第38回午後第21問の類似問題

第34回午後:第24問

細胞膜の電位について誤っているのはどれか。 ア.静止状態の膜電位は細胞内で正の電位を示す。イ.膜電位を維持するにはATPが必要である。ウ.活動電位の発生は全か無の法則(All-or-None Law)に従う。エ.活動電位を発生させる臨界の刺激強度を閾値という。オ.不応期は活動電位発生後に数分間続く。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第52回午前:第61問

細胞膜電位について誤っているのはどれか。  

1: 静止膜電位は負の値である。

2: 活動電位は全か無の法則に従う。

3: 活動電位の発火直後には不応期が存在する。

4: 脱分極で極性が正の部分をオーバーシュートという。

5: カリウムイオンは脱分極のときに細胞外から細胞内に移動する。

第55回午後:第61問

細胞について誤っているのはどれか。  

1: 細胞膜は二重膜である。

2: 細胞膜は主にリン脂質から構成される。

3: ミトコンドリアではATP生成を行っている。

4: リボソームは蛋白質とDNAから構成される。

5: Na+−K+ポンプにより細胞内のNa+は低く保たれる。

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、細胞に関する基本的な知識を問うています。細胞膜、ミトコンドリア、リボソーム、Na+−K+ポンプなど、細胞の構造や機能について理解していることが求められます。
  • 選択肢1は正しいです。細胞膜は二重膜であり、リン脂質が主成分となっています。この二重膜構造が、細胞内外の物質のやり取りを制御する役割を果たしています。
  • 選択肢2も正しいです。細胞膜は主にリン脂質から構成されており、リン脂質二重膜が細胞内外の物質のやり取りを制御する役割を果たしています。
  • 選択肢3も正しいです。ミトコンドリアは細胞内でエネルギーを生成する役割を担っており、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー分子を生成しています。このATPは、細胞内のさまざまな反応でエネルギー源として利用されます。
  • 選択肢4は誤りです。リボソームは蛋白質とRNA(リボ核酸)から構成されており、蛋白質の合成を行っています。DNA(デオキシリボ核酸)ではなく、RNAがリボソームの構成要素となっています。
  • 選択肢5も正しいです。Na+−K+ポンプは、細胞膜に存在するタンパク質で、細胞内のナトリウムイオン(Na+)濃度を低く、カリウムイオン(K+)濃度を高く保つ役割を果たしています。これにより、細胞内外のイオン濃度勾配が維持され、細胞の機能が正常に働くことができます。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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