第53回午前第43問の類似問題

第43回午前:第9問

72歳の女性。歩行中に転倒して右手をついた。診療所で良好な整復を得て、ギプス固定を受けた。受傷直後の右上肢のエックス線写真を示す。この骨折について正しいのはどれか。 

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1: Bennett脱臼骨折

2: Colles骨折

3: Galeazzi骨折

4: Monteggia脱臼骨折

5: Smith骨折

第37回午前:第14問

62歳の女性。転倒により骨折した。この患者のエックス線像を示す。適切でないのはどれか。 

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1: 前方に手掌をついて倒れた場合に生じる。

2: 骨折部より末梢は掌側に転位する。

3: 高齢者に多い。

4: 尺骨茎状突起の骨折を伴う。

5: フォーク状変形が見られる。

第54回午前:第13問

82歳の女性。転倒して右股関節痛を訴えた。エックス線写真を示す。疑うべき疾患はどれか。 

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1: 股関節脱臼

2: 坐骨骨折

3: 大腿骨近位部骨折

4: 恥骨結合離開

5: 恥骨骨折

第49回午後:第6問

75歳の男性。転倒した後の股関節エックス線写真正面像を示す。骨折部位はどれか。 

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1: 臼蓋部

2: 大腿骨頸部

3: 大腿骨転子部

4: 大腿骨転子下

5: 大腿骨顆部

第48回午前:第6問

35歳の男性。生来健康であった。転倒し右肘頭骨折を受傷した。術後のエックス線写真(A、B)を示す。骨折部や全身の状態は良好である。この患者の作業療法で最も注意すべき合併症はどれか。 

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1: 偽関節

2: 変形治癒

3: 遷延治癒

4: 異所性骨化

5: Sudeck骨萎縮

第54回午前:第4問

30歳の男性。単純エックス線写真を示す。この骨折で損傷されていると推測されるのはどれか。 

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1: 上腕三頭筋腱

2: 上腕二頭筋腱

3: 橈骨輪状靱帯

4: 方形回内筋

5: 長掌筋腱

第53回午後:第18問

36歳の男性。手にバスケットボールが当たって受傷した。来院時の手指の写真(A)とエックス線単純写真(B)とを示す。この病態として正しいのはどれか。 

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1: 槌 指

2: ばね指

3: ボクサー骨折

4: ムチランス変形

5: Bennett骨折

第42回午前:第13問

23歳の男性。スノーボードで転倒し受傷。術前と術後のエックス線写真(別冊No. 1A、B)を別に示す。この患者の作業療法プログラムで誤っているのはどれか。 

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1: 肘関節の関節可動域訓練

2: MP屈曲位を保持した握り-放しの訓練

3: 背側・掌側骨間筋の筋力増強訓練

4: コックアップスプリントを用いた装具療法

5: 表在感覚の知覚再教育

第57回午前:第9問

41歳の男性。右手で腕相撲中に骨折した。直後の単純エックス線写真を示す。最も合併しやすいのはどれか。 

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1: 猿 手

2: 書 痙

3: 鷲 手

4: 下垂手

5: 肩手症候群

第40回午前:第13問

63歳の男性。転倒して左大腿骨頸部内側骨折を受傷し、骨接合術を受けた。接合部のエックス線単純写真を示す。術後早期の理学療法で適切でないのはどれか。

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第56回午後:第14問

87歳の女性。転倒して左股関節痛を訴え、入院となった。受傷後2日目に後方侵入法で手術を受けた。術後のエックス線写真を示す。正しいのはどれか。 

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1: 臥床時には股関節を内転位に保つ。

2: 靴下の着脱は股関節外旋位で行う。

3: 術後1週から大腿四頭筋セッティングを開始する。

4: 術後2週から中殿筋の筋力トレーニングを開始する。

5: 術後3か月は免荷とする。

第43回午前:第24問

56歳の男性。階段で足を滑らせ階下まで転落し、病院に搬送された。入院時の頸椎エックス線写真(A)、CT(B)及びMRI(C)を示す。頸椎・頸髄の病変について誤っているのはどれか。 

