Duchenne型筋ジストロフィーのステージ2(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)で正しいのはどれか。
1: 階段は手すりを使用せずに昇降可能である。
2: 立ち上がり動作では登はん性起立を認める。
3: 歩行時の踵接地から爪先離地は正常に保たれる。
4: 歩行時は股関節外旋位を取ることによって遊脚相を補助する。
5: 立位では矢状面上の重心線が健常児に比べて前方に移動する。
12歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。四つ這いは不可能である。作業療法で適切でないのはどれか。
1: 肩関節の自動運動による関節可動域の改善
2: 肘および手指のストレッチングによる拘縮の予防
3: 椅子の工夫による座位姿勢の保持
4: パソコンによるコミュニケーション手段の確保
5: 学業や創作活動による活動量の維持
Duchenne型筋ジストロフィー患者が図のような方法で食事をとっている。この方法で食事が可能なステージ(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の限界はどれか。
1: 4a
2: 4b
3: 5
4: 6
5: 7
Duchenne型筋ジストロフィーのステージ(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)で、ステージの定義に記載のない動作はどれか。
1: 階段昇降
2: 椅子からの立ち上がり
3: 膝歩き
4: 四つ這い移動
5: 座位保持
Duchenne(デュシェンヌ)型筋ジストロフィーのステージ7(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)で可能なのはどれか。2つ選べ。
1: 電動鋸を用いた木工
2: ペーパークラフト
3: マクラメ
4: 陶芸のたま作り
5: 板金打ち出し
Duchenne型筋ジストロフィーのステージ5(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)に対する理学療法で優先度が高いのはどれか。
1: 座位保持練習
2: 体幹装具の使用
3: 徒手での咳嗽介助
4: 下肢の漸増抵抗運動
5: 椅子からの立ち上がり練習
10歳のデュシェンヌ型筋ジストロフィー児に行う理学療法で誤っているのはどれか。
1: 在宅呼吸訓練の指導
2: 腸脛靱帯の持続的伸張運動
3: 長下肢装具による歩行訓練
4: 下肢筋への機能的電気刺激
5: 自動運動による筋力低下の予防
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症児が座位保持不能になった時期に生じやすい合併症はどれか。2つ選べ。 ア.肺 炎イ.心不全ウ.筋肉内出血エ.消化管出血オ.イレウス
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症の特徴で適切でないのはどれか。
1: 登はん性起立
2: 立位での腰椎後弯
3: 膝関節の屈曲拘縮
4: 腓腹筋の仮性肥大
5: 動揺性歩行
デュシェンヌ型筋ジストロフィー症の特徴で適切でないのはどれか。
1: 登はん性起立
2: 立位での腰椎後弯
3: 膝関節の屈曲拘縮
4: 腓腹筋の仮性肥大
5: 動揺性歩行
9歳の男児。Duchenne型筋ジストロフィー。独歩は可能だが、腹部を突き出し両肩を左右に振る動揺歩行と内反尖足とが顕著である。床からの立ち上がり動作では登はん性起立を示し、柱などにつかまればかろうじて立ち上がることができる。上肢に拘縮はなく、ゆっくりであるが両上肢を挙上することができる。この時期に行う理学療法士の対応で優先度が高いのはどれか。
1: 電動車椅子の購入を家族に提案する。
2: 下肢の漸増抵抗運動を行う。
3: 四つ這い移動の練習を行う。
4: 松葉杖歩行の練習を行う。
5: 体幹装具を装着させる。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーで誤っているのはどれか。
1: 動揺性歩行
2: トレンデレンブルグ歩行
3: 膝屈曲位での立位姿勢
4: 尖足位での立位姿勢
5: 膝に手をついての立ち上がり
深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 重症筋無力症
2: 多発性硬化症
3: 筋萎縮性側索硬化症
4: 筋強直性ジストロフィー
5: Duchenne型筋ジストロフィー
Duchenne型筋ジストロフィーのステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)に対する理学療法として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 四つ這い移動練習
2: 脊柱の可動域運動
3: 電動車椅子操作の練習
4: 短下肢装具装着での立位バランス練習
5: 台やテーブルを利用した立ち上がり練習
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類で歩行不能となる最初のステージはどれか。
1: ステージ2
2: ステージ3
3: ステージ4
4: ステージ5
5: ステージ6
遺伝性疾患でないのはどれか。
1: ハンチントン舞踏病
2: デュシェンヌ型筋ジストロフィー
3: 筋緊張性ジストロフィー
4: クロイツフェルト・ヤコブ病
5: マルファン症候群
大腿骨頭すべり症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 女児より男児に多い。
2: 肥満の児童より痩せた児童に多い。
3: 片側より両側発症が多い。
4: Duchenne歩行が特徴である。
5: 股関節は外旋位拘縮を生じやすい。
9歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。介助なしに歩行可能で、椅子からの立ち上がりも可能であるが、階段昇降はできない。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 大腿四頭筋の筋力維持訓練
2: 体幹装具装着での歩行訓練
3: 下腿三頭筋の伸張運動
4: 四つ這い移動運動
5: 徒手的胸郭拡張訓練
8歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。動揺性歩行を呈し、手すり使用で階段昇降可能。床からの立ち上がりでは登はん性起立がみられる。この時期の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.車椅子駆動練習イ.大腿四頭筋の筋力維持訓練ウ.傾斜台での下腿三頭筋の持続伸張エ.シューホーンブレース装着での歩行オ.ナイト型装具装着での立位バランス訓練
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。
1: 重症筋無力症
2: 多発性硬化症
3: Guillain-Barré症候群
4: 筋強直性ジストロフィー
5: Duchenne型筋ジストロフィー