第42回午前第10問の類似問題

第34回午前:第17問

50歳の女性。慢性関節リウマチでスタインブロッカーのステージIII、クラスII。発症後2年経過。両膝に外反変形、両外反母趾がある。両手関節の痛みは強く、腫脹もあるが、平行棒内での歩行は可能。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 関節保護

2: 靴インサートの製作

3: 体幹伸筋群を中心とした筋力増強

4: 低い椅子からの立ち上がり訓練

5: 歩行器での歩行訓練

第57回午後:第13問

65歳の女性。左変形性股関節症。3年前からの左股関節痛に対して後方侵入法で人工股関節置換術を受けた。術後のエックス線写真を示す。手術後3週までの患側の理学療法で正しいのはどれか。 

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1: 立ち上がり動作は股関節内旋位で行う。

2: 術後翌日から等尺性筋力増強練習を開始する。

3: 術後3日間はベッド上安静とする。

4: 術後2週は股関節を45度以上屈曲しない。

5: 術後3週は免荷とする。

第52回午前:第7問

30歳の男性。スキーで転倒して受傷した。エックス線写真を示す。肩脱臼整復後に肩関節内転・内旋位で固定されたが、上腕の外側上部に感覚鈍麻を訴えた。合併症の神経麻痺はどれか。 

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1: 腋窩神経

2: 肩甲上神経

3: 肩甲下神経

4: 尺骨神経

5: 正中神経

第39回午前:第76問

疾患と術後理学療法との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 頸椎椎間板ヘルニア-頸椎モビライゼーション

2: 反復性肩関節前方脱臼-肩甲下筋ストレッチング

3: 肘部管症候群-手内筋筋力強化

4: コーレス骨折-自己他動的手関節伸展運動

5: 上腕骨頸部(近位部)骨折-コッドマン体操

第40回午前:第24問

9歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。介助なしに歩行可能で、椅子からの立ち上がりも可能であるが、階段昇降はできない。この時期の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 大腿四頭筋の筋力維持訓練

2: 体幹装具装着での歩行訓練

3: 下腿三頭筋の伸張運動

4: 四つ這い移動運動

5: 徒手的胸郭拡張訓練

第49回午後:第23問

Danielsらの徒手筋力テストにおける段階4の検査で、検査する運動と抵抗を加える部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 股関節伸展 ― 下腿遠位部後面

2: 股関節屈曲 ― 大腿近位部前面

3: 股関節屈曲位からの外転 ― 下腿遠位部外側面

4: 股関節内転 ― 大腿遠位部内側面

5: 股関節外旋 ― 下腿遠位部外側面

第43回午前:第12問

78歳の女性。布団を持ち上げようとした際、背部から腹部への強い帯状痛を生じ、寝返りも困難となったため入院となった。入院時のエックス線写真AとMRI写真Bを示す。この患者がベッド上で行う理学療法で適切でないのはどれか。 

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1: 両側下肢への弾性ストッキングの着用

2: 背臥位で砂のうを用いた両上肢の筋力強化

3: 足関節の底背屈自動運動

4: 重錘バンドを用いた下肢伸展挙上運動

5: コルセットを装着しての背臥位での殿部挙上運動

第42回午前:第61問

上腕切断者に対する義手の適合検査で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 20 kgの下垂力に対してソケットが30 mm滑った。

2: コントロールシステム操作方式の効率は60%であった。

3: 義手装着時の肘継手の能動屈曲角度が120°であった。

4: 肘継手を屈曲するために必要な力は4.5 kgであった。

5: 肘継手を屈曲するために必要な肩関節の屈曲は30°であった。

第45回午後:第11問

25歳の男性。20日前にオートバイ事故で搬入され、びまん性軸索損傷と診断された。意識は清明。物事の優先順位をつけて行動できず、1つの事にこだわってしまう。この患者に対する作業療法の活動内容で適切なのはどれか。  

1: 工程が反復する活動

2: 他者と行う集団活動

3: 工程が少なく展開が明確な活動

4: 完成まで時間がかかる創作活動

5: 多人数で役割を選択できる活動

第35回午前:第50問

頸髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)患者の車椅子動作で自立困難なのはどれか。  

1: ベッドからの側方移乗

2: ベッドからの前方移乗

3: 洋式便器からの移乗

4: 床からの移乗

5: 乗用車からの移乗

第54回午後:第5問

20歳の男性。肩関節の疼痛を訴えている。図に示した状態から手背を腰部から離すように指示したところ、離すことができなかった。筋力低下が疑われるのはどれか。 

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1: 棘下筋

2: 棘上筋

3: 肩甲下筋

4: 小円筋

5: 上腕二頭筋

第44回午前:第85問

長下肢装具の適応はどれか。  

1: 筋萎縮性側索硬化症

2: 第2腰髄残存レベルの脊髄損傷

3: 関節リウマチで人工膝関節置換術後

4: 外傷性股関節後方脱臼で坐骨神経麻痺

5: 下肢Brunnstrom法ステージIVの脳卒中片麻痺

第57回午前:第13問

76歳の女性。脛骨高原骨折。転倒して受傷し、人工骨を用いた手術を施行された。術後のエックス線写真を示す。術後の理学療法で正しいのはどれか。 

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1: 術後翌日から極超短波治療を行う。

2: 術後翌日から足関節自動運動を行う。

3: 術後翌日から膝関節伸展の等張性筋力増強練習を行う。

4: 術後2週からCPMを行う。

5: 術後2週から全荷重歩行を行う。

第50回午前:第4問

38歳の男性。オートバイ運転中に転倒し腰背部を強打して、脊髄損傷と診断された。T12以下の感覚鈍麻を認める。筋力はMMTで上肢はすべて5、下肢はすべて0である。肛門周囲の感覚は残存している。この患者のASIA機能障害尺度はどれか。  

