第42回午前第83問の類似問題

第53回午前:第89問

Lewy小体型認知症に伴うことが多いのはどれか。  

1: 幻視

2: 失語症

3: 高血圧

4: 聴覚障害

5: 入眠障害

  • 答え:1
  • 解説:Lewy小体型認知症は、幻視やパーキンソン症状、うつ症状、レム睡眠行動障害などが特徴的な症状として現れることが多いです。
  • 幻視はLewy小体型認知症で初期から見られやすい症状であり、この問題の正解です。
  • 失語症は言語機能の障害で、Alzheimer型認知症などで見られやすい症状ですが、Lewy小体型認知症では特に多くは見られません。
  • 高血圧は脳血管性認知症で見られやすい症状ですが、Lewy小体型認知症とは直接関係がないため、この問題の答えではありません。
  • 聴覚障害は認知症の危険因子として挙げられることがありますが、特定の認知症の型で特別に見られやすいというわけではないため、この問題の答えではありません。
  • 入眠障害はAlzheimer型認知症で見られやすい症状です。Lewy小体型認知症でも睡眠障害は見られることがありますが、特にレム睡眠行動障害が見られやすいため、この問題の答えではありません。
  • 科目:老年期障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第92問

脳腫瘍とその症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 下垂体腺腫―両耳側半盲

2: 視神経膠腫―てんかん発作

3: 髄芽腫―下垂体機能不全

4: 聴神経鞘腫―尿崩症

5: 頭蓋咽頭腫―難聴

  • 答え:1
  • 解説:この問題では、脳腫瘍とその症状の正しい組合せを選ぶ必要があります。脳腫瘍は、脳内に発生する異常な細胞の増殖によってできる腫瘍です。それぞれの腫瘍は、発生する場所や影響を与える神経や機能によって異なる症状を引き起こします。
  • 下垂体腺腫は、下垂体に発生する腫瘍で、ホルモン産生の低下や過剰、視交叉への圧迫症状(両耳側半盲)がみられやすいため、この組合せは正しいです。
  • 視神経膠腫は、一側性の視力低下や眼球突出、色覚異常などを呈する腫瘍です。てんかん発作は髄膜腫などでみられやすいため、この組合せは間違いです。
  • 髄芽腫は、小脳から発生し、第四脳室内を充満して増大するため、失調症状で発症し、閉塞性水頭症をきたして頭痛や嘔吐、意識障害を引き起こす腫瘍です。下垂体機能不全は頭蓋咽頭腫などでみられやすいため、この組合せは間違いです。
  • 聴神経鞘腫は、耳鳴や聴力障害、めまいで発症し、進行すると小脳症状や水頭症を呈する腫瘍です。尿崩症は、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫などでみられることがあるため、この組合せは間違いです。
  • 頭蓋咽頭腫は、下垂体に発生する腫瘍で、両耳側半盲や視力低下、下垂体機能低下(小人症)などを生じることがあります。難聴は聴神経鞘腫でみられやすいため、この組合せは間違いです。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午後:第90問

神経麻痺と起こり得る症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: 腋窩神経麻痺――――――下垂指

2: 肩甲上神経麻痺―――――Phalen徴候

3: 前骨間神経麻痺―――――涙滴徴候

4: 大腿神経麻痺――――――下垂足

5: 副神経麻痺―――――――翼状肩甲

  • 答え:3
  • 解説:神経麻痺は、神経が損傷されることで筋力低下や筋萎縮などの症状が現れる。正しい神経麻痺と症状の組み合わせは前骨間神経麻痺と涙滴徴候である。
  • 腋窩神経麻痺は三角筋や小円筋を支配するため、筋力低下や筋萎縮が見られる。下垂指は橈骨神経麻痺で見られるため、この組み合わせは正しくない。
  • 肩甲上神経麻痺は棘上筋や棘下筋を支配するため、肩関節運動痛や脱力、筋萎縮が見られる。Phalen徴候は正中神経の障害で見られるため、この組み合わせは正しくない。
  • 前骨間神経麻痺は長母指屈筋、示指深指屈筋、方形回内筋を支配するため、麻痺により涙滴徴候(母指と示指で正円を作ろうとしても涙滴型となる)が見られる。この組み合わせは正しい。
  • 大腿神経麻痺は腸骨筋、縫工筋、大腿四頭筋、恥骨筋、膝関節筋などを支配するため、麻痺により膝関節の伸展が障害される。下垂足は腓骨神経麻痺で見られるため、この組み合わせは正しくない。
  • 副神経麻痺は胸鎖乳突筋や僧帽筋を支配するため、麻痺により筋力低下と筋萎縮が見られる。翼状肩甲は長胸神経麻痺で見られるため、この組み合わせは正しくない。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
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第42回午前:第65問

