第57回午後第60問の類似問題

第48回午前:第61問

細胞内小器官の役割について正しいのはどれか。  

1: 中心小体はリソソームを形成する。

2: ミトコンドリアはATPを合成する。

3: リボソームは膜の脂質成分を産生する。

4: ゴルジ装置は細胞分裂時に染色体を引き寄せる。

5: リボソームが付着しているのが滑面小胞体である。

第53回午前:第60問

細胞内小器官の働きで正しいのはどれか。  

1: 滑面小胞体はATPを合成する。

2: Golgi装置は蛋白質を修飾する。

3: ミトコンドリアはグリコーゲンを分解する。

4: ライソソームは蛋白質を合成する。

5: リボソームは細胞内の物質を分解する。

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、細胞内の小器官の働きについて正しいものを選ぶ必要があります。細胞内の小器官には、滑面小胞体、Golgi装置、ミトコンドリア、ライソソーム、リボソームなどがあり、それぞれ異なる機能を持っています。
  • 滑面小胞体はリボソームが付着していない小胞体の総称で、脂質成分の合成やカルシウムの貯蔵を行います。しかし、ATPの合成はミトコンドリアが行うため、選択肢1は正しくありません。
  • Golgi装置は平たい膜の袋が何層にも積み重ねられたような形で、蛋白質を修飾する機能を持っています。そのため、選択肢2は正しい答えです。
  • ミトコンドリアは細胞内でATPを合成する役割を持っています。グリコーゲンの分解は、アドレナリンやグルカゴンによる刺激により、グリコーゲンが蓄えられている筋肉や肝細胞で生じます。そのため、選択肢3は正しくありません。
  • ライソソームは蛋白質の分解を行い、不要な物質の分解とリサイクルを司ります。蛋白質を合成するのはリボソームであるため、選択肢4は正しくありません。
  • リボソームは核から転写されたメッセンジャーRNAを翻訳し、蛋白質の合成を行います。細胞内の物質を分解するのはライソソームであるため、選択肢5は正しくありません。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午前:第61問

細胞小器官について誤っているのはどれか。  

1: ミトコンドリアはDNAを持つ。

2: リソソームは加水分解酵素を持つ。

3: Golgi装置はリボソームを形成する。

4: ペルオキシソームは酸化酵素を持つ。

5: 粗面小胞体ではタンパク質が合成される。

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、細胞小器官に関する知識を問うています。正しい選択肢は3で、Golgi装置はリボソームを形成するという記述が誤っています。
  • ミトコンドリアはDNAを持つという記述は正しいです。ミトコンドリアは独自のゲノムを持ち、自己複製が可能です。
  • リソソームは加水分解酵素を持つという記述は正しいです。リソソームは細胞内の不要な物質や異物を分解する役割を担っています。
  • Golgi装置はリボソームを形成するという記述は誤りです。Golgi装置はタンパク質の修飾や分泌を行う機能を持ちますが、リボソームの形成は行いません。
  • ペルオキシソームは酸化酵素を持つという記述は正しいです。ペルオキシソームは細胞内の過酸化水素を分解する役割を担っています。
  • 粗面小胞体ではタンパク質が合成されるという記述は正しいです。粗面小胞体はリボソームが付着しており、タンパク質の合成が行われます。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午後:第1問

細胞外物質はどれか。  

1: 小胞体

2: 膠原線維

3: 核小体

4: ミトコンドリア

5: ゴルジ装置

第52回午後:第60問

細胞分裂の開始に関わるのはどれか。  

1: Golgi〈ゴルジ〉装置

2: 中心小体

3: ミトコンドリア

4: リソソーム

5: リボソーム

第34回午後:第49問

正常細胞の基本構造で細胞質に含まれないのはどれか。  

1: 細胞膜

2: 小胞体

3: 基底膜

4: ゴルジ装置

5: ミトコンドリア

第55回午後:第61問

細胞について誤っているのはどれか。  

1: 細胞膜は二重膜である。

2: 細胞膜は主にリン脂質から構成される。

3: ミトコンドリアではATP生成を行っている。

4: リボソームは蛋白質とDNAから構成される。

5: Na+−K+ポンプにより細胞内のNa+は低く保たれる。

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、細胞に関する基本的な知識を問うています。細胞膜、ミトコンドリア、リボソーム、Na+−K+ポンプなど、細胞の構造や機能について理解していることが求められます。
  • 選択肢1は正しいです。細胞膜は二重膜であり、リン脂質が主成分となっています。この二重膜構造が、細胞内外の物質のやり取りを制御する役割を果たしています。
  • 選択肢2も正しいです。細胞膜は主にリン脂質から構成されており、リン脂質二重膜が細胞内外の物質のやり取りを制御する役割を果たしています。
  • 選択肢3も正しいです。ミトコンドリアは細胞内でエネルギーを生成する役割を担っており、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー分子を生成しています。このATPは、細胞内のさまざまな反応でエネルギー源として利用されます。
  • 選択肢4は誤りです。リボソームは蛋白質とRNA(リボ核酸)から構成されており、蛋白質の合成を行っています。DNA(デオキシリボ核酸)ではなく、RNAがリボソームの構成要素となっています。
  • 選択肢5も正しいです。Na+−K+ポンプは、細胞膜に存在するタンパク質で、細胞内のナトリウムイオン(Na+)濃度を低く、カリウムイオン(K+)濃度を高く保つ役割を果たしています。これにより、細胞内外のイオン濃度勾配が維持され、細胞の機能が正常に働くことができます。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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