この骨折について正しいのはどれか。
1: Bennett脱臼骨折
2: Colles骨折
3: Galeazzi骨折
4: Monteggia脱臼骨折
5: Smith骨折
24歳の男性。バイクに乗っていて乗用車と衝突し救急搬送された。頸椎脱臼骨折の診断で手術を受けた。MMTの結果を表に示す。機能残存レベルはどれか。
1: C5
2: C6
3: C7
4: C8
5: T1
23歳の男性。スノーボードで転倒し受傷。術前と術後のエックス線写真(別冊No. 1A、B)を別に示す。合併する感覚障害の領域で正しいのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5: ⑤