第50回午前第78問の類似問題

第48回午前:第87問

ボツリヌス毒素を用いた治療で正しいのはどれか。  

1: ボツリヌス毒素は前角細胞に作用する。

2: 痙縮のある筋に対して筋肉注射を行う。

3: 65歳以上の高齢者には禁忌である。

4: 注射直後から最大効果を認める。

5: 効果持続は約1年間である。

第46回午後:第77問

痙縮の治療においてボツリヌス毒素の作用部位はどれか。  

1: 脊髄後根神経節

2: 脊髄前角

3: 脊髄前根

4: 運動神経終末

5: 筋小胞体

第56回午後:第77問

痙縮の治療に用いられるボツリヌス毒素の作用部位はどれか。  

1: 筋小胞体

2: 脊髄前角

3: 脊髄前根

4: 運動神経終末

5: 脊髄後根神経節

  • 答え:4
  • 解説:ボツリヌス毒素は、筋緊張や痙攣の治療に使用される。作用機序は、運動神経終末のアセチルコリンの分泌を阻害することで、筋収縮が阻害され、筋緊張や攣縮が改善される。
  • 筋小胞体は、筋肉細胞内のカルシウム貯蔵庫であり、ボツリヌス毒素の作用部位ではない。
  • 脊髄前角は、運動神経細胞の集まりであり、ボツリヌス毒素の作用部位ではない。
  • 脊髄前根は、運動神経が脊髄から出る部分であり、ボツリヌス毒素の作用部位ではない。
  • 運動神経終末は、ボツリヌス毒素がアセチルコリンの分泌を阻害する部位であり、正しい答えである。
  • 脊髄後根神経節は、感覚神経が脊髄に入る部分であり、ボツリヌス毒素の作用部位ではない。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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