第47回午後第57問の類似問題

第46回午前:第58問

気管について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 気管は食道の背側にある。

2: 気管分岐角は約70°である。

3: 右主気管支は左主気管支よりも太い。

4: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

5: 左主気管支は胸大動脈の背側から肺に入る。

第43回午後:第29問

動脈圧の圧受容器が存在するのはどれか。2つ選べ。  

1: 頸動脈洞

2: 大動脈弓

3: 椎骨動脈起始部

4: 脳底動脈

5: 冠動脈起始部

第46回午前:第56問

心臓の解剖で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 僧帽弁は3尖である。

2: 大静脈は左心房に入る。

3: 右心室から肺動脈が出る。

4: 卵円窩は心室中隔にある。

5: 冠状動脈は大動脈から分岐する。

第55回午後:第55問

冠状動脈で正しいのはどれか。  

1: 大動脈弁の心室側から出る。

2: 左右の冠状動脈は吻合しない。

3: 左冠状動脈は房室結節に血液を送る。

4: 右冠状動脈は前下降枝と回旋枝に分かれる。

5: 左冠状動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る。

  • 答え:5
  • 解説:冠状動脈は心臓に酸素と栄養を供給する動脈で、左冠状動脈と右冠状動脈の2つがあります。それぞれの冠状動脈は、大動脈弁の末梢から出て、心臓の様々な部分に血液を送ります。
  • 選択肢1は間違いです。冠状動脈は大動脈弁の末梢から出るので、心室側ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。冠状動脈では、動脈の末梢部に吻合が存在するが、吻合の太さが十分でなく、一方の動脈枝が閉塞するとその分布領域に壊死が生じる(機能的終動脈)。
  • 選択肢3は間違いです。左冠状動脈は、回旋枝と前室間枝に分岐し、左心房、左心室、心室中隔の大部分(前2/3)に分布するが、房室結節には血液を送らない。
  • 選択肢4は間違いです。右冠状動脈は、冠状溝を右回りに走行して心臓後面に達し、後室間枝となって心尖に向かう。前下降枝と回旋枝は左冠状動脈の分岐です。
  • 選択肢5は正しいです。左冠状動脈は、回旋枝と前室間枝に分岐し、左心房、左心室、心室中隔の大部分(前2/3)に血液を送ります。
  • 科目:解剖学(その他)
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第46回午後:第56問

門脈に流入しないのはどれか。  

1: 脾静脈

2: 左胃静脈

3: 左腎静脈

4: 空回腸静脈

5: 上腸間膜静脈

第57回午前:第56問

心臓について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 右房室弁は三尖弁である。

2: 冠静脈洞は左心房に開口する。

3: 大動脈弁には腱索が付着する。

4: Valsalva洞は肺動脈の起始部に位置する。

5: 左冠動脈は心室中隔前方2/3に血液を送る。

  • 答え:1 ・5
  • 解説:この問題では、心臓に関する正しい知識を2つ選ぶ必要があります。正しい選択肢は1と5で、それぞれ右房室弁が三尖弁であることと、左冠動脈が心室中隔前方2/3に血液を送ることを示しています。
  • 選択肢1は正しいです。右房室弁は三尖弁と呼ばれ、心臓の右房と右室の間に位置しています。これに対して、左房室弁は僧帽弁と呼ばれ、二尖弁とも呼ばれます。
  • 選択肢2は間違いです。冠静脈洞は右心房に開口します。冠静脈洞は心臓の筋肉に酸素を供給した後の酸素が少ない血液を右心房に戻す役割を果たしています。
  • 選択肢3は間違いです。大動脈弁には腱索が付着しません。腱索は心臓の僧帽弁と三尖弁に付着しており、弁の閉鎖を助ける役割を果たしています。
  • 選択肢4は間違いです。Valsalva洞は大動脈の起始部に位置しています。Valsalva洞からは左冠動脈と右冠動脈が分岐し、心臓に酸素と栄養を供給します。
  • 選択肢5は正しいです。左冠動脈は心室中隔前方2/3に血液を送ります。左冠動脈は左前下行枝と左回旋枝に分岐し、心臓の前方部分に酸素と栄養を供給します。対照的に、右冠動脈は右房、右室、左側下壁、後壁、中壁下1/3、および刺激伝導系を支配しています。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第56回午後:第51問

