第48回午後第58問の類似問題

第38回午後:第7問

正しいのはどれか。  

1: 眼動脈は外頸動脈からの分枝である。

2: 後下小脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。

3: 脳底動脈は左右内頸動脈が結合したものである。

4: 前交通動脈は中大脳動脈からの分枝である。

5: 後大脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。

第36回午後:第7問

腹大動脈から直接分岐する動脈で誤っているのはどれか。  

1: 腎動脈

2: 臍動脈

3: 精巣動脈

4: 下腸間膜動脈

5: 下横隔動脈

第55回午後:第55問

冠状動脈で正しいのはどれか。  

1: 大動脈弁の心室側から出る。

2: 左右の冠状動脈は吻合しない。

3: 左冠状動脈は房室結節に血液を送る。

4: 右冠状動脈は前下降枝と回旋枝に分かれる。

5: 左冠状動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る。

  • 答え:5
  • 解説:冠状動脈は心臓に酸素と栄養を供給する動脈で、左冠状動脈と右冠状動脈の2つがあります。それぞれの冠状動脈は、大動脈弁の末梢から出て、心臓の様々な部分に血液を送ります。
  • 選択肢1は間違いです。冠状動脈は大動脈弁の末梢から出るので、心室側ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。冠状動脈では、動脈の末梢部に吻合が存在するが、吻合の太さが十分でなく、一方の動脈枝が閉塞するとその分布領域に壊死が生じる(機能的終動脈)。
  • 選択肢3は間違いです。左冠状動脈は、回旋枝と前室間枝に分岐し、左心房、左心室、心室中隔の大部分(前2/3)に分布するが、房室結節には血液を送らない。
  • 選択肢4は間違いです。右冠状動脈は、冠状溝を右回りに走行して心臓後面に達し、後室間枝となって心尖に向かう。前下降枝と回旋枝は左冠状動脈の分岐です。
  • 選択肢5は正しいです。左冠状動脈は、回旋枝と前室間枝に分岐し、左心房、左心室、心室中隔の大部分(前2/3)に血液を送ります。
  • 科目:解剖学(その他)
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第36回午後:第19問

腸管について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.腹部消化器のリンパ流は胸管に注ぐ。イ.腸の静脈血は下大動脈に直接注ぐ。ウ.幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ。エ.胆管は空腸に開口する。オ.回腸と盲腸との移行部には弁がある。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第54回午前:第57問

腎臓で誤っているのはどれか。  

1: 遠位尿細管は集合管につながる。

2: 尿細管は腎小体の尿管極に始まる。

3: Henle係蹄は小葉間静脈につながる。

4: Bowman囊は糸球体を包んでいる。

5: 輸入細動脈は糸球体につながる。

  • 答え:3
  • 解説:腎臓は尿の生成と排泄を担当する臓器であり、その構造は複雑です。腎臓の主要な構造は腎小体と尿細管であり、それらが連携して尿の生成と濃縮を行います。
  • 遠位尿細管は集合管につながるので、この選択肢は正しいです。遠位尿細管は尿の濃縮や酸素濃度の調整を行い、最終的に集合管に尿を送ります。
  • 尿細管は腎小体の尿管極に始まるので、この選択肢は正しいです。尿管極は腎小体から尿細管への尿の移動を開始する部分であり、尿の生成が始まります。
  • Henle係蹄は小葉間静脈につながるのではなく、遠位尿細管につながるため、この選択肢は誤りです。Henle係蹄は尿の濃縮を行う部分であり、遠位尿細管に尿を送ります。
  • Bowman囊は糸球体を包んでいるので、この選択肢は正しいです。Bowman囊は糸球体からの尿の取り込みを行い、尿細管へ送る役割を果たします。
  • 輸入細動脈は糸球体につながるので、この選択肢は正しいです。輸入細動脈は糸球体に血液を供給し、尿の生成過程で濾過された血液成分を回収する役割を果たします。
  • 科目:解剖学(その他)
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第53回午前:第57問

リンパ系について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 脾臓はリンパ液を濾過する。

2: 胸管は右鎖骨下静脈に流入する。

3: 腸管由来のリンパ液を乳糜という。

4: リンパ管には弁機構が存在しない。

5: 右下肢のリンパ液は胸管に流入する。

  • 答え:3 ・5
  • 解説:リンパ系に関する問題で、正しい選択肢を2つ選ぶ問題です。リンパ系は免疫機能や体液の循環に関与しており、リンパ液の流れやリンパ管の構造、リンパ液の濾過などが重要なポイントです。
  • 脾臓はリンパ球を産生し、生体防衛の器官として働くが、リンパ液の濾過はリンパ節で行われる。脾臓の赤脾髄では、老化した赤血球の破壊や異物の分解を行う。
  • 胸管は左鎖骨下静脈と内頸静脈との合流角で、頸リンパ本幹と鎖骨下リンパ本幹と合する。右鎖骨下静脈には右リンパ本幹が流入するため、この選択肢は間違いです。
  • 腸管由来のリンパ液を乳糜という。乳糜は腸から吸収された脂肪粒や脂肪酸、グリセリンを含んでいるリンパ液であり、この選択肢は正しいです。
  • リンパ管には弁機構が存在し、毛細リンパ管を構成する内皮細胞の結合は、ゆるく重なり合って弁のように機能する。この選択肢は間違いです。
  • 右下肢のリンパ液は胸管に流入する。下肢は左右いずれのリンパ液も胸管に流入するため、この選択肢は正しいです。
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第57回午後:第78問

