第45回午前第24問の類似問題

第54回午前:第27問

呼びかけると開眼し、発語はあるが不適当である。運動の指示に応じた動きは見られず、逃避反応がある。この時のGCS〈Glasgow Coma Scale〉はどれか。  

1: E4V3M4

2: E4V4M5

3: E3V3M4

4: E3V4M3

5: E3V5M5

  • 答え:3
  • 解説:Glasgow Coma Scale(GCS)は、患者の意識レベルを評価するためのスケールで、開眼反応(E)、言語反応(V)、運動反応(M)の3つの要素から構成されています。この問題では、それぞれの要素に対応する反応が与えられており、それに基づいてGCSのスコアを求めることが求められています。
  • E4V3M4は開眼反応が自発的(E4)であるため、呼びかけると開眼する条件に合わないため、正しくありません。
  • E4V4M5は開眼反応が自発的(E4)であるため、呼びかけると開眼する条件に合わないため、正しくありません。
  • E3V3M4は開眼反応が呼びかけによる(E3)、言語反応が不適切(V3)、運動反応が逃避反応がある(M4)という条件に合致しているため、正しい答えです。
  • E3V4M3は言語反応が混乱している(V4)であるため、発語が不適当である条件に合わないため、正しくありません。
  • E3V5M5は運動反応が局所的な痛みに対して適切な反応がある(M5)であるため、運動の指示に応じた動きが見られず、逃避反応がある条件に合わないため、正しくありません。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午前:第22問

急性期における脳卒中の意識障害の評価で正しいのはどれか。  

1: GCS(Glasgow coma scale)では、異常屈曲は1点である。

2: GCS(Glasgow coma scale)で、7点以下は重度の意識障害を示す。

3: GCS(Glasgow coma scale)は、痛み、言語および運動の要素に分けられる。

4: JCS(Japan coma scale)では、普通の呼びかけで容易に開眼すると2である。

5: JCS(Japan coma scale)では、痛み刺激に対し払いのけるような動作をすると30である。

第46回午前:第9問

62歳の女性。脳梗塞発症後3日目。早期の離床とADL獲得を目標に作業療法が開始された。初回の訪室時、目を閉じていたが呼びかけると開眼した。発語は聞き取れるが内容に一貫性がみられない。運動の指示に応じた動きは見られず、四肢は屈曲する傾向がある。このときのGCS(Glasgow Coma Scale)はどれか。  

1: E4 V3 M4

2: E4 V4 M5

3: E3 V3 M4

4: E3 V4 M3

5: E3 V5 M5

第51回午前:第21問

JCS〈Japan coma scale〉でⅠ-3はどれか。  

1: 痛み刺激で開眼する。

2: 呼びかけで安易に開眼する。

3: 開眼しており見当識障害がある。

4: 体を揺さぶることにより開眼する。

5: 開眼しており生年月日が言えない。

第50回午前:第21問

「自発開眼しているが、自分の名前はいえない」のは、JCS(Japan coma scale)の判定でどれか。  

1: Ⅰ-1

2: Ⅰ-2

3: Ⅰ-3

4: Ⅱ-10

5: Ⅱ-20

第44回午前:第4問

65歳の女性。右中大脳動脈領域の脳梗塞。発症後3日経過。ベッドサイドでの作業療法が開始された。GCS(Glasgow coma scale)はE3+V2+M5=10、血圧は不安定でギャッジアップ60°で収縮期血圧が25 mmHg低下する。背臥位では頸部が右回旋している。作業療法の初回評価として適切なのはどれか。  

1: 表在感覚

2: 端座位姿勢

3: 追視による眼球運動

4: 簡易上肢機能検査(STEF)

5: Trail Making Test(TMT)

第44回午前:第5問

65歳の女性。右中大脳動脈領域の脳梗塞。発症後3日経過。ベッドサイドでの作業療法が開始された。GCS(Glasgow coma scale)はE3+V2+M5=10、血圧は不安定でギャッジアップ60°で収縮期血圧が25 mmHg低下する。背臥位では頸部が右回旋している。この患者の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 経口摂食による嚥下訓練

2: 右から左への寝返り動作訓練

3: 上衣の更衣動作によるADL訓練

4: 声かけによるコミュニケーション訓練

5: 左上肢への感覚刺激による注意喚起訓練

第50回午後:第24問

脳卒中患者の状態を症状なしから死亡までに分類できるのはどれか。  

1: Fugl-Meyer assessment

2: GCS(Glasgow coma scale)

3: Modified Ashworth scale

4: Modified Rankin scale

5: SIAS

第45回午前:第8問

65歳の女性。左被殻出血。発症後4日。ベッドサイドでの作業療法が開始された。JCS(Japan Coma Scale)はⅠ‐1だが問いかけに対する返答に間違いが多い。初回の作業療法評価として適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: STEF

2: 関節可動域測定

3: 三宅式記銘力検査

4: カナダ作業遂行測定(COPM)

5: Brunnstrom法による運動検査