第43回午前第79問の類似問題

第40回午前:第24問

9歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。介助なしに歩行可能で、椅子からの立ち上がりも可能であるが、階段昇降はできない。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 大腿四頭筋の筋力維持訓練

2: 体幹装具装着での歩行訓練

3: 下腿三頭筋の伸張運動

4: 四つ這い移動運動

5: 徒手的胸郭拡張訓練

第46回午前:第30問

筋疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 皮膚筋炎 — 叩打ミオトニア

2: 筋強直性ジストロフィー — 有痛性強直性けいれん

3: 肢帯型筋ジストロフィー — 動揺性歩行

4: Becker型筋ジストロフィー — floppy infant

5: Duchenne型筋ジストロフィー — 翼状肩甲

第52回午後:第10問

10歳の男児。Duchenne型筋ジストロフィー。独歩不可能で、屋外は車椅子で、室内では四つ這い移動が可能。上肢に拘縮はなく、座位で上肢の使用が可能である。この時期に優先して行うべき評価はどれか。  

1: 知能検査

2: 深部腱反射

3: 神経伝導速度

4: 呼吸機能検査

5: 前腕回内外試験

第34回午前:第66問

デュシェンヌ型筋ジストロフィー症児が座位保持不能になった時期に生じやすい合併症はどれか。2つ選べ。 ア.肺 炎イ.心不全ウ.筋肉内出血エ.消化管出血オ.イレウス  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午前:第12問

20歳の男性。Duchenne型筋ジストロフィーのステージ7(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)。両上肢筋力は肩関節2−、肘関節2−、手関節2、手指3。握力は測定不能だが、右手を利き手として使っている。体幹筋力1。自力端座位は困難だが、車椅子では体幹サポートがあるため座位保持が可能で、右手でジョイスティックを用いて自操している。この患者がコップで飲水する動作を示す。コップを持ち上げる動作の説明で正しいのはどれか。 

46_0_12

1: 対称性緊張性頸反射

2: 前腕を支点としたてこ

3: 体幹前屈による慣性運動

4: コップの重さによる感覚フィードバック

5: 上肢の屈曲−回内−内旋による神経筋促通

第35回午前:第75問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーの理学療法について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 近位筋の筋力増強訓練は避ける。

2: 股関節と膝関節の屈曲拘縮の予防・改善が重要である。

3: 立位・歩行時の尖足は膝を安定させる作用がある。

4: 立位・歩行時の腰椎前弯はバランスを崩す原因となる。

5: 歩行時の上半身の左右の振れの原因は背筋の筋力低下である。

第36回午前:第28問

10歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)。誤っているのはどれか。  

1: 食事動作は自立している。

2: 車椅子の操作は可能である。

3: 四つ這いによる移動は可能である。

4: いざりによる移動は可能である。

5: 座位の保持は可能である。

第40回午前:第50問

ステージ5(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)のデュシェンヌ型筋ジストロフィー児に対する作業療法で誤っているのはどれか。  

1: トランスファーボードや広い座面の便器を使用する。

2: はき口のゆるい靴下を用いる。

3: 洗面台を使って立位で顔を洗う。

4: 車椅子操作の習熟を図る。

5: 回転式の皿の適応を検討する。

第53回午後:第8問

図はDuchenne型筋ジストロフィー患者に用いる上肢機能障害度分類(9段階法)のレベル8の状態である。自立していると考えられる活動はどれか。 

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1: パソコンのマウスを操作する。

2: スプーンを使って食べる。

3: 普通型車椅子で自走する。

4: 急須でお茶を注ぐ。

5: Tシャツを脱ぐ。

第48回午後:第9問

Duchenne型筋ジストロフィー患者。ステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の食事動作を図に示す。動作方法や環境の調整方法として適切なのはどれか。 

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1: 深い皿を使用する。

2: テーブルを高くする。

3: 柄の太いスプーンを使用する。

4: 車椅子の背シートを後ろに倒す。

5: 手関節をスプリントで固定する。

第34回午前:第53問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーステージ7(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の理学療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.漸増抵抗運動イ.関節可動域訓練ウ.呼吸訓練エ.座位保持装置による側弯予防オ.装具を用いた歩行訓練  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第35回午前:第56問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーの厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類で歩行不能となる最初のステージはどれか。  

1: ステージ2

2: ステージ3

3: ステージ4

4: ステージ5

5: ステージ6

第41回午前:第35問

8歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。動揺性歩行を呈し、手すり使用で階段昇降可能。床からの立ち上がりでは登はん性起立がみられる。この時期の理学療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.車椅子駆動練習イ.大腿四頭筋の筋力維持訓練ウ.傾斜台での下腿三頭筋の持続伸張エ.シューホーンブレース装着での歩行オ.ナイト型装具装着での立位バランス訓練  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午前:第61問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーで誤っているのはどれか。  

1: 動揺性歩行

2: トレンデレンブルグ歩行

3: 膝屈曲位での立位姿勢

4: 尖足位での立位姿勢

5: 膝に手をついての立ち上がり

第40回午後:第50問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーの筋病理所見について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.筋線維が筋線維束単位で萎縮する。イ.筋線維の直径はいずれもほぼ等しい。ウ.筋線維が結合組織や脂肪組織に置換される。エ.筋形質膜にジストロフィン蛋白がみられない。オ.リンパ球などの炎症性細胞の著しい浸潤がみられる。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第50回午前:第92問

筋強直性ジストロフィーにみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 痙縮

2: 下垂足

3: 斧状顔貌

4: ジストニア

5: 有痛性けいれん

第44回午前:第69問

Duchenne型筋ジストロフィーのステージ6(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)で、座位の作業活動で適切なのはどれか。  

1: 椅子座位で風船バレー

2: 足で板を抑えて鋸引き

3: ろくろを使った陶芸の深皿作り

4: 机上に置いた鍵盤ハーモニカの吹奏

5: 机上で木槌を用いた革細工スタンピング

第44回午前:第56問

脛骨骨折後の尖足拘縮で短縮を起こしやすい筋はどれか。2つ選べ。  

1: 前脛骨筋

2: 長指伸筋

3: 後脛骨筋

4: 長母指伸筋

5: 長母指屈筋

第42回午前:第20問

10歳の男児。図のように床から立ち上がる。筋力低下部位で正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: 大殿筋

2: 腸腰筋

3: 大腿四頭筋

4: 前脛骨筋

5: ヒラメ筋

第38回午前:第52問

12歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。四つ這いは不可能である。作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 肩関節の自動運動による関節可動域の改善

2: 肘および手指のストレッチングによる拘縮の予防

3: 椅子の工夫による座位姿勢の保持

4: パソコンによるコミュニケーション手段の確保

5: 学業や創作活動による活動量の維持