第53回午前第94問の類似問題
胃癌について正しいのはどれか。
1: 噴門部に好発する。
2: 放射線療法が有効である。
3: 組織型で最も多いのは腺癌である。
4: 我が国では発症率が増加している。
5: 我が国の悪性腫瘍による死因の第一位である。
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答え:3
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解説:胃癌は、胃の出口で十二指腸へと繋がる幽門前庭部に好発し、組織型で最も多いのは腺癌である。日本では胃癌の発症率は低下しており、悪性腫瘍による死因としては3位である。
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胃癌は噴門部ではなく、胃の出口で十二指腸へと繋がる幽門前庭部に好発するため、選択肢1は間違いです。
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胃癌の治療は外科的治療が中心であり、放射線療法は十分な治療効果が期待できないため、通常は行われない。選択肢2は間違いです。
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胃癌の組織型で最も多いのは腺癌であり、特に管状腺癌や乳頭腺癌が多い。選択肢3は正しいです。
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日本では胃癌の発症率は低下しており、選択肢4は間違いです。
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以前は胃癌が日本の悪性腫瘍による死因の第一位だったが、最近は漸減し、肺癌、大腸癌に次いで3位である。選択肢5は間違いです。
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科目:がん関連障害と臨床医学
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重要度:プレミアム特典
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食道癌について正しいのはどれか。
1: 女性に多い。
2: 腺癌が90%を占める。
3: リンパ行性転移は稀である。
4: 飲酒・喫煙は発症に関与する。
5: 中部食道よりも下部食道の発症率が高い。
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答え:4
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解説:食道癌に関する正しい選択肢は、飲酒・喫煙が発症に関与するというものです。食道癌は男性に多く、扁平上皮癌が主な組織型であり、リンパ行性転移が多く見られます。また、中部食道の発症率が最も高いとされています。
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食道癌は女性よりも男性に多く、男性は女性より6倍多いと報告されているため、この選択肢は誤りです。
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食道癌の組織型では、扁平上皮癌が90%を占めており、腺癌は5%未満です。この選択肢は誤りです。
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食道癌ではリンパ行性転移が多く見られ、予後不良の原因となります。この選択肢は誤りです。
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飲酒・喫煙は食道癌の発症要因となり、両方の摂取習慣がある場合、発症率が高まります。この選択肢は正しいです。
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食道癌の部位別発症率では、中部食道が半数を占めており、下部食道は約25%です。この選択肢は誤りです。
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科目:がん関連障害と臨床医学
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重要度:プレミアム特典
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