第48回午後第3問の類似問題

第47回午後:第43問

Parkinson病患者で早期に困難となる動作はどれか。ただし、いずれの動作も上肢での代償はないものとする。  

1: 寝返り

2: 平地歩行

3: 階段の昇り

4: 端座位の保持

5: 椅子からの立ち上がり

第53回午後:第32問

中等度の片麻痺患者に対する前開きカッターシャツの着衣動作指導の導入として正しいのはどれか。  

1: 立位保持が可能となってから開始する。

2: ぴったりしたサイズのものを選択する。

3: 非麻痺側の袖から通す。

4: 麻痺側の袖は肩まで引き上げる。

5: ボタンは真ん中から留める。

第44回午前:第63問

Parkinson病患者の歩行の特徴はどれか。2つ選べ。  

1: 立脚側への体幹の側屈

2: 腕振りの消失

3: 体幹の前屈

4: 反張膝

5: 下垂足

第38回午前:第53問

脳卒中患者の障害と徴候との組合せで誤っているのはどれか。  

1: シャツの袖をうまく通せない-着衣失行

2: 知っている人なのに声を聞かないとわからない-相貌失認

3: 指示による閉眼維持が困難である-運動維持困難

4: 移動時に左にある物にぶつかる-左半側無視

5: 麻痺がないのに指で模倣ができない-観念失行

第35回午前:第31問

図に示す立ち上がり動作手順と疾患(障害)との組合せで誤っているのはどれか。 

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1: 左片麻痺

2: パーキンソン病

3: 腰髄損傷(第3腰髄節まで機能残存)

4: 筋ジストロフィー

5: 小脳性失調症

第43回午前:第22問

65歳の男性。Parkinson病。両上肢の振戦、全身のこわばり及びすくみ足現象がある。入院中の薬物療法と運動療法によって室内歩行が可能になったが、転倒の危険がある。退院前指導として適切でないのはどれか。  

1: 便所に手すりを設置する。

2: 掛け布団を軽いものに変える。

3: 歩行開始前に柔軟体操を行う。

4: 便座の高さを膝の位置よりも高くする。

5: 床のじゅうたんを柔らかいものに変える。

第49回午後:第8問

60歳の男性。Parkinson病。3年前に右手の振戦で発症し、2年前から左足と左手の振戦を認めている。最近、前かがみが強くなり、腹部が締めつけられるような感覚を生じることがある。独歩は可能。事務仕事を継続している。外来時の指導で適切なのはどれか。  

1: 呼吸法

2: 毎日10分間の散歩

3: 体幹コルセットの装着

4: 四肢の高負荷筋力トレーニング

5: 肩甲帯と体幹を大きく動かす運動

第43回午前:第72問

Parkinson病のすくみ足への対処法で誤っているのはどれか。  

1: 常に同じ側の足から踏み出させる。

2: 一旦、足を後ろへ引いてから踏み出させる。

3: 「いち、に」などの声を出しながら踏み出させる。

4: 床にはしご状の目印を付けてまたがせる。

5: 目標物を注視させて歩かせる。

第53回午後:第17問

70歳の男性。3年前に右手の振戦によってParkinson病を発症し、在宅で治療を行っている。ADLは自立していたが、1か月前に風邪をひいてから歩く速さが遅くなり、歩行の際に一歩めが思うように前に出ず、歩き出してからも前方に転びそうになることが多いという。在宅での理学療法における歩行指導で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 両下肢に弾性包帯を装着する。

