第48回午後第76問の類似問題

第54回午後:第76問

アレルギーの分類と組織傷害の機序との組合せで正しいのはどれか。  

1: Ⅰ型アレルギー―即時型過敏症

2: Ⅱ型アレルギー―細胞性免疫による組織傷害

3: Ⅱ型アレルギー―免疫複合体病

4: Ⅲ型アレルギー―抗体による機能亢進

5: Ⅳ型アレルギー―補体活性化による細胞傷害

  • 答え:1
  • 解説:アレルギーは、Ⅰ型からⅣ型までの4つのタイプに分類され、それぞれ異なる組織傷害の機序を持っています。正しい組み合わせは、Ⅰ型アレルギーと即時型過敏症です。
  • Ⅰ型アレルギーは即時型過敏症であり、正しい組み合わせです。蕁麻疹や気管支喘息、花粉症などが含まれます。
  • Ⅱ型アレルギーは細胞傷害型アレルギーであり、細胞性免疫による組織傷害ではなく、補体活性化による細胞傷害が正しいです。溶血性貧血や再生不良性貧血、血小板減少症などが含まれます。
  • 免疫複合体病はⅢ型アレルギーであり、Ⅱ型アレルギーではありません。関節リウマチや全身性エリテマトーデス、糸球体腎炎などが含まれます。
  • 抗体による機能亢進はⅤ型アレルギー(刺激型アレルギー)であり、Ⅲ型アレルギーではありません。重症筋無力症やBasedow病などが含まれます。
  • 補体活性化による細胞傷害はⅡ型アレルギー(細胞傷害型アレルギー)であり、Ⅳ型アレルギーではありません。ツベルクリン反応や接触性皮膚炎、甲状腺炎、結核などが含まれます。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午後:第53問

遅延型アレルギーで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 抗原抗体反応によって起こる。

2: 抗原暴露後、発現までに1週間を要する。

3: 主にBリンパ球が関与する。

4: リンホカインで細胞集積が起こる。

5: ツベルクリン皮内反応を起こす。

第40回午後:第34問

移植免疫について正しいのはどれか。  

1: 即時型アレルギー反応である。

2: 自家移植で生じる。

3: 抗体が移植片の細胞を損傷する。

4: T細胞が活性化される。

5: 宿主と移植片のHLAが一致すると起こりやすい。

第46回午後:第65問

IgEが関与しないのはどれか。  

1: 気管支喘息

2: ツベルクリン反応

3: アトピー性皮膚炎

4: アレルギー性鼻炎

5: アナフィラキシーショック