統合失調症の患者が「不気味な何かが起こりそうだ」と不安緊迫感を訴えた。この症状はどれか。
1: 考想伝播
2: 作為体験
3: 妄想気分
4: 妄想知覚
5: 連合弛緩
てんかん患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: その日の体調を確認する。
2: 発作の作業への影響をみる。
3: 発作時の対応を明確にしておく。
4: 長時間を要する作業を設定する。
5: 集団作業療法を取り入れる。
51歳の女性。パート勤務。職場で突然、動悸がして息苦しくなり口をパクパク開けて過呼吸となった。「出勤するとまた発作が起こりそうだ」と言って自宅に閉じこもっている。この患者の症状で考えられるのはどれか。
1: 適応障害
2: 身体化障害
3: 解離性昏迷
4: パニック障害
5: 急性ストレス反応
うつ病患者の訴えで少ないのはどれか。
1: 「頭が締めつけられる」
2: 「決められない」
3: 「いらいらする」
4: 「迷惑をかけている」
5: 「周りが恐ろしい」
気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。
1: 疲れやすい。
2: 頑張り過ぎる。
3: 失敗にこだわる。
4: 興味が移りやすい。
5: 意思決定が苦手である。
神経症性障害の作業療法場面でみられないのはどれか。
1: 注意転導
2: 過換気症候群
3: 解離症状
4: 演技的行動
5: 強迫行為
13歳の男子。恐怖症性不安障害。父親の転勤で中学転校時から、漠然とした不安感情が表れるようになった。ある日、授業中に動悸や息切れがひどくなり発作性の震えが出現、養護教諭のすすめで精神科クリニックを受診した。その後、不安発作が激しくなり不登校の日が続いた。主治医・両親・患者・学校側との相談の結果、クリニック付設デイケアに参加することになった。デイケア開始時に治療者が留意する点で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 年齢を考慮し他のメンバーには紹介しない。
2: 年齢を考慮しプログラムはスタッフが決める。
3: 発作時の対処をスタッフ間で話し合う。
4: 患者と治療設定を確認し合う。
5: 不登校と発作の関係を聴く。
厳粛な場所で「バカヤロー」と叫んでしまわないか、繰り返し気にしている患者の病態はどれか。
1: 社会恐怖
2: 広場恐怖
3: 解離性障害
4: 強迫性障害
5: 身体化障害
薬物依存で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: パニック障害になりやすい。
2: 強迫性障害の人が陥りやすい。
3: 薬物摂取の自制が困難である。
4: 使用頻度と使用量は反比例する。
5: 薬物中止によって離脱症状が出現する。
32歳の男性。通勤途中に突然激しい動悸や息苦しさ、めまいとともに、このまま死んでしまうのではないかという強い不安に襲われた。これらの症状は数分で消失したが、その後もたびたび同様の状況に陥った。また同じような強い不安に襲われるのではないかという恐れから、列車や飛行機の1人での利用ができなくなっている。考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 適応障害
2: 広場恐怖
3: 社交恐怖
4: パニック障害
5: 急性ストレス反応
統合失調症患者の作業療法場面での行動特徴で誤っているのはどれか。
1: とっさの判断を求められると戸惑う。
2: 特定の作業活動に執着する。
3: 同時に二つの課題を与えられると混乱しやすい。
4: 新しいものに慣れるまで時間がかかる。
5: 計画的に物事を進めることが困難である。
作業療法中にみられるてんかん患者の発作症状でないのはどれか。
1: 虚空を注視する。
2: 強い執着性を示す。
3: 眼球が共同偏向する。
4: 突然に会話を停止する。
5: 急に立ち上がって歩きまわる。
認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 慣れた作業環境で行う。
2: なじみのある作業を選ぶ。
3: 理解力に応じた指示にする。
4: 休憩の取り方は患者に任せる。
5: 単純な行程の種目を選ぶ。
家族がすぐにでも病気になるのではないか、という心配を繰り返し訴えるのはどれか。
1: 解離性障害
2: 強迫性障害
3: 社交(社会)不安障害
4: 全般性不安障害
5: 広場恐怖
物質依存の患者の作業場面でみられないのはどれか。
1: 1. 攻撃性
2: 2. 焦燥感
3: 3. 高い要求水準
4: 4. 耐久性の低下
5: 5. 他者への無関心
13歳の男子。恐怖症性不安障害。父親の転勤で中学転校時から、漠然とした不安感情が表れるようになった。ある日、授業中に動悸や息切れがひどくなり発作性の震えが出現、養護教諭のすすめで精神科クリニックを受診した。その後、不安発作が激しくなり不登校の日が続いた。主治医・両親・患者・学校側との相談の結果、クリニック付設デイケアに参加することになった。2か月して不安発作も落ち着き、新学期には登校を再開する予定になったが、本人は不安を述べている。この時点での対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 両親に登校の必要性を説得してもらう。
2: スタッフの付き添いで登校する。
3: 教師に自宅へ迎えに行くように依頼する。
4: スタッフが定期的に面接する。
5: 登校できない時はデイケアに参加する。
精神科作業療法の適応にならないのはどれか。
1: せん妄状態の患者
2: 攻撃的な患者
3: 好褥的な精神分裂病(統合失調症)患者
4: 希死念慮のある抑うつ状態の患者
5: 不潔恐怖のある患者
強迫神経症患者の作業療法で確認行為がみられたとき、作業療法士の対応で適切なのはどれか。
1: 作業種目を変更する。
2: 作業を中断させる。
3: その日の作業療法を中止する。
4: 行為をやめるように話す。
5: 行為を静観する。
気分障害(うつ状態)の患者の作業療法中にみられないのはどれか。
1: 作業能率の低下
2: 作業種目への執着
3: 評価への高い関心
4: 複雑な作業への困惑
5: 失敗へのこだわり
雑踏の中で強い不安が生じ、その場所を避けるようになるのはどれか。
1: 適応障害
2: 解離性障害
3: 強迫性障害
4: 広場恐怖症
5: 社交恐怖症