2: 足関節に重錘バンドを装着する。

3: 一歩目を小さく前に出すよう指導する。

4: 床にはしご状の目印を付けてまたがせる。

5: かけ声などをかけてもらいながら歩くよう指導する。

第46回午後:第32問

Parkinson病患者のADL指導で適切なのはどれか。  

1: 階段よりも傾斜路を利用する。

2: 食事には手関節固定装具を用いる。

3: 下衣の更衣はできるだけゆっくり行う。

4: 浴槽のへりの高さは洗い場の高さに合わせる。

5: 起き上がり動作の開始には視覚的外部刺激を利用する。

第54回午前:第90問

Parkinson病でみられないのはどれか。  

1: 便秘

2: 運動失調

3: 動作緩慢

4: 静止時振戦

5: レム睡眠行動障害

  • 答え:2
  • 解説:Parkinson病は、自律神経障害や運動障害、睡眠障害など様々な症状が見られる疾患です。運動失調はParkinson病では一般的には見られない症状で、オリーブ橋小脳萎縮症など他の疾患が疑われます。
  • 便秘はParkinson病で見られる自律神経障害の一つです。脂漏性顔貌、起立性低血圧、神経因性膀胱なども自律神経障害の症状として見られます。
  • 運動失調はParkinson病では一般的には見られない症状です。運動失調が見られる場合、オリーブ橋小脳萎縮症など他の疾患が疑われます。
  • 動作緩慢はParkinson病の典型的な症状で、無動や動作が遅くなる様子が見られます。
  • 静止時振戦はParkinson病の特徴的な症状で、5 Hz前後の振戦が見られます。
  • レム睡眠行動障害は、夢内容の行動化が見られる症状で、寝言や上下肢の動き、攻撃的・暴力的な行動などが生じます。原因不明の特発性と、他疾患を背景とする症候性に大別されますが、症候性の原因としては、Parkinson病やLewy小体型認知症などが多い。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第10問

図は筋ジストロフィー症のかぶりシャツ着衣動作である。この動作を可能にしている運動で適切でないのはどれか。 

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1: 頸部伸展

2: 体幹側屈

3: 肩関節屈曲

4: 肘関節屈曲

5: 手指屈曲

第44回午前:第47問

脳血管障害片麻痺患者の更衣指導で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 靴下は座位ではく。

2: 靴下の着脱の導入はソックスエイドを用いる。

3: 下衣は非麻痺側下肢から先に通す。

4: 前開き式上衣は先に麻痺側の上肢を通す。

5: かぶり式上衣は先に非麻痺側の上肢を通す。

第46回午後:第31問

脳卒中片麻痺患者のADL訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 更衣動作の前開きシャツは、非麻痺側上肢から着る。

2: 移動動作では、車椅子を麻痺側上下肢で操作する。

3: 更衣動作訓練の導入時には、丸首シャツを用いる。

4: 洗体動作では、長めのループ付きタオルで背中を洗う。

5: トイレ動作では、壁のL字型手すりを使って移乗する。

第36回午前:第61問

パーキンソン病(ヤールの重症度分類ステージIII)の女性の更衣動作指導で適切でないのはどれか。  

1: 前開きシャツよりもかぶりシャツを勧める。

2: ボタンエイドよりもベルクロボタンを勧める。

3: フックなしブラジャーよりも前フック型のものを勧める。

4: キュロットよりも巻きスカートを勧める。

5: ハイソックスよりも足首までのソックスを勧める。

第44回午前:第10問

72歳の男性。Parkinson病。Yahrの重症度分類ステージIVである。この患者に自分で行うように指導する内容で適切なのはどれか。  

1: 手足のつめ切りを行う。

2: 更衣のときにボタンがけを行う。

3: 低めの洋式便座を用いて排便を行う。

4: 食事のときには頸部伸展位で飲み込む。

5: ベッド端から下肢を下ろして起き上がる。

第44回午前:第51問

歩行に介助が必要なParkinson病患者の指導で適切なのはどれか。  

1: 段差はスロープにする。

2: 居室に厚めのじゅうたんを敷く。

3: 歩行リズムに合わせて声かけをする。

4: すくみ足には両手を引いて下肢の振り出しを導く。

5: 自主訓練として立位での体幹前後屈運動を指導する。

第49回午前:第27問

Parkinson病のすくみ足を改善させる方法はどれか。  

1: 足下を注視する。

2: 体幹を屈曲する。

3: 踵を持ち上げる。

4: 一歩目を小さく前に出す。

5: 床に引かれた横線をまたぐ。

第45回午前:第92問

Parkinson病で認められるのはどれか。2つ選べ。  

1: 反張膝

2: 前傾姿勢

3: 突進歩行

4: 大殿筋歩行

5: はさみ足歩行

第48回午前:第11問

60歳の男性。10年前にParkinson病と診断された。日常生活は自立している。すくみ足のため自宅で頻回に転倒するようになった。この患者に対する指導で適切なのはどれか。  

1: スリッパを履くよう勧める。

2: 足関節に重錘バンドを装着する。

3: T字杖歩行を指導する。

4: 車椅子での移動を指導する。

5: 自宅での手すり設置の場所を指導する。