第50回午前第18問の類似問題

第44回午前:第32問

45歳の男性。息切れで階段を昇れなくなったため受診した。スパイログラムで図のような計測値と努力呼出曲線とを得た。この患者の1秒率で最も近いのはどれか。 

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1: 88%

2: 83%

3: 70%

4: 66%

5: 58%

第50回午後:第6問

74歳の女性。慢性閉塞性肺疾患。スパイログラムで1秒率は60%であった。胸部エックス写真を示す。正しいのはどれか。 

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1: 肺透過性低下

2: 肺の過膨張

3: 胸水貯留

4: 肺水腫

5: 心拡大

第44回午前:第33問

45歳の男性。息切れで階段を昇れなくなったため受診した。スパイログラムで図のような計測値と努力呼出曲線とを得た。この患者の呼吸理学療法の目的はどれか。 

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1: 胸式呼吸による肺活量の改善

2: 有酸素運動による残気量の減少

3: 部分呼吸法による努力性肺活量の増加

4: 口すぼめ呼吸による機能的残気量の減少

5: 胸郭柔軟性運動による拘束性換気障害の改善

第35回午前:第18問

70歳の男性。肺癌で左肺下葉切除術後2日経過。左上葉の痰貯留が多い。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 吸気筋に対する抵抗運動

2: ファーラー位での体位排痰

3: 腹式呼吸

4: 全身リラクセーション

5: 四肢の自動運動

第56回午後:第17問

42歳の男性。気管支喘息。ある薬物の吸入療法前後のフローボリューム曲線の変化を図に示す。この薬物によって生じた呼吸器系の変化として正しいのはどれか。 

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1: 気道抵抗の低下

2: 呼気筋力の増強

3: 肺拡散能の改善

4: 胸郭柔軟性の改善

5: 肺コンプライアンスの増加

第37回午前:第24問

65歳の男性。慢性閉塞性肺疾患。30年の喫煙歴。痰の量が多く、息切れのため50 m歩くと休憩を要する。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 体位ドレナージ

2: 胸式呼吸

3: 口すぼめ呼吸

4: 呼吸筋の筋力増強

5: リラクセーション

第51回午後:第8問

70歳の男性。肺癌末期だが意識は清明で四肢筋力も保たれている。感覚障害や四肢の浮腫もない。最近徐々に嗄声が出現した。原因として最も考えられるのはどれか。  

1: 反回神経麻痺

2: Raynaud現象

3: Pancoast腫瘍

4: 上大静脈症候群

5: Lambert-Eaton症候群

第44回午前:第21問

72歳の男性。肺機能検査の結果を図に示す。正しいのはどれか。 

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1: フローボリューム曲線である。

2: 1回換気量は約2.8リットルである。

3: 予備吸気量は約2.2リットルである。

4: 肺活量は減少している。

5: 1秒率は低下している。

第51回午後:第19問

69歳の男性。肺癌。これまで化学療法を行ったが病状は進行し、経過中に脳転移がみられた。胸部エックス線写真(A)と頭部造影MRI(B)とを示す。現在、呼吸に関する自覚症状はないが、全身倦怠感、食欲不振および悪心があり、外出する気分になれず自宅に閉じこもる傾向にある。この時期に適切な理学療法はどれか。 

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1: 嚥下練習

2: 下肢促通運動

3: 屋外での歩行運動

4: 軽打法による排痰

5: 漸増的な持久性運動

第50回午後:第7問

74歳の女性。慢性閉塞性肺疾患。スパイログラムで1秒率は60%であった。エックス線写真を示す。この患者の1回換気量は500 mL、予備吸気量は1,700 mL、予備呼気量は800 mLであった。1秒量はどれか。 

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1: 900 mL

2: 1,500 mL

3: 1,800 mL

4: 2,100 mL

5: 2,400 mL

第46回午後:第12問

72歳の男性。右下葉肺癌の手術後、嗄声が出現した。術後3日目から食事が開始され、病棟内の歩行が許可された。術後10日目に発熱し、禁食となった。術後12日目に解熱し、作業療法が開始された。術直後と術後10日目の胸部X線写真を別に示す。この患者への対応で優先すべきなのはどれか。 

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1: 寝返り動作練習

2: トイレ動作練習

3: 腹式呼吸の指導

4: 口腔ケアの指導

5: 口すぼめ呼吸練習

第51回午前:第17問

80歳の男性。胸部CTを示す。この患者で予想されるのはどれか。 

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1: 肥満

2: 残気量の低下

3: 一秒率の低下

4: 気道抵抗の低下

5: 肺コンプライアンスの低下