56歳の男性。大工で上肢をよく使用する。3年前から左手の感覚障害と筋力低下を自覚していた。左手の写真を示す。図に示す装具で、この患者に必要なのはどれか。
56歳の男性。大工で上肢をよく使用する。3年前から左手の感覚障害と筋力低下とを自覚していた。左手の写真を示す。必要な装具はどれか。
1: 短対立装具
2: 虫様筋カフ
3: 肘関節装具
4: フィラデルフィアカラ—
5: コックアップ・スプリント
28歳の男性。野球のスライディングの際に右膝関節屈曲位で膝前面を強打し、疼痛が強く歩行不能になったため救急外来を受診した。治療開始から2週後のMRIを示す。治療開始から3週後。疼痛は軽減したが筋萎縮が残存している。この患者に行うべき筋力訓練で誤っているのはどれか。ただし、図の矢印は運動の方向を示している。
24歳の男性。農機具に巻き込まれて右上腕を切断した。断端長は標準断端である。図のような上腕義手を製作することとした。パーツの名称で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 胸郭バンド
2: 腋窩ループ
3: リテーナー
4: ベースプレート
5: ケーブルハウジング
腱板不全断裂の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 急性期は三角巾による局所の安静
2: 肩甲胸郭関節の可動域訓練
3: 滑車を用いた肩関節可動域維持
4: 肩甲上腕リズムの再学習訓練
5: 重錘を用いた上肢挙上運動
腕神経叢の損傷部位を図に示す。臨床所見はどれか。2つ選べ。
1: 三角筋筋力低下
2: 上腕二頭筋筋力低下
3: 腕橈骨筋筋力低下
4: 前腕橈側感覚鈍麻
5: 中指感覚鈍麻
40歳の男性。機械による手指屈筋腱断裂。術後、手関節掌屈位30°、MP関節屈曲位50°及びPIP・DIP関節ともに完全伸展位で4週間固定後、作業療法を開始した。固定中も手指屈筋の自動運動は行っていた。開始時の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 上肢帯の粗大運動
2: 手関節背屈筋の自動運動
3: 手関節屈筋の抵抗運動
4: MP関節伸展の等尺性運動
5: PIP・DIP関節の個別の関節可動域訓練
25歳の男性。野球の試合で走塁中に右大腿後面に違和感と痛みとを生じ、近くの整形外科を受診した。大腿部エックス線写真では骨折を認めなかった。現時点の対応で適切でないのはどれか。
1: 下肢の挙上
2: 浮腫の予防
3: アイシング
4: 超音波照射
5: 弾性包帯での圧迫
65歳の女性。左変形性股関節症。3年前からの左股関節痛に対して後方侵入法で人工股関節置換術を受けた。術後のエックス線写真を示す。手術後3週までの患側の理学療法で正しいのはどれか。
1: 立ち上がり動作は股関節内旋位で行う。
2: 術後翌日から等尺性筋力増強練習を開始する。
3: 術後3日間はベッド上安静とする。
4: 術後2週は股関節を45度以上屈曲しない。
5: 術後3週は免荷とする。