第50回午後第48問の類似問題

第45回午前:第82問

国際生活機能分類(ICF)で「活動」に含まれる項目はどれか。2つ選べ。  

1: 更衣

2: 嚥下

3: 入浴

4: 呼吸機能

5: 関節可動域

第57回午後:第26問

ICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。  

1: コミュニケーション

2: 資 産

3: 住居の入手

4: 人 権

5: 福祉用具

  • 答え:2 ・5
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態や障害の影響を評価するための分類システムで、「環境因子」はその構成要素の一つです。環境因子の第2レベルには、「資産」と「福祉用具」が含まれます。
  • 「コミュニケーション」はICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるため、環境因子ではありません。
  • 「資産」はICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるため、正しい選択肢です。
  • 「住居の入手」はICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるため、環境因子ではありません。
  • 「人権」はICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるため、環境因子ではありません。
  • 「福祉用具」はICFの構成要素である「環境因子」の第2レベルに分類されるため、正しい選択肢です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第56回午後:第29問

ICFの環境因子に含まれるのはどれか。  

1: 人生の出来事

2: 困難への対処方法

3: 社会生活への適応

4: コミュニケーションの能力

5: 障害者に対する人々の態度

  • 答え:5
  • 解説:ICFの環境因子は、個人の外部にある要素で、肯定的または否定的な影響を及ぼすものです。これには、物的環境や社会的環境、人々の態度などが含まれます。
  • 人生の出来事は、過去や現在の経験であり、個人因子に分類されます。環境因子ではありません。
  • 困難への対処方法は、個人が問題や困難に対処する方法であり、個人因子に分類されます。環境因子ではありません。
  • 社会生活への適応は、個人の人生や生活の特別な背景であり、個人因子に分類されます。環境因子ではありません。
  • コミュニケーションの能力は、個人が他者と情報をやり取りする能力であり、「活動と参加」の能力に属します。環境因子ではありません。
  • 障害者に対する人々の態度は、コミュニティーや社会における公式または非公式な社会構造、サービス、全般的なアプローチ、または制度であり、個人に影響を与える環境因子です。正しい選択肢です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第43回午前:第54問

国際生活機能分類(ICF)の活動制限に対するアプローチとして正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: ミルウォーキー装具装着

2: 障害筋の筋力増強

3: 利き手交換

4: 関節可動域拡大

5: 車椅子の練習

第57回午前:第21問

ICFで正しいのはどれか。  

1: ICD-10と相互補完的な関係がある。

2: 社会経済的要因による健康を範囲とする。

3: 2015年に世界保健機関で承認されている。

4: 生活機能は個人因子と環境因子が含まれる。

5: 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。

  • 答え:1
  • 解説:ICF(国際生活機能分類)は、健康状態に関連する生活機能と障害を分類するもので、ICD-10(国際疾病分類第10版)と相互補完的な関係がある。ICFは、2001年に世界保健機関で承認され、生活機能の肯定的側面も表すことができる。
  • 選択肢1は正しいです。ICFはICD-10と相互補完的な関係があり、健康状態(病気、変調、傷害など)はICD-10によって分類され、それに関連する生活機能と障害はICFによって分類されます。
  • 選択肢2は間違いです。ICFは健康状態に関連する生活機能と障害を分類するものであり、社会経済的要因による健康とは無関係な状況については扱わない。
  • 選択肢3は間違いです。ICFは2001年5月に第54回世界保健機関(WHO)総会で採択されたものであり、2015年ではない。
  • 選択肢4は間違いです。生活機能は、個人因子と環境因子とは別に、心身機能・身体構造、活動、参加の3レベルのうち、活動に分類される。
  • 選択肢5は間違いです。ICFは生活機能の肯定的側面を表すことができる。これにより、健康状態に関連する生活機能の向上や障害の軽減を評価することが可能です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第57回午前:第42問

統合失調症に対する作業療法で、ICFの構成要素の「活動」に分類されるのはどれか。  

1: 認知の機能

2: 社会生活技能

3: 思考機能の統合

4: 社会からの隔離

5: 生物学的なストレス脆弱性

  • 答え:2
  • 解説:ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)は、人間の生活機能と障害の分類法であり、心身機能、活動、参加、環境因子、個人因子の5つの構成要素がある。この問題では、統合失調症に対する作業療法で「活動」に分類されるものを求めている。
  • 認知の機能は、個体としての身体と精神活動、視覚・聴覚、内臓諸臓器の機能であり、「心身機能」に分類されるため、この問題の答えではありません。
  • 社会生活技能は、「活動」に分類される。活動は動作を実行する目的があり、行動を構成する複数の動作からなる。歩行・移動、ADLから、調理・掃除などの家事行為・職業上の行為・余暇活動(趣味やスポーツなど)を実行するための能力が含まれる。このため、正しい答えは2です。
  • 思考機能の統合は、個人が行動を発現する基盤となる高次機能の1つであり、「心身機能」に分類されるため、この問題の答えではありません。
  • 社会からの隔離は、個人の意思と行動とは別に、規則や倫理といった集団による社会規範などにより個人の「心身機能」や「活動」に影響を与えるものであり、「環境因子」に含まれるため、この問題の答えではありません。
  • 生物学的なストレス脆弱性は、個体の心理特性であり、「心身機能」に分類されるため、この問題の答えではありません。
  • 科目:統合失調症
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第55回午後:第28問

ICFの環境因子で正しいのはどれか。  

1: ライフスタイル

2: 介護保険制度

3: 教育歴

4: 生活感

5: 趣味

  • 答え:2
  • 解説:ICFの環境因子は、物的環境や社会的環境、人々の社会的態度による環境を構成する因子であり、個人因子とは異なる。この問題では、選択肢2の介護保険制度が環境因子に該当する。
  • ライフスタイルは個人因子に含まれるため、環境因子ではありません。
  • 介護保険制度は社会的環境に関連するため、ICFの環境因子に該当します。正しい選択肢です。
  • 教育歴は個人の能力や知識に関連するため、個人因子に含まれます。環境因子ではありません。
  • 生活感は個人の感覚や価値観に関連するため、個人因子に含まれます。環境因子ではありません。
  • 趣味は個人の興味や好みに関連するため、個人因子に含まれます。環境因子ではありません。また、趣味自体は活動におけるレクリエーションとレジャーに含まれることもあります。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
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第41回午後:第68問

国際障害分類(ICIDH)と国際生活機能分類(ICF)で誤っているのはどれか。  

1: ICIDHとICFはWHOによって発表された。

2: ICIDHの機能・形態障害にはICFの心身機能・身体構造が対応する。

3: ICIDHの能力低下にはICFの活動が対応する。

4: ICIDHの社会的不利にはICFの参加が対応する。

5: ICIDHの背景因子にはICFの環境因子が対応する。

第53回午前:第48問

脳卒中後の在宅高齢者について、ICFにおける活動の評価に最も関連する情報はどれか。  

1: 住環境

2: 家族関係

3: 認知機能

4: 外出時の交通手段

5: 活用可能なインフォーマルサービスの有無

第55回午後:第27問

評価の説明で正しいのはどれか。  

1: FIMでは全介助の場合は0点である。

2: WeeFIMの対象年齢は5か月未満である。

3: Barthel Indexでは100点の場合は独居可能である。

4: 障害高齢者の日常生活自立度判定基準では全介助の場合はランクCである。

5: 老研式活動能力指標では日常生活動作に関する13項目を他者が観察して評価する。