脊髄の解剖で誤っている組合せはどれか。
1: 外側脊髄視床路-温痛覚
2: 外側皮質脊髄路-随意運動
3: 前脊髄視床路-非識別性触覚
4: 後索-深部覚
5: 前庭脊髄路-二点識別覚
脊髄損傷患者に生じる異所性骨化で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 脊柱に好発する。
2: 初期には局所の熱感を生じる。
3: 関節拘縮の矯正手技が誘因になる。
4: 血中アルカリフォスファターゼ値が低下する。
5: 血中カルシウム値が上昇する。
若年の外傷性脊髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)で誤っているのはどれか。
1: 自己導尿は自立できる。
2: 車椅子とベッド間の移乗は自立できる。
3: 感覚が残存すると座位に有利である。
4: 自律神経過反射が起きやすい。
5: BFOが役立つ。
脊髄損傷患者で異所性骨化の好発部位はどれか。
1: 肘関節
2: 手関節
3: 手指MP関節
4: 股関節
5: 足関節
基本肢位からの股関節の運動について正しいのはどれか。
1: 屈曲時に腸脛靱帯は緊張する。
2: 伸展時に坐骨大腿靱帯は緊張する。
3: 外転時に大腿骨頭靱帯は緊張する。
4: 内旋時に恥骨大腿靱帯は緊張する。
5: 屈曲時に腸骨大腿靱帯は緊張する。
脊髄損傷のフランケル分類で誤っているのはどれか。
1: A:運動・知覚の完全麻痺
2: B:運動の完全麻痺、知覚残存
3: C:運動機能は残存しているが実用性なし
4: D:運動機能は正常、知覚障害あり
5: E:運動・知覚機能は正常
骨折、脱臼の合併症として組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節前方脱臼 - 筋皮神経麻痺
2: 上腕骨顆上骨折 - 正中神経麻痺
3: 股関節後方脱臼 - 坐骨神経麻痺
4: 大腿骨骨折 - 大腿神経麻痺
5: 脛骨骨折 - 脛骨神経麻痺
熱傷部位と背臥位時の肢位の組合せで正しいのはどれか。
1: 前頸部 ── 頸部屈曲
2: 腋窩部 ── 肩外転90°
3: 会陰部 ── 両股関節外旋
4: 膝窩部 ── 膝90°屈曲
5: 足背部 ── 底屈位
頸髄完全損傷の機能残存レベルと課題との組合せで誤っているのはどれか。
1: C4 — 電動車椅子の操作
2: C5 — ベッドへの横移乗
3: C6 — 長便座への移乗
4: C7 — 自動車への車椅子の積み込み
5: C8 — 高床浴槽への出入り
下腿義足歩行中の踵接地後に膝屈曲動作が遅れる原因でないのはどれか。
1: 断端前面末梢部に疼痛がある。
2: ソケットが踵に対し前方にある。
3: 足部が底屈位にセットされている。
4: 大腿四頭筋の筋力が低下している。
5: ソケットの初期屈曲角が不足している
脊髄後索の損傷によって生じるのはどれか。2つ選べ。
1: 部位覚障害
2: 位置覚障害
3: 温痛覚解離
4: 振動覚障害
5: Babinski徴候
頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)患者への適応で誤っているのはどれか。
1: ヘッドポインター
2: 車椅子
3: フックループ付きズボン
4: 電動ベッド
5: 万能カフ
膝関節で正しいのはどれか。
1: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
2: 最終伸展時に脛骨の外旋が起こる。
3: 外側半月は外側側副靱帯と結合する。
4: 大腿骨軸と脛骨軸とは軽度内反している。
5: 後十字靱帯は大腿骨の顆間窩後方に付着する。
スポーツ傷害と理学療法との組合せで誤っているのはどれか。
1: 膝蓋軟骨軟化症-膝屈曲位での大腿四頭筋強化
2: ハムストリングス断裂予防-ストレッチング
3: 脛骨疲労骨折-PTB免荷装具
4: 野球肩-PNF
5: テニス肘-アイスマッサージ
合併症のない第7頸髄節機能残存の外傷性脊髄損傷患者で誤っているのはどれか。
1: 自己導尿は自立できる。
2: 車椅子とベッド間の移乗は自立できる。
3: 感覚障害の程度は座位能力に関係する。
4: 自律神経過反射が起きやすい。
5: BFOが役立つ。
腕神経叢麻痺で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.引き抜き損傷によって起こる。イ.上位型ではホルネル徴候を伴う。ウ.下位型では肩の外転ができない。エ.全型では肩甲骨挙上ができない。オ.肋間神経移行による機能再建が行われる。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
関節可動域測定(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で測定する運動方向と移動軸との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸部屈曲-外耳孔と頭頂を結ぶ線
2: 肩関節伸展-上腕骨
3: 肩関節内旋-尺骨
4: 肘関節屈曲-尺骨
5: 手関節尺屈-第3中手骨
二分脊椎の理学療法の目的として適切でないのはどれか。
1: 移動能力の獲得
2: 残存機能の向上
3: 麻痺の回復
4: 拘縮の予防
5: 補装具の使用
脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。
1: 痙縮の減弱
2: 褥瘡の予防
3: 異常疼痛の抑制
4: 骨粗鬆症の予防
5: 消化管運動の促進
脊髄損傷患者(第7頸髄節まで機能残存)に車椅子駆動訓練を行うとき、最も筋力強化が必要な筋はどれか。
1: 橈側手根屈筋
2: 上腕二頭筋
3: 尺側手根伸筋
4: 上腕三頭筋
5: 長母指屈筋