1: A

2: B

3: C

4: D

5: E

第54回午後:第6問

30歳の女性。断端長25%残存の左前腕切断。肘関節が屈曲30°に制限されている。屈曲運動を補い、腹部前面での両手動作を可能にするため能動義手を作製する。ソケットと肘継手の組合せで正しいのはどれか。  

1: 差し込み式前腕ソケット ――――― 倍動肘ヒンジ継手

2: 前腕用スプリットソケット ―――― 倍動肘ヒンジ継手

3: ノースウエスタン式前腕ソケット ― 能動単軸肘ヒンジ継手

4: ミュンスター式前腕ソケット ――― 軟性たわみ式継手

5: ミュンスター式前腕ソケット ――― 能動単軸肘ブロック継手

  • 答え:2
  • 解説:この患者は前腕極短断端であり、肘関節が屈曲30°に制限されているため、前腕用スプリットソケットと倍動肘ヒンジ継手の組み合わせが適切である。
  • 差し込み式前腕ソケットは長断端~中断端に適用するが、極短断端用ではない。倍動肘ヒンジ継手は前腕極短断端に用いるが、ソケットが適切ではない。
  • 前腕用スプリットソケットは前腕極短断端に用い、肘屈曲制限を補う倍動肘継手と併用する。この組み合わせが正しい。
  • ノースウエスタン式前腕ソケットは前腕中断端~長断端に適用し、能動単軸肘ヒンジ継手は前腕中断端~短断端に用いられる。しかし、いずれも極短断端用ではない。
  • ミュンスター式前腕ソケットは前腕極短断端~短断端に適用するが、軟性たわみ式継手は前腕中断端~長断端、手関節離断で用いるため、肘継手が極短断端には適さない。
  • ミュンスター式前腕ソケットは極短断端に適用するが、能動単軸肘ブロック継手は上腕義手や肩義手、肩甲胸郭間切断用義手に用いるもので、極短断端には適さない。
  • 科目:義肢・装具・支援機器・自助具等
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
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第35回午前:第21問

62歳の男性。心筋梗塞発症当日に入院。発症後3日から理学療法を開始している。合併症はない。発症後5日の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: ベッド上での肘関節自動運動

2: ベッド上での足関節自動運動

3: 両下肢の他動運動

4: ギャッチベッド上での座位

5: ブリッジ運動

第47回午後:第4問

28歳の男性。交通事故による頭部外傷のため入院した。作業療法が開始され、4か月が経過した。四肢に運動麻痺や感覚障害を認めず、歩行は自立している。日中はボーッとして過ごすことが多いが、促されると日課を行う。今日の日付を聞くと、カレンダーを見てようやく答えることができる。病棟と作業療法室の行き来では、今いる場所や行き先が分からなくなるので見守りが必要である。現時点の頭部CTを示す。この患者の状態を評価するのに適切でないのはどれか。 

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1: TMT

2: MMSE

3: WCST

4: 線分抹消検査

5: 線分2等分検査

第49回午前:第23問

Danielsらの徒手筋力テストにおける段階2の検査で、検査する筋と測定肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 腸腰筋 ― 背臥位

2: 中殿筋 ― 背臥位

3: 大腿四頭筋 ― 腹臥位

4: 縫工筋 ― 背臥位

5: ヒラメ筋 ― 側臥位

第45回午後:第5問

18歳の男性。サッカーの試合中に方向転換しようとして膝関節をひねり、疼痛のため歩行不能となった。翌日に撮像したMRIを示す。この患者で認められないのはどれか。 

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1: 膝蓋跳動

2: Nテスト陽性

3: 前方引き出し徴候

4: 後方引き出し徴候

5: ラックマンテスト陽性

第42回午前:第29問

58歳の女性。先天性股関節脱臼で小児期にリーメンビューゲル装具で加療した。10年前から歩行時に左股関節痛があった。痛みは進行し、1年前から杖が必要となり、靴下の着脱も困難となったため手術を受けた。股関節の術前と術後のエックス線単純正面像(別冊No.4A、B)を別に示す。術後の理学療法で誤っているのはどれか。 

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1: 術後2日目から中殿筋の筋力強化を行う。

2: 術後3日目から全荷重を開始する。

3: 術後10日目から水中運動療法を行う。

4: 入院中から靴下の着脱は外旋位で行うよう指導する。

5: 退院後も低いソファーに座ることを避ける。