統合失調症で現れにくいのはどれか。
1: 幻声
2: 思考奪取
3: 被影響体験
4: 解体した会話
5: 夜間の意識変容
52歳の男性。統合失調症。精神科病院に5年間入院している。作業療法が開始され、作業遂行の特徴と問題解決技能とを評価する目的で、箱づくり法を行うことになった。箱の作成過程で、患者から見本提示の希望があった場合、見本を段階的に提示する順序で正しいのはどれか。
1: A→B→C→D
2: B→C→D→A
3: C→D→A→B
4: D→A→B→C
5: A→C→B→D
転換性障害患者に対する作業療法の留意点で適切でないのはどれか。
1: 不安感の緩和
2: 生活リズムの安定化
3: 身体症状の解釈
4: 意欲の向上
5: 家族関係の調整
統合失調症になく躁病にあるのはどれか。
1: 病識欠如
2: 精神運動興奮
3: 観念奔逸
4: 思考途絶
5: 誇大妄想
統合失調症の症状で誤っているのはどれか。
1: 連合弛緩
2: 思考制止
3: 思考吹入
4: 自生思考
5: 考想化声
統合失調症について正しいのはどれか。
1: 症状寛解後は薬物治療を中止する。
2: 家族心理教育を行うことで再発率が低下する。
3: 精神病未治療期間の長短は予後と無関係である。
4: 服薬自己管理の練習は急性増悪期から開始する。
5: 障害者試行雇用〈トライアル雇用〉の対象にはならない。
神経症性障害患者の作業療法導入時の評価で最も重視すべきなのはどれか。
1: 就労関連技能
2: 身辺処理能力
3: 精神内界の葛藤
4: 基本的な心身機能
5: 症状への対処方法
てんかん患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: その日の体調を確認する。
2: 発作の作業への影響をみる。
3: 発作時の対応を明確にしておく。
4: 長時間を要する作業を設定する。
5: 集団作業療法を取り入れる。
身体表現性障害の患者に対する作業療法で最も適切なのはどれか。
1: 現実検討能力を高める。
2: 不安な気持ちを解釈する。
3: 集団作業療法を基本とする。
4: 対人関係能力の向上を図る。
5: 感情表現を促す活動を提供する。
気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。
1: 作業能率の低下
2: 作業種目への執着
3: 評価への高い関心
4: 複雑な作業への困惑
5: 失敗へのこだわり
器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。
1: 他の患者との交流は避ける。
2: 変化のある作業種目を選択する。
3: 誤った言動は理論的に正す。
4: 作業の誤りはまとめて訂正する。
5: 楽しみの要素を取り入れる。
回復期前期の統合失調症患者に対する作業療法で適切なのはどれか。
1: 身体感覚を促すための身体運動を行う。
2: 現実検討を促すためのミーティングを行う。
3: 対人交流技能を促すためのSSTを行う。
4: 自立生活を促すための就労準備訓練を行う。
5: 地域参加を促すための社会活動を行う。
正しい組合せはどれか。
1: 統合失調症-もうろう状態
2: うつ病-感情鈍麻
3: パニック障害-思考散乱
4: ナルコレプシー-睡眠麻痺
5: アルコール精神病-自生思考
作業療法導入時の注意欠如・多動性障害の患者に対する配慮として正しいのはどれか。
1: ルールや禁止事項を数多く設ける。
2: 他者と共同で行う作業を提供する。
3: 失敗体験を基にした動機づけを図る。
4: 不適応反応時の落ち着ける場所を確保する。
5: 周囲からの刺激を受けやすい環境を設定する。
回避性パーソナリティ障害患者の作業療法導入期の対応について適切なのはどれか。
1: 共同作業を促す。
2: 衝動発散を促す。
3: 種目選択は患者に任せる。
4: 作業の誤りを修正させる。
5: 枠組みの明確な作業を提供する。
認知症患者に対する作業プログラムを作成する上での留意点で適切なのはどれか。
1: 活動の時間帯は覚醒水準に応じて設定する。
2: 新しい事に挑戦していくような活動を用いる。
3: 活動は多少幼稚になっても、可能な限り単純化する。
4: 生活史よりも、現在の状態を重視して活動を選択する。
5: 患者同士で作品への感想を述べ合う場面は作らないようにする。
16歳の女子。統合失調症。高校入学後、人の目を気にするようになり、被害的な言動が出現するようになった。文化祭時に興奮状態となり入院となった。入院10日後、症状は徐々に落ち着いてきたが敏感さが残る。この時点で作業療法が処方された。作業療法導入時の対応で適切でないのはどれか。
1: 短時間から開始する。
2: 個別で対応する。
3: 単純な作業から導入する。
4: 学校での様子を聴取する。
5: 疲労感を確認する。
正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する認知症患者への介入法はどれか。
1: 作業回想法
2: ユマニチュード
3: ルーティン化療法
4: バリデーション療法
5: リアリティオリエンテーション
躁病患者の軽躁状態に対する作業療法の目標で適切でないのはどれか。
1: 過活動性の抑制
2: 計画性の獲得
3: 攻撃性の発散
4: 興味・関心の拡大
5: 集団内での適応
うつ病患者の作業療法でみられやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 1. 責任感の低下
2: 2. 評価への無関心
3: 3. 几帳面な取り組み
4: 4. 手順と段取りの混乱
5: 5. 仕上がりへのこだわり