脳卒中患者で内頸動脈系と比べて椎骨脳底動脈系の病変でみられやすいのはどれか。
1: 失語症
2: 認知症
3: 同名半盲
4: 半側無視
5: 運動失調
前大脳動脈閉塞で生じやすいのはどれか。2つ選べ。 ア.手の把握反射イ.上肢より下肢に強い運動障害ウ.ウェルニッケ失語エ.同名半盲オ.半側空間無視
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
脳底動脈から直接分岐する血管はどれか。2つ選べ。
1: 前大脳動脈
2: 中大脳動脈
3: 後交通動脈
4: 上小脳動脈
5: 前下小脳動脈
脳血管とその還流域の組合せで正しいのはどれか。
1: 前大脳動脈――――黒質
2: 中大脳動脈――――海馬
3: 後大脳動脈――――視床
4: 脳底動脈―――――Broca野
5: 椎骨動脈―――――中心前回
前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血で生じやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 錐体路徴候
2: 小脳性失調
3: 記銘力障害
4: 観念運動失行
5: 自発性低下
図に示す血管名で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ①中大脳動脈
2: ②椎骨動脈
3: ③上小脳動脈
4: ④脳底動脈
5: ⑤内頸動脈
椎骨脳底動脈系から血管支配を受ける大脳皮質はどれか。
1: 前頭葉内側面
2: 前頭葉外側面
3: 側頭葉外側面
4: 頭頂葉外側面
5: 後頭葉内側面
内頸動脈の分枝でないのはどれか。
1: 眼動脈
2: 前大脳動脈
3: 後交通動脈
4: 中大脳動脈
5: 後大脳動脈
正しいのはどれか。
1: 眼動脈は外頸動脈からの分枝である。
2: 後下小脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。
3: 脳底動脈は左右内頸動脈が結合したものである。
4: 前交通動脈は中大脳動脈からの分枝である。
5: 後大脳動脈は椎骨動脈からの分枝である。
内頸動脈から直接分岐しないのはどれか。
1: 眼動脈
2: 前大脳動脈
3: 中大脳動脈
4: 前交通動脈
5: 後交通動脈
脳梗塞の発生部位と出現する症状の組合せで正しいのはどれか。
1: Broca領域 ── 遂行機能障害
2: 右小脳半球 ── 左上下肢の運動失調
3: 右内包後脚 ── 左上下肢の運動麻痺
4: 左前頭葉 ── 左半側空間無視
5: 左放線冠 ── 感覚性失語
左中大脳動脈閉塞で生じやすい高次脳機能障害はどれか。
1: 自然にバイバイと手を振ることはできるが、指示されるとできない。
2: 着る手順を説明できるが、誤った着方をする。
3: 重度の運動麻痺があるのに、歩けると主張する、
4: 視界の左半分にある物を見落とす。
5: 色紙の色分けができない。
動脈と主な支配領域との組合せで正しいのはどれか。
1: 内頸動脈 − 延髄の腹側
2: 前大脳動脈 − 頭頂葉の外側面
3: 中大脳動脈 − 側頭葉の外側面
4: 後大脳動脈 − 小脳半球の下面
5: 脳底動脈 − 前頭葉の内側面
脳血管障害で誤っているのはどれか。
1: 危険因子として高血圧がある。
2: 脳出血の原因として動脈壁の線維素性壊死が関与する。
3: 若年層の脳出血は動静脈奇形が原因となる。
4: 脳血栓の原因として心弁膜症がある。
5: 脳動脈瘤は脳底部に好発する。
前交通動脈の動脈瘤塞栓術後に両側前脳基底部の梗塞で生じやすい症状はどれか。
1: 構成障害
2: 視覚失認
3: 相貌失認
4: 感覚性失語
5: 健忘症候群
劣位半球の中大脳動脈閉塞で生じやすいのはどれか。
1: 尿失禁
2: 強制把握
3: 視覚失認
4: 半側空間無視
5: ウェルニッケ失語
内頸動脈系の血管支配を受けないのはどれか。
1: 前頭葉外側
2: 前頭葉内側
3: 側頭葉外側
4: 頭頂葉内側
5: 後頭葉内側
出血部位と出現しやすい症候の組合せで正しいのはどれか。
1: 被殻 - 作話
2: 皮質下 - 複視
3: 視床 - 注意障害
4: 小脳 - 反響言語
5: 橋 - 半側空間無視
誤っているのはどれか。
1: 左右の前大脳動脈は前交通動脈を介して吻合する。
2: 左右の椎骨動脈は合流して脳底動脈となる。
3: 内頸動脈は中大脳動脈と前大脳動脈とに分かれる。
4: 左右の後大脳動脈は後交通動脈を介して吻合する。
5: 脳底動脈は左右の後大脳動脈に分かれる。
右後下小脳動脈の閉塞で発症した脳梗塞でみられないのはどれか。
1: 右片麻痺
2: 右眼瞼下垂
3: 右小脳性運動失調
4: 右顔面温痛覚障害
5: 左上下肢温痛覚障害