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1: 前縦靭帯の骨化

2: 後縦靭帯の骨化

3: 頸椎の脱臼骨折

4: 頸髄内の損傷像

5: 椎体の骨棘形成

第40回午前:第16問

58歳の女性。関節リウマチ。スタインブロッカーのクラスIII。頸椎のエックス線単純側面像(別冊No. 1A)と両手のエックス線単純正面像(別冊No. 1B)とを別に示す。別冊 No. 1A 写真別冊 No. 1B 写真この症例の作業療法で適切なのはどれか。 

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1: 手関節の可動域訓練を行う。

2: 頸部の可動域訓練を行う。

3: 側臥位を利用して起き上がる。

4: マクラメで買い物袋を編む。

5: 型抜きクッキーの生地をこねる。

第56回午前:第7問

78歳の女性。自宅玄関で転倒してから起立歩行不能となり救急搬送された。来院時の単純エックス線画像を示す。最も考えられるのはどれか。 

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1: 股関節脱臼

2: 大腿骨頸部骨折

3: 大腿骨骨頭骨折

4: 大腿骨転子下骨折

5: 大腿骨転子部骨折

第47回午前:第5問

骨盤部のエックス線写真を示す。認められる所見はどれか。 

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1: 股関節の脱臼

2: 股関節の形成不全

3: 大腿骨頭の壊死

4: 大腿骨頸部の骨折

5: 大腿骨頭のすべり

第40回午前:第17問

58歳の女性。関節リウマチ。スタインブロッカーのクラスIII。頸椎のエックス線単純側面像(別冊No. 1A)と両手のエックス線単純正面像(別冊No. 1B)とを別に示す。別冊 No. 1A 写真別冊 No. 1B 写真この患者の家事動作として適切なのはどれか。 

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1: 濡れた洗濯物を洗濯機から取り出す。

2: 衣服を洗濯バサミで留める。

3: 菜ばしで鍋からゆでた野菜を取り上げる。

4: ごみ袋の端をきつく結ぶ。

5: 衣類にアイロンをかける。

第47回午後:第7問

8歳の男児。転んで左手をつき、橈骨遠位部の若木骨折と診断され、副子による3週間の外固定が行われた。固定除去時のエックス線写真(A、B)を示す。手関節には可動域制限が残存している。この時点で行う物理療法で適切でないのはどれか。 

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1: 渦流浴

2: 赤外線

3: 超音波

4: ホットパック

5: パラフィン浴

第43回午前:第13問

75歳の女性。玄関で転倒し右肩の痛みと挙上困難とを生じ、カラーアンドカフ法で保存的な治療を受けた。骨折時の右肩のエックス線写真Aと固定状態の写真Bとを示す。1か月経過して骨折部が安定した。この時点での理学療法①~⑤で適切でないのはどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第46回午前:第5問

32歳の男性。右環指中手骨骨折に対する固定術後8週経過。エックス線写真(A)と手指の写真(B)とを別に示す。この患者の作業療法で正しいのはどれか。2つ選べ。 

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1: MP関節の屈曲訓練

2: 母指と環指との対立訓練

3: 夜間安静スプリントの装着

4: 逆ナックルベンダーの装着

5: 手術創癒着部への極超短波療法

第46回午後:第8問

8歳の男児。公園の滑り台から誤って転落して左手をつき、痛みのために救急外来を受診した。左肘関節中枢部に疼痛、腫脹および変形が認められる。初診時の左肘のエックス線写真(A、B)を示す。徒手整復と外固定とによる保存治療後4週のエックス線写真(C、D)を示す。肘関節の自動可動域は伸展−20°、屈曲80°であった。この時点の理学療法で誤っているのはどれか。 

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1: 肩関節の振子運動

2: 肘関節の温熱療法

3: 肘関節の自動屈曲伸展運動

4: 肘関節の他動屈曲伸展運動

5: 握力の強化訓練