第35回午前第60問の類似問題

第53回午前:第23問

回復期リハビリテーション病棟入院中の脳血管障害患者の在宅復帰支援において適切なのはどれか。  

1: 入院早期から家屋評価を行う。

2: 介護保険を利用し、福祉用具をレンタルして外泊訓練を行う。

3: 在宅ケアスタッフへの情報提供は、簡潔にするためになるべく略語を用いる。

4: 訪問リハビリテーションスタッフに、病院で行っているリハビリテーション内容を継続するよう申し送る。

5: 生活行為向上マネジメント〈MTDLP:management tool for daily life performance〉を用いて入院生活環境のアセスメントを行う。

  • 答え:1
  • 解説:回復期リハビリテーション病棟入院中の脳血管障害患者の在宅復帰支援において適切なのは、入院早期から家屋評価を行うことです。これにより、患者の自宅環境に適した支援が行われることが期待できます。
  • 入院早期から家屋評価を行うことは適切です。これにより、患者の自宅環境に適した支援が行われることが期待できます。
  • 介護保険を利用し、福祉用具をレンタルして外泊訓練を行うことは、在宅復帰支援の一環として有効ですが、他の選択肢と比較して最も適切とは言えません。
  • 在宅ケアスタッフへの情報提供は、簡潔にするためになるべく略語を用いることは適切ではありません。略語を用いることで、情報が伝わりにくくなる可能性があります。
  • 訪問リハビリテーションスタッフに、病院で行っているリハビリテーション内容を継続するよう申し送ることは、必ずしも適切ではありません。回復期リハビリテーションと訪問リハビリテーションでは目的が異なるため、リハビリテーションの内容が変更されることもあります。
  • 生活行為向上マネジメント〈MTDLP:management tool for daily life performance〉を用いて入院生活環境のアセスメントを行うことは、在宅復帰支援において適切ではありません。在宅復帰支援において使用する場合は、在宅生活環境のアセスメントを行うべきです。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午前:第73問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ4(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)のADLで誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.平地歩行は可能イ.車椅子操作は可能ウ.両手手すりでの階段昇降は可能エ.椅子からの立ち上がりは可能オ.ずり這い移動は可能  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第45回午前:第40問

慢性閉塞性肺疾患患者へのADLの指導で誤っているのはどれか。  

1: 作業は座位で行う。

2: 動作時は腹式呼吸を心がける。

3: 呼気よりも吸気に時間をかける。

4: 両上肢挙上位を避けて作業する。

5: 物を持ち上げる際は呼気で行う

第36回午前:第90問

片麻痺患者のADLで誤っているのはどれか。  

1: 車椅子からベッドへの移乗は患側から近づく。

2: 椅子から立ち上がるときは健側下肢を後方に引く。

3: 階段は患側から降りる。

4: ズボンは患側からはく。

5: シャツは健側から脱ぐ。

第38回午前:第53問

脳卒中患者の障害と徴候との組合せで誤っているのはどれか。  

1: シャツの袖をうまく通せない-着衣失行

2: 知っている人なのに声を聞かないとわからない-相貌失認

3: 指示による閉眼維持が困難である-運動維持困難

4: 移動時に左にある物にぶつかる-左半側無視

5: 麻痺がないのに指で模倣ができない-観念失行

第38回午前:第96問

認知症患者の作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 歩行状態などの運動機能

2: 記銘力や理解力などの知的機能

3: 家族の介護力の程度

4: 内田・クレペリンテストでの作業能力

5: 呼吸器・循環器などの合併症の有無

第34回午前:第17問

72歳の男性。脳血管障害による右片麻痺。妻と2人暮らしで、デイケアに通っている。車椅子への移乗は監視レベル。車椅子駆動はゆっくりだが可能。住宅環境整備として適切でないのはどれか。2つ選べ。  

1: 玄関に踏み台を置く。

2: トイレにL字型手すりをつける。

3: 屋内の通行路を広くするよう家具を並べかえる。

4: 敷居の段差解消に木製簡易スロープを設置する。

5: 入浴用リフターを設置する。

第48回午前:第2問

脳血管障害患者にネット手芸を作業活動として選択した。下から6段目までを作業療法士が手本として見せた後、色を変えて患者が実施した作品の途中経過を写真に示す。最も考えられる障害はどれか。 

48_0_2

1: 観念失行

2: 拮抗失行

3: 構成障害

4: 視覚失認

5: 手指失認

第47回午後:第14問

45歳の女性。脊髄小脳変性症。ADLは自立している。独歩は可能で、会社へは電車で通勤している。最近ふらつきが多くなり、時に転倒することがあるという。この患者に指導する内容として適切なのはどれか。  

1: 杖歩行

2: 片脚起立訓練

3: 下肢のスクワット訓練

4: 職場での車椅子の使用

5: リズムに合わせた歩行訓練