痙直型四肢麻痺を呈する脳性麻痺児の姿勢保持の発達順で正しいのはどれか。
1: A ─ B ─ C ─ E ─ D
2: A ─ B ─ E ─ C ─ D
3: B ─ A ─ C ─ E ─ D
4: B ─ A ─ E ─ C ─ D
5: B ─ A ─ E ─ D ─ C
8歳の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。背臥位姿勢と引き起こし時に図のように対応する。この児の車椅子の設定として適切なのはどれか。
1: 座面を床面と平行にする。
2: 平面形状の座面を使用する。
3: 胸と骨盤をベルト固定する。
4: 背もたれの高さは肩までとする。
5: 背もたれの角度は床面と垂直に固定する。
12歳の女児。痙直型両麻痺。膝歩きの様子を示す。本児の異常な膝歩き動作の原因として可能性が低いのはどれか。
1: 体幹伸展筋群の過活動
2: 腹筋群の低活動
3: 股関節伸筋群の低活動
4: 股関節屈筋群の過活動
5: 股関節内転筋群の過活動
7歳の女児。痙直型片麻痺。麻痺手を補助手として使うことはできる。普段の靴下の着脱動作を写真に示す。靴下を脱ぐときの指導で適切でないのはどれか。
3歳の脳性麻痺児。抱っこでは常に図のような姿勢を示している。この児の遊びの姿勢で適切でないのはどれか。
アテトーゼ型脳性麻痺児の症状と訓練課題との組合せで適切なのはどれか。
1: 定頸不良 — 背臥位で下肢を挙上する。
2: 体幹過伸展 — 座面の高い椅子で座位を保持する。
3: 手指の過伸展 — 豆をつまむ。
4: 目と手の協調障害 — ボールプールで遊ぶ。
5: 動的バランス不良 — セラピーボールに乗って揺らす。
12歳の女児。痙直型両麻痺。膝歩きの様子(別冊No. 10)を別に示す。本児の動作を正常と比較した場合の特徴で正しいのはどれか。
1: 支持基底面が狭い。
2: 重心の側方移動が小さい。
3: 重心の位置が低い。
4: 上肢の筋緊張が低い。
5: 体幹の軸回旋が大きい。
脳性麻痺児を腹臥位にすると図のような姿勢をとった。観察できる姿勢反射はどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 緊張性頸反射
3: 交叉性伸展反射
4: ランドウ反応
5: 連合反応
脳性麻痺の痙直型両麻痺で生じやすい肢位はどれか。
1: 踵足
2: 外反母趾
3: 股関節外転位
4: 股関節外旋位
5: クラウチング肢位
図は脳性麻痺児が腹臥位におかれたときの状態を示している。この姿勢に最も影響を及ぼしているのはどれか。
1: 非対称性緊張性頸反射
2: 対称性緊張性頸反射
3: 陽性支持反応
4: 交叉性伸展反応
5: 緊張性迷路反射
脳性麻痺痙直型両麻痺児の歩行の特徴で正しいのはどれか。
1: 重心の上下動が小さい。
2: 骨盤の回旋が大きい。
3: 股関節の内旋が大きい。
4: 歩幅が大きい。
5: 歩行率が小さい。
アテトーゼ型脳性麻痺児の運動療法で適切でないのはどれか。
1: 脊柱を伸展位にして寝返り訓練
2: 緊張性頸反射の抑制
3: 頭部を正中位にして立ち上がり訓練
4: 足底を全面接地して立位バランス訓練
5: パラシュート反応を誘発して上肢の外転
脳性麻痺児を腹臥位にすると図のような姿勢をとった。観察できる姿勢反射はどれか。
1: 緊張性迷路反射
2: 緊張性頸反射
3: 交叉性伸展反射
4: モロー反射
5: 連合反応
脳性麻痺の病型と症状との組合せで誤っているのはどれか。
1: 弛緩型 - スカーフ徴候
2: アテトーゼ型 - ガラント反射
3: 痙直型 - 折りたたみナイフ現象
4: 失調型 - 安静時振戦
5: 強剛型 - 鉛管現象
7歳の男児。脳性麻痺の痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢ。床上を前方へ移動する様子を示す。考えられる状態はどれか。
1: 頭部保持能力の低下
2: 両側上肢の支持能力の低下
3: 下部体幹の支持能力の低下
4: 両側肩甲帯周囲筋の筋緊張低下
5: 左右股関節の交互分離運動能力の低下
4歳の男児。痙直型四肢麻痺。緊張性頸反射が陽性である。ボールを使った遊びの指導で適切でないのはどれか。2つ選べ。
痙直型四肢麻痺の脳性麻痺児の抱き方で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
5歳の男児。脳性麻痺。麻痺のタイプは痙直型両麻痺であり、図のように両手支持なしで座ることができる。この児で骨盤後傾を修正し、座位姿勢の改善を図るために最もストレッチが必要な筋はどれか。
1: ハムストリングス
2: 大腿筋膜張筋
3: 大腿直筋
4: 前脛骨筋
5: 薄筋
3歳の男児。痙直型右片麻痺。図に示す右上下肢の肢位に影響しているのはどれか。2つ選べ。
1: 非対称性緊張性頸反射
2: 緊張性迷路反射
3: 陽性支持反応
4: 逃避反射
5: 自動歩行
正しいのはどれか。
1: 頸髄損傷者(第4頸髄節まで機能残存)の移乗-ベルトタイプの吊り具
2: 片麻痺者(上下肢とも共同運動レベル)の入浴-片手に洗体用ミトン
3: 両上腕切断者の排便-洗浄器付き便座
4: アテトーゼ型脳性麻痺者の食事-スプリング・バランサー
5: 失調症者の更衣-リーチャー