下肢の深部静脈血栓症により塞栓をきたすことが最も多い臓器はどれか。  

1: 脳

2: 肺

3: 肝 臓

4: 心 臓

5: 腎 臓

  • 答え:2
  • 解説:下肢の深部静脈血栓症は、血栓が剥がれて肺に運ばれ、肺の血管で詰まることが最も多い。そのため、肺が最も塞栓を起こす臓器である。
  • 脳は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が脳に達することは稀である。
  • 肺は下肢の深部静脈血栓症による塞栓が最も多い臓器である。血栓が剥がれて肺に運ばれ、肺の血管で詰まることが多いため、正解である。
  • 肝臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が肝臓に達することは稀である。
  • 心臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が心臓に達することは稀であり、通過する部分が広いため詰まることが少ない。
  • 腎臓は下肢の深部静脈血栓症による塞栓のリスクが高い臓器ではない。血栓が腎臓に達することは稀である。
  • 科目:内部障害と臨床医学
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第47回午後:第57問

左肺の内側面が接するのはどれか。2つ選べ。  

1: 食道

2: 奇静脈

3: 大動脈弓

4: 上大静脈

5: 下大静脈

第42回午後:第18問

腎臓で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.糸球体は髄質にある。イ.近位尿細管は腎盂にある。ウ.尿管は皮質と連結する。エ.輸入細動脈は糸球体と連結する。オ.遠位尿細管はヘンレ係蹄と連結する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第47回午前:第59問

消化管で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 胆管は空腸に開口する。

2: 大腸のリンパ流は胸管に注ぐ。

3: 小腸の静脈血は下大静脈に直接注ぐ。

4: 回腸と盲腸との移行部には弁がある。

5: 幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ。

第40回午後:第14問

リンパ系について誤っているのはどれか。  

1: 腸管由来のリンパ液を乳糜という。

2: リンパ節は細網組織からなる。

3: 胸管は右側の静脈角に合流する。

4: 脾臓はリンパ系器官の一つである。

5: リンパ管には弁機構が存在する。

第35回午後:第3問

呼吸器について正しいのはどれか。  

1: 両肺の下葉先端を肺尖という。

2: 肺葉は左三葉、右二葉である。

3: 肺胞の全表面積は約85 m2である。

4: 左気管支は右気管支に比べて異物が侵入しやすい。

5: 肺の上縁は第一肋骨の直下にある。

第42回午後:第16問

正しいのはどれか。  

1: 食道は第4頸椎の高さから始まる。

2: 胃の口側を幽門と呼ぶ。

3: 胃の上縁を大弯と呼ぶ。

4: 総胆管は十二指腸に開く。

5: 大腸には輪状ヒダが存在する。

第34回午後:第17問

小腸で誤っているのはどれか。  

1: 大十二指腸乳頭は総胆管と膵管の開口部である。

2: 空腸と回腸は腸間膜で固定されている。

3: 小腸の壁の粘膜は半月ヒダである。

4: 筋層の間や粘膜下組織に神経叢がある。

5: 腸腺は絨毛の間に開口する。

第35回午後:第9問

誤っているのはどれか。  

1: 左右の前大脳動脈は前交通動脈を介して吻合する。

2: 左右の椎骨動脈は合流して脳底動脈となる。

3: 内頸動脈は中大脳動脈と前大脳動脈とに分かれる。

4: 左右の後大脳動脈は後交通動脈を介して吻合する。

5: 脳底動脈は左右の後大脳動脈に分かれる。

第39回午後:第17問

誤っているのはどれか。  

1: 食道と胃の連結部を噴門という。

2: 胃底は横隔膜に接する。

3: 幽門は第1腰椎右側に位置する。

4: 腸間膜小腸の前半部を回腸という。

5: 下行結腸は腹腔の左後壁を下る。

第38回午後:第2問

呼吸器の構造について正しいのはどれか。  

1: 肺は左右とも3葉からなる。

2: 肺胸膜は胸壁の内表面を覆う。

3: 気管は第1胸椎の高さで左右の主気管支に分かれる。

4: 気管・気管支には多数のリンパ節が存在する。

5: 主気管支からの分枝は左右対称である。

第51回午前:第57問

上大静脈と下大静脈とを結ぶ静脈はどれか。  

1: 奇静脈

2: 腎静脈

3: 脾静脈

4: 鎖骨下静脈

5: 上腸間膜静脈

第56回午前:第57問

上大静脈と下大静脈とを結ぶ静脈はどれか。  

1: 奇静脈

2: 鎖骨下静脈

3: 上腸管膜静脈

4: 腎静脈

5: 脾静脈

  • 答え:1
  • 解説:奇静脈は上大静脈と下大静脈を結ぶ静脈であり、他の選択肢は異なる部位や機能を持つ静脈である。
  • 奇静脈は正解であり、上大静脈と下大静脈を結ぶ静脈である。これにより、上半身と下半身の静脈血が交流される。
  • 鎖骨下静脈は間違いであり、内頸静脈と合わさり腕頭静脈になる。これは上肢や頭部からの静脈血を上大静脈に運ぶ役割がある。
  • 上腸管膜静脈は間違いであり、小腸、上行結腸、横行結腸から静脈血を集め、門脈につながる。これは消化器官からの栄養素を肝臓に運ぶ役割がある。
  • 腎静脈は間違いであり、腎臓と下大静脈を結ぶ静脈である。これは腎臓で濾過された血液を下大静脈に戻す役割がある。
  • 脾静脈は間違いであり、脾臓から静脈血を集め、門脈につながる。これは脾臓で処理された血液を肝臓に運ぶ役割がある。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午後:第13問

心臓で正しいのはどれか。  

1: 右心室から肺静脈が出る。

2: 冠状動脈は大動脈から分岐する。

3: 大動脈弁は2尖である。

4: 僧帽弁は3尖である。

5: 卵円窩は心室中隔にある。