第48回午前第56問の類似問題

第55回午前:第82問

脳の病変部位と出現しやすい症候との組合せで正しいのはどれか。  

1: 黒質―――感覚障害

2: 視床―――嗅覚障害

3: 赤核―――摂食嚥下障害

4: 線条体――不随意運動

5: 扁桃体――筋緊張異常

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、脳の病変部位とそれに関連する症状を正しく組み合わせることが求められています。正しい組み合わせは、線条体と不随意運動です。
  • 黒質は中脳被蓋の最腹側部に位置し、大脳基底核と結合して運動制御に関与します。感覚障害とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 視床は特殊核と非特殊核があり、体性感覚に関与します。嗅覚障害とは関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 赤核は中脳上丘レベルに位置し、運動制御に関わります。摂食嚥下障害とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 線条体は尾状核と被殻を合わせたもので、錐体外路に含まれます。障害されると不随意運動や筋緊張の異常を生じるため、この選択肢が正しいです。
  • 扁桃体は側頭葉の前内側に位置し、生物学的価値判断や本能行動の調節に関与します。筋緊張異常とは直接関係がないため、この選択肢は正しくありません。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午後:第10問

皮質脊髄路に含まれないのはどれか。  

1: 中心前回

2: 内 包

3: 大脳脚

4: 錐体交叉

5: 脳神経核

第54回午後:第65問

嚥下中枢が存在する部位はどれか。  

1: 赤核

2: 中脳

3: 小脳

4: 橋

5: 延髄

  • 答え:5
  • 解説:嚥下中枢は、延髄網様体に存在します。延髄は、嘔吐、咳嗽、唾液や涙液分泌などの反射中枢も含んでいます。
  • 赤核は嚥下中枢ではありません。赤核は中脳被蓋の中央部に位置し、錐体外路系に属する灰白質塊です。
  • 中脳は嚥下中枢ではありません。中脳は大脳と脊髄、小脳とを連絡する多数の伝導路の通路と中継所であり、視覚と聴覚の反射中枢や眼球運動、瞳孔収縮の運動中枢が存在します。
  • 小脳は嚥下中枢ではありません。小脳は大脳と脊髄との間を走行する伝導路の途中に介在し、錐体外路系の重要な中枢で、運動や平衡の調節中枢を構成しています。
  • 橋は嚥下中枢ではありません。橋は延髄や脊髄と大脳との間を行き交う多数の伝導路の通路です。
  • 嚥下中枢は延髄網様体に存在します。延髄には、嘔吐、咳嗽、唾液や涙液分泌などの反射中枢も含まれています。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午後:第17問

大脳辺縁系に属するのはどれか。  

1: 角 回

2: 縁上回

3: 中心後回

4: 帯状回

5: 上側頭回

第34回午後:第19問

腎臓の構成要素でないのはどれか。  

1: マルピギー小体

2: 糸球体

3: ボーマン嚢

4: 集合管

5: 毛様体