ギラン・バレー症候群で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 脳神経は回避される。

2: 再発を繰り返すことが多い。

3: 軸索型は機能予後が不良である。

4: 重度な感覚障害を伴うことが多い。

5: 近位筋より遠位筋の障害が遷延する。

第54回午前:第47問

アテトーゼ型脳性麻痺に残存しやすい原始反射はどれか。  

1: 吸啜反射

2: 手掌把握反射

3: 陽性支持反射

4: 交叉性伸展反射

5: 対称性緊張性頸反射

第46回午前:第90問

肘部管症候群の症状で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 猿手変形

2: 鉤爪手変形

3: ボタン穴変形

4: Tinel徴候

5: 前腕近位尺側の感覚障害

第46回午前:第47問

気分障害について正しいのはどれか。  

1: 大うつ病は男性に多い。

2: 躁病の思考障害には観念奔逸がある。

3: 季節性感情障害の症状は冬に改善する。

4: 大うつ病の思考障害には思考途絶がある。

5: 仮性認知症は双極性感情障害に出現しやすい。

第50回午後:第100問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 吃音は女児に多い。

2: 分離不安障害は学童期に多い。

3: 反応性愛着障害は過度に警戒的である。

4: 反抗挑戦性障害の症状は家庭内に限局する。

5: 注意欠陥/多動性障害では成長につれて多動よりも不注意が軽快しやすい。

第37回午後:第71問

「脳が溶けてしまった。脳がからっぽだ」と訴える精神分裂病(統合失調症)患者の症状はどれか。  

1: 妄想知覚

2: 妄想着想

3: 被害妄想

4: 体感幻覚

5: 作為体験

第39回午前:第53問

左大脳半球の病変で生じにくい高次脳機能障害はどれか。  

1: 失 語

2: 失 算

3: 純粋失読

4: 観念運動失行

5: 運動維持困難

第52回午前:第48問

疾患と自助具の組合せで正しいのはどれか。  

1: 片麻痺――――――――――ボタンエイド

2: 片側上肢の切断――――――プルトップオープナー

3: 脊髄小脳変性症――――――リーチャー

4: 両側上肢の切断――――――台付き爪切り

5: アテトーゼ型脳性麻痺―――ソックスエイド

第47回午前:第83問

発症早期の多系統萎縮症で頻度が低いのはどれか。  

1: 認知症

2: 尿失禁

3: 動作緩慢

4: 起立性低血圧

5: 姿勢反射障害

第39回午前:第52問

脳卒中と比較して外傷性脳損傷に特徴的でない症状はどれか。  

1: 遷延性意識障害

2: 通過症候群

3: 注意障害

4: 失語

5: 健忘

第45回午後:第33問

脊髄小脳変性症患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 1. 彫刻

2: 2. 木工作業

3: 3. マクラメ

4: 4. 金工作業

5: 5. 張り子細工

第43回午後:第99問

心理的発達の障害に分類されるのはどれか。  

1: 抜毛症

2: 学習障害

3: チック障害

4: 分離不安障害

5: 非器質性遺尿症

第43回午後:第100問

小児の精神障害で正しいのはどれか。  

1: 多動性障害は女児よりも男児に多い。

2: 選択性緘黙は言語理解の障害を伴う。

3: 吃音は複雑性音声チックに分類される。

4: 乳児期の虐待は自閉症の原因となる。

5: 周産期の脳損傷はDown(ダウン)症の原因となる。

第34回午前:第92問

作業療法開始時に用具や材料で先の尖ったものを見ると近づいたり触れたりすることを嫌がる。この症状はどれか。  

1: 不安症状

2: 強迫症状

3: 恐怖症状

4: 心気症状

5: 幻 覚

第49回午後:第45問

双極性障害患者の作業療法においてみられやすいのはどれか。  

1: 多幸

2: 過活動

3: せん妄

4: 両価性

5: 感情失禁

第35回午前:第63問

小脳出血で失調を示す患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 手びねりで厚手の茶碗作り

2: タイルモザイクのコースター作り

3: 西洋鋸を使って木製の状差し作り

4: 重垂バンドを手首に装着して卓上機織り

5: 押しのばし技法で銅板の壁掛け作り

第55回午後:第34問

多系統萎縮症に含まれるのはどれか。2つ選べ。  

1: Shy-Drager症候群

2: 進行性核上性麻痺

3: Friedreich失調症

4: 大脳皮質基底核変性症

5: オリーブ橋小脳萎縮症