正しいのはどれか。
1: 頭部の重心は環椎後頭関節の前方にある。
2: 腹筋の活動は腰椎前弯を増大する。
3: 立位時に股関節のY靭帯は弛緩する。
4: 安静立位時に大腿直筋は持続的に活動する。
5: 立位の重心線は膝蓋骨前面を通る。
運動処方で誤っているのはどれか。
1: 等張性運動は等尺性運動よりも収縮期血圧の上昇が少ない。
2: 代謝当量(METs)は安静臥位での酸素摂取量を基準にしている。
3: Hugh-Jones分類のII度では階段を上ると息切れが起こる。
4: 最大運動負荷試験では運動終点(エンドポイント)まで負荷を加える。
5: 嫌気性代謝閾値(AT)は最大酸素摂取量の約60%である。
骨格筋の筋収縮で正しいのはどれか。
1: 筋小胞体にはNa+を貯蔵している。
2: 活動電位は筋収縮に遅れて発生する。
3: Ca2+が筋小胞体に取り込まれると筋収縮が起こる。
4: ミオシン頭部の角度が戻るときにATPの加水分解が起こる。
5: 神経筋接合部での興奮の伝達は神経と筋との間で双方向性である。
筋と体幹の運動の組合せで誤っているのはどれか。
1: 最長筋 ― 伸展
2: 腹直筋 ― 屈曲
3: 腰方形筋 ― 回旋
4: 外腹斜筋 ― 回旋
5: 内腹斜筋 ― 回旋
膝関節について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: らせん関節である。
2: 屈曲の最終期にはころがり運動となる。
3: 伸展位では側副靭帯は弛緩する。
4: 半腱様筋は下腿の外旋運動を行う。
5: 完全伸展時には下腿の内旋運動はできない。
伸張反射について誤っているのはどれか。
1: 筋紡錘が筋の長さを検知する。
2: 痙縮では伸張反射が低下する。
3: 伸張反射は単シナプス反射である。
4: Ia群神経線維はα運動神経に結合する。
5: 錘外線維が伸ばされると錘内線維は活動を増す。
他の筋への影響を最小限にして伸張運動を行う場合、伸張筋と運動方向の組合せで適切なのはどれか。
1: 薄筋―――――――股関節伸展位、膝関節屈曲位で股関節外転
2: 中間広筋―――――股関節伸展位・内外旋中間位で膝関節屈曲
3: ヒラメ筋―――――膝関節伸展位、足部内外反中間位で足関節背屈
4: 三角筋前部――――肩関節内外旋中間位、肘関節伸展位で肩関節伸展
5: 長橈側手根伸筋――肘関節伸展位、前腕回内位、手関節尺屈位で掌屈
誤りはどれか。
1: 坐骨大腿靭帯は股伸展を制限する。
2: 腸骨大腿靭帯は股内転を制限する。
3: 半腱様筋の収縮は股外旋を制限する。
4: 恥骨筋の収縮は股外転を制限する。
5: 半膜様筋の収縮は股内旋を制限する。
股関節について正しいのはどれか。
1: 関節窩には骨頭の1/3が入る。
2: 臼蓋角は成人の方が小児よりも大きい。
3: 運動範囲は内転の方が外転よりも大きい。
4: 大腿骨頭靱帯は内転時に緊張する。
5: 恥骨筋の収縮は外旋を制限する。
筋と体幹の運動の組合せで正しいのはどれか。
1: 外腹斜筋 ― 同側への回旋
2: 最長筋 ― 伸展
3: 腹横筋 ― 側屈
4: 腹直筋 ― 伸展
5: 腰方形筋 ― 屈曲
図に大腿四頭筋の力と膝蓋大腿関節の関係を示す。図を参考に、次の文で誤っているのはどれか。ただし、ベクトルの大きさは全て同じである。
1: A:大腿四頭筋の収縮力が脛骨粗面に作用する。
2: B:膝屈曲角度と膝蓋大腿関節に作用する圧力は反比例する。
3: C:反張膝では膝蓋骨が浮き上がる方向へ力が作用する。
4: D:膝蓋骨には生理的に外方への力が作用する。
5: E:Q角が大きいと膝蓋骨に外方への力が強く作用する。