脳卒中片麻痺者の応用歩行練習について麻痺側から行う場合が多いのはどれか。
1: エスカレーターに乗るとき
2: 低い障害物をまたぐとき
3: 急なスロープを上るとき
4: 階段を上るとき
5: バスに乗るとき
片麻痺患者への動作指導で正しいのはどれか。
1: 患側を下にして寝返りをする。
2: 起き上がりの介助ではまず頭部を起こす。
3: ベッドからの立ち上がりでは健側下肢は前方におく。
4: ベッドから車椅子への移乗は患側下肢を軸に回転する。
5: 車椅子は健側上肢と患側下肢とで駆動する。
片麻痺患者のADLで誤っているのはどれか。
1: 車椅子からベッドへの移乗は患側から近づく。
2: 椅子から立ち上がるときは健側下肢を後方に引く。
3: 階段は患側から降りる。
4: ズボンは患側からはく。
5: シャツは健側から脱ぐ。
片麻痺患者のADL指導で誤っているのはどれか。
1: 急な登り坂は健側を山側にして横歩きする。
2: 敷居をまたぐときは健側から行う。
3: 車椅子の座面は低めに設定する。
4: 浴槽へは患側から入る。
5: 脱衣は健側から行う。
脳卒中片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。
1: 寝返り時、患側上肢を腹部の上に保持する。
2: ベッドからの立ちあがり時、体幹の前傾運動を入れる。
3: 立位での方向転換は患側下肢を軸に行う。
4: 階段の降り動作は患側から行う。
5: 昇りのエスカレーターへの乗りこみは健側から行う。
重度片麻痺患者に指導すべき動作方法はどれか。2つ選べ。
1: 起き上がりは、非麻痺側に寝返ってから行う。
2: 階段を上るときは、麻痺側下肢、非麻痺側下肢の順とする。
3: ズボンを脱ぐときは、麻痺側下肢、非麻痺側下肢の順とする。
4: 立位から床に座るときは、非麻痺側上肢、同側膝の順に床につく。
5: エスカレーターから降りるときは、麻痺側下肢、非麻痺側下肢の順とする。
脳卒中後の左片麻痺の患者が車椅子からベッドへの移乗動作を行う際の介助方法として適切なのはどれか。
1: 装具は外して行う。
2: 車椅子の後方から介助する。
3: 車椅子上で殿部を前方に移動させておく。
4: ベッドに対して車椅子を平行に設置する。
5: ベッドの高さは車椅子の座面より高くしておく。
片麻痺のADL指導で正しいのはどれか。
1: 上着は麻痺側の袖から通す。
2: 四つ這い位からの立ち上がりは健側膝立ち位から行う。
3: 起きあがりは麻痺側に寝返って行う。
4: 階段は二足一段で麻痺側から上る。
5: 車椅子からの移乗は麻痺側斜め前方に移動する。
車椅子自走が移動手段である患者の外出について適切なのはどれか。
1: バスは利用しない。
2: 電車の乗降は自力で行う。
3: 歩道よりも車道を通行する。
4: ティルト式普通型車椅子を使用する。
5: 事前に多目的トイレの場所を確認する。
車への移乗介助法で誤っているのはどれか。
1: 両足で患者の膝をはさむように押さえ、首を患者の脇の下から通す。
2: 患者のズボンをつかんで上方に引き上げる。
3: 患者の足を軸にして体を回転させる。
4: 腰をゆっくりと落とし患者をシートに腰掛けさせる。
5: 患者の背部と大腿部を抱え、殿部を中心に回転させシートに座らせる。
発症早期の重度左片麻痺患者の歩行訓練における理学療法士の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 患者の左側から左上肢を抱え込む。
2: 患者の右前方から右上肢を持つ。
3: 患者の前方から両上肢を引く。
4: 患者の後方から両腋窩を支える。
5: 患者の正面から両肩を持つ。
脳血管障害片麻痺患者の更衣指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 靴下は座位ではく。
2: 靴下の着脱の導入はソックスエイドを用いる。
3: 下衣は非麻痺側下肢から先に通す。
4: 前開き式上衣は先に麻痺側の上肢を通す。
5: かぶり式上衣は先に非麻痺側の上肢を通す。
図は右片麻痺患者の椅子からの立ち上がりを介助しているところである。正しいのはどれか。
1: 患側の足はできるだけ健側の足に近い位置に置かせる方が安定した動作ができる。
2: 介助者は、患者の膝の前面よりも膝の外側に自分の膝をあてるべきである。
3: 座位で体重を前方に移していく段階では、頸を屈曲位にするよう指導するとよい。
4: 腰ベルトよりも患者の両腋下で体幹に手をかけて引き起こす方が介助が容易にできる。
5: 健側の手で介助者の肩につかまらせ、この腕の力を主に使って立ち上がるようにさせるとよい。
脳卒中片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。
1: 寝返り動作では健側の方に行う。
2: 車椅子は片手駆動型が一般的である。
3: 階段の昇りは健側から、降りは患側から行う。
4: シャツの着衣は患側手から、脱衣は健側手から行う。
5: ベッドからの起立動作では健側足部を引き寄せてから行う。
杖歩行を行う左片麻痺患者の、常時2点支持歩行の歩き出しで正しいのはどれか。
1: 左脚 → 杖 → 右脚
2: 右脚 → 杖 → 左脚
3: 左脚 → 右脚 → 杖
4: 杖 → 左脚 → 右脚
5: 杖 → 右脚 → 左脚
脳卒中後の左片麻痺患者に対するADL練習として正しいのはどれか。
1: 上衣を右上肢から着衣する。
2: 浴槽に右下肢からまたいで入る。
3: 階段を上るときに左下肢を先に出す。
4: 階段を下りるときに右下肢を先に出す。
5: 車椅子からベッドに移乗するときに左半身をベッドに寄せる。
白杖を使用している視覚障害者の介助について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 平地歩行時は、介助者の手を把持する。
2: バスに乗るときは、介助者が先に乗る。
3: 階段を下りるときは、介助者が一段先に下りる。
4: 混雑した電車に乗るときは、介助者が後ろから乗る。
5: 手前に引いて出入りするドアでは、介助者が先に入る。
左片麻痺のADLの指導で適切でないのはどれか。
1: ベッドへ移乗する。
2: 平地を杖で歩く。
3: 床から立ち上がる。
4: 坂道を昇る。
5: 浴槽へ入る。
片麻痺患者の椅子からの立ち上がり訓練で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.訓練初期には座面の低い椅子を用いる。イ.椅子に深く腰掛けて行う。ウ.体幹の前屈から動作を始める。エ.健側の足を手前に引いてから立ち上がる。オ.立位からゆっくり座ることを行う。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
右半球損傷による全般性注意障害の片麻痺患者に対する初期の基本動作支援について正しいのはどれか。
1: 移乗動作の誤りを繰り返し修正する。
2: 杖歩行は複数人とすれ違う環境から開始する。
3: 車椅子駆動練習は外乱の少ない環境から開始する。
4: 寝返りにおける性急な動作は口頭指示で修正する。
5: 起き上がり動作は一連の動作を一度に口頭で指導する。