第35回午前第75問の類似問題

第37回午前:第89問

器質性精神障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 他の患者との交流は避ける。

2: 変化のある作業種目を選択する。

3: 誤った言動は理論的に正す。

4: 作業の誤りはまとめて訂正する。

5: 楽しみの要素を取り入れる。

第35回午前:第62問

脳血管障害の回復期で活動性・自発性の低下がみられる患者への対応として適切でないのはどれか。  

1: 共同作業を通して患者の意向が表出できるように設定する。

2: 自信が得られるように難しい課題を設定する。

3: 小グループの中で小さな役割を果たす機会を設定する。

4: 短時間で完成する作業を通して達成感が得られるように設定する。

5: 患者や家族との間で現実的な目標を話し合う。

第39回午前:第85問

躁病患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 活動の区切りを短時間に設定する。

2: 複数の活動を同時進行で行う。

3: 患者間の言語的交流を促す。

4: 注意・指導は頻回にする。

5: 直面する課題の自己解決を促す。

第35回午前:第29問

65歳の男性。老年期うつ病。妻と2人暮らし。会社を定年退職後、不眠および食欲不振などの体調不良を訴え始める。些細なことを気にするようになり、「簡単なことも出来なくなっている。物忘れがひどくなった。痴呆ではないか。」などと言ってふさぎ込んでいる。家族も対応に困り入院となった。入院後1か月で睡眠がとれるようになったが、抑うつ気分は続いている。この時点で作業療法が処方された。作業療法開始時の留意点で適切なのはどれか。  

1: 作業能力検査を実施する。

2: 病前に得意であった活動を導入する。

3: 物忘れへの対応を実施する。

4: その都度元気づけをする。

5: 徐々にグループ参加へ方向づける。

第50回午後:第44問

長期入院後の統合失調症患者の就労における作業内容として適切なのはどれか。  

1: 対人交流が多い。

2: 精密な作業を含む。

3: 勤務時間の変更が多い。

4: スピードを求められない。

5: 自身の判断で手順を決められる。

第39回午前:第80問

痴呆性老人の問題行動への対応で適切なのはどれか。  

1: 離院した時には厳格な態度で接する。

2: 異物を食する人の近辺には危険物を置かない。

3: 物盗られ妄想の人には事実でないことを説得する。

4: 収集癖のある人が物を拾ったらその場で取り上げる。

5: 攻撃的言動がある人は活動への参加を断る。

第37回午前:第91問

躁病患者の軽躁状態に対する作業療法の目標で適切でないのはどれか。  

1: 過活動性の抑制

2: 計画性の獲得

3: 攻撃性の発散

4: 興味・関心の拡大

5: 集団内での適応

第43回午前:第84問

慢性期統合失調症患者に作業療法を導入する際の留意点で適切でないのはどれか。  

1: それまでの患者の生活パターンを保つ。

2: 複数の課題を提示する。

3: 何もしなくてもよいことを保障する。

4: 段階づけができる工程を準備する。

5: 完成品の見本を見せながら手順を話す。

第41回午前:第86問

慢性期統合失調症患者に作業療法を導入する際の留意点で適切でないのはどれか。  

1: 患者の生活パターンを保つ。

2: いくつかの課題を提示する。

3: 何もしなくてもよいことを保障する。

4: 段階づけができる工程を準備する。

5: 完成品を見本に手順を話す。

第36回午前:第94問

老年期精神障害者に対する作業療法面接で適切でないのはどれか。  

1: 情緒的なメッセージを読みとる。

2: 面接時間は長く設定する。

3: 疲労を避ける工夫をする。

4: 身体的な訴えも聴く。

5: 生活史を聴き取る。

第35回午前:第89問

うつ病患者の作業療法中に観察される特徴で誤っているのはどれか。  

1: 脱線しやすい。

2: 自己決定力が低下する。

3: 自己卑下感を抱く。

4: 無理をしやすい。

5: 依存心が高まる。

第44回午前:第64問

高齢者の病態と作業療法との組合せで適切なのはどれか。  

1: 難 聴 − かん高い声で話しかける。

2: 白内障 − 陽の当たる明るい場所は避ける。

3: うつ症状 − 激励する様に話しかける。

4: 骨粗鬆症 − 腰痛時は体幹前屈位を勧める。

5: 記銘力低下 − 課題を早めに変更する。

第38回午前:第85問

躁病患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 非構成的な作業を提供する。

2: 作業種目は本人が決める。

3: リーダーの役割を提供する。

4: 作業回数は本人が決める。

5: 行動範囲の枠を決める。

第39回午前:第79問

器質性精神障害患者に対する作業療法開始時の作業適用で適切でないのはどれか。  

1: 作業工程が単純なものを選ぶ。

2: 個別プログラムから始める。

3: 知的水準を確認しておく。

4: 耐久性を高める作業を選ぶ。

5: 安全な作業環境を設定する。

第46回午前:第39問

認知症患者に対する作業療法の目標で適切でないのはどれか。  

1: 場に慣れる。

2: 作業を継続する。

3: 作業工程を覚える。

4: 生活リズムをつくる。

5: 自己のペースを維持する。

第35回午前:第82問

脳血管性認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 患者の得意な活動をみつけて行う。

2: 決定した活動は固定化して行う。

3: 患者の生活史を参考に活動の選択をする。

4: 患者の自尊心を大切にする。

5: スタッフとの良い関係作りを心がける。

第42回午後:第72問

高齢患者の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 症状が非定型的である。

2: 精神症候を伴いやすい。

3: 合併症を伴いやすい。

4: 検査所見での個人差が少ない。

5: 予後に心理社会的要因が影響しやすい。

第47回午後:第39問

転換性障害患者の作業療法の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 集団活動が適している。

2: 依存関係が形成されやすい。

3: 症状の心理的意味を解釈する。

4: 要求が増えた場合は休止する。

5: 身体化症状に対しては対症療法を併用する。

第45回午後:第44問

うつ病患者の作業療法でみられやすいのはどれか。2つ選べ。  

1: 1. 責任感の低下

2: 2. 評価への無関心

3: 3. 几帳面な取り組み

4: 4. 手順と段取りの混乱

5: 5. 仕上がりへのこだわり

第37回午前:第78問

アルツハイマー型老年認知症患者に対する面接で適切でないのはどれか。  

1: 表情や仕草に注意を払う。

2: 行動面の問題を指摘する。

3: 病前の趣味を聞く。

4: 飽きさせない工夫をする。

5: 身体面の訴えを聞く。