68歳の女性。関節リウマチ。右利き。夫との2人暮らし。肩関節と肘関節とに可動域制限はない。膝関節痛の鎮痛のために座薬を用いている。手関節痛が強いときには夫が家事を行っているが、できるだけ自分でやりたいという気持ちが強い。手指の写真(A)とエックス線写真(B)とを示す。この患者に対する作業療法で適切なのはどれか。
1: 箸の使用を禁止する。
2: 家事の量を減らすことを指導する。
3: 上肢に対する筋力訓練は高負荷で行う。
4: 左母指IP関節にサック型固定装具を作製する。
5: 疼痛のある時期の手関節のROM訓練は他動で行う。
上肢装具と目的について正しいのはどれか。
1: ウェブスペーサ ―――――――――― 母指外転筋短縮予防
2: Thomasスプリント ―――――――― 手関節中間位固定
3: 指用ナックルベンダー ――――――― PIP関節屈曲補助
4: 肘屈曲型アームスリング ―――――― 肩関節外転位保持
5: フレクサーヒンジ・スプリント ――― 手関節屈曲機能を利用した把持動作
62歳の男性。心筋梗塞発症当日に入院。発症後3日から理学療法を開始している。合併症はない。発症後5日の理学療法で適切でないのはどれか。
1: ベッド上での肘関節自動運動
2: ベッド上での足関節自動運動
3: 両下肢の他動運動
4: ギャッチベッド上での座位
5: ブリッジ運動