66歳の女性。左変形性股関節症。後方アプローチによる人工股関節全置換術を受けた。全荷重で術後リハビリテーション中である。退院後の生活指導として正しいのはどれか。
1: 和式トイレを使用する。
2: 椅子に座る際には足を組む。
3: 椅子は通常よりも低いものを選ぶ。
4: 床のものを拾うときには非術側を前に出す。
5: 端座位で靴にかかとを入れるときは外側から手を伸ばす。
変形性膝関節症で誤っているのはどれか。
1: 中高年の女性に多い。
2: 日本人では内反型が多い。
3: 動き始めの疼痛が特徴である。
4: 明らかな原因のない一次性が多い。
5: 進行すると脛骨が大腿に対して内旋変形する。
増悪期の多発性硬化症患者への対応で適切でないのはどれか。
1: 温浴
2: 体位変換
3: 良肢位保持
4: 視覚ガイド
5: 心理カウンセリング
80歳の女性。変形性膝関節症。人工関節全置換術後の屈曲拘縮と疼痛とがある。物理療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.紫外線イ.極超短波ウ.超音波エ.渦流浴オ.ホットパック
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
脊髄小脳変性症の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 四肢近位部への弾性緊縛帯
2: 四肢遠位部への重錘負荷
3: 膝固定装具装着での歩行訓練
4: rhythmic stabilization
5: バルーンを用いての座位訓練
変形性膝関節症の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 関節痛の軽減のため温熱療法を行う。
2: 膝内側痛の軽減のため靴に内側ウェッジを作製する。
3: 大腿四頭筋の筋力増強訓練を行う。
4: 屈曲拘縮軽減のためハムストリングスの伸張を行う。
5: 関節の荷重軽減のため杖を使用する。
変形性膝関節症の理学療法で適切でないのはどれか。
1: 膝関節痛に対するTENS
2: 膝内側痛に対する内側ウエッジ
3: 免荷のための杖
4: 減量のための自転車エルゴメーター
5: 関節支持のための膝装具
変形性股関節症で誤っているのはどれか。
1: 我が国では一次性のものが多い。
2: 体重の増加によって症状が悪化する。
3: 股関節の可動域制限が出現する。
4: 外転筋群の筋力低下が出現する。
5: 疼痛は歩き始めに出現する。
変形性膝関節症で正しいのはどれか。
1: 外側型が多い。
2: 歩き始めは痛くない。
3: 女性よりも男性に多い。
4: 膝周囲筋の筋力強化は症状を改善させる。
5: 内側型には内側が高い楔状足底板が用いられる。
慢性関節リウマチの下肢症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: 膝関節炎症再燃-アイスパック
2: 足関節荷重時動揺-テーピング
3: 膝関節荷重痛-歩行浴
4: 膝関節屈曲外反変形-CPM(持続的他動運動)装置
5: 扁平足-アーチサポート
関節リウマチの作業療法で適切でないのはどれか。
1: 低負荷の運動を行う。
2: 筋力強化には等張性収縮を利用する。
3: プログラムは日内変動に応じて遂行する。
4: 日常生活指導は対象者と家族に実施する。
5: 痛みのある時にはスプリントで安静を保つ。
関節リウマチ患者に対する生活指導で正しいのはどれか。
1: 枕は高くする。
2: 歩幅は大きくする。
3: 手関節は掌屈位を保つ。
4: 本は眼の高さに置いて読む。
5: 茶碗は指間を拡げて支える。
変形性膝関節症で人工膝関節置換術後6週経過。膝関節屈曲拘縮と運動痛とがある。物理療法で適切でないのはどれか。
慢性関節リウマチの生活指導で正しいのはどれか。
1: 疲れていない早朝に散歩を行う。
2: 多くの関節に負担をかけないよう同一肢位を心がける。
3: 大きな関節の運動は負担が大きいので小さな関節を使う。
4: 頸椎の前屈を防ぐには枕は低めのものを使う。
5: 膝の関節炎が強い場合、屈曲位を保つ。
重症度分類Ⅲ度(中等度)の脊髄小脳変性症の患者に対する生活指導で適切なのはどれか。
1: 筋力増強訓練は控える。
2: 家具の配置変更を検討する。
3: 歩隔をできるだけ狭くする。
4: 柄の細いスプーンを使用する。
5: 杖はできるだけ軽量なものを用いる。
関節リウマチの作業療法で誤っているのはどれか。
1: 日常生活指導は対象者と家族に対して実施する。
2: 痛みのある時にはスプリントの使用を避ける。
3: 日内変動に配慮してプログラムを遂行する。
4: 疲労によって痛みが増悪するため休憩をとる。
5: 筋力強化には等尺性収縮を利用した運動を用いる。
変形性股関節症に対する人工関節全置換術後早期の理学療法で正しいのはどれか。
1: 股関節を内転位に保持する。
2: 骨セメントを使用した場合は荷重開始を遅くする。
3: 術直後から車椅子移動を行う。
4: 大腿四頭筋の等尺性収縮を促す。
5: 拘縮予防のための股関節回旋の可動域訓練を行なう。
慢性関節リウマチの作業療法で誤っているのはどれか。
1: 手指に強い負荷がかからないようにする。
2: 股関節の屈曲拘縮を予防するために腹臥位をとらせる。
3: 午前中の早い時間にプログラムを実施する。
4: 自己装着可能な夜間スプリントを工夫する。
5: 等尺性運動によって筋力維持を行う。
物理療法とその適応との組合せで誤っているのはどれか。
1: 牽引-変形性頸椎症
2: 温水プール-痙性麻痺
3: 紫外線-褥 瘡
4: アイスパック-閉塞性動脈硬化症
5: 経皮的電気刺激(TENS)-腰痛症
球麻痺を伴う筋萎縮性側索硬化症患者とその家族への在宅指導で適切でないのはどれか。
1: 自己導尿
2: 摂食指導
3: 吸引器の取扱い
4: 電動車椅子操作
5: コミュニケーションエイドの使用法