脳底動脈から直接分岐する血管はどれか。2つ選べ。  

1: 前大脳動脈

2: 中大脳動脈

3: 後交通動脈

4: 上小脳動脈

5: 前下小脳動脈

  • 答え:4 ・5
  • 解説:脳底動脈から直接分岐する血管は後大脳動脈、上小脳動脈、迷路動脈、前下小脳動脈である。この問題では、上小脳動脈と前下小脳動脈が正解である。
  • 前大脳動脈は脳底動脈からではなく、内頸動脈から分岐するため、正解ではありません。
  • 中大脳動脈は脳底動脈からではなく、内頸動脈から分岐するため、正解ではありません。
  • 後交通動脈は脳底動脈から直接分岐する血管ではなく、内頸動脈と後大脳動脈を繋いでいるため、正解ではありません。
  • 上小脳動脈は脳底動脈から直接分岐する血管であり、正解です。
  • 前下小脳動脈は脳底動脈から直接分岐する血管であり、正解です。
  • 科目:解剖学(その他)
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第35回午後:第5問

正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.膵頭は膵尾に比べて細い。イ.膵臓は上大静脈に接している。ウ.膵尾の端は脾臓に接している。エ.総胆管は十二指腸に開口する。オ.胆嚢は左上腹部に位置する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第47回午前:第59問

消化管で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 胆管は空腸に開口する。

2: 大腸のリンパ流は胸管に注ぐ。

3: 小腸の静脈血は下大静脈に直接注ぐ。

4: 回腸と盲腸との移行部には弁がある。

5: 幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ。

第44回午後:第17問

正しいのはどれか。  

1: 気管は食道の背側に位置する。

2: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

3: 気管支は心臓の前面で肺に入る。

4: 気管支の最末梢は区域気管支である。

5: 気管支周辺には多数のリンパ節がある。

第44回午後:第16問

消化管、膵臓および脾臓からの血液を肝臓内に導く血管はどれか。  

1: 門 脈

2: 肝静脈

3: 下大動脈

4: 固有肝動脈

5: 上腸間膜動脈

第41回午後:第13問

心臓で正しいのはどれか。  

1: 右心室から肺静脈が出る。

2: 冠状動脈は大動脈から分岐する。

3: 大動脈弁は2尖である。

4: 僧帽弁は3尖である。

5: 卵円窩は心室中隔にある。

第54回午後:第56問

心臓で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 心臓壁は2層からなる。

2: 右房室弁は三尖弁である。

3: 心室中隔は左室側に凸である。

4: 心尖は左第8肋間に位置する。

5: 冠状動脈は大動脈から分岐する。

  • 答え:2 ・5
  • 解説:心臓の構造に関する問題で、正しい選択肢は2と5です。心臓壁は3層からなり、右房室弁は三尖弁である。また、心室中隔は右室側に凸であり、心尖は左第5肋間隙に位置する。冠状動脈は大動脈から分岐する。
  • 選択肢1は間違いです。心臓壁は3層からなり、内側から順に心内膜、心筋層、心外膜で構成されています。
  • 選択肢2は正しいです。右房室弁は三尖弁であり、腱索が自由縁に付着して弁の上方への反転を防いでいます。
  • 選択肢3は間違いです。心室中隔は右心室と左心室を隔てる構造で、右室側に凸である。
  • 選択肢4は間違いです。心尖は心臓の円錐の先端で、左前下方を向き、左第5肋間隙に位置しています。
  • 選択肢5は正しいです。冠状動脈は上行大動脈の起始部から分岐し、心臓の栄養血管として機能しています。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第36回午後:第19問

腸管について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.腹部消化器のリンパ流は胸管に注ぐ。イ.腸の静脈血は下大動脈に直接注ぐ。ウ.幽門括約筋は大腸から小腸への逆流を防ぐ。エ.胆管は空腸に開口する。オ.回腸と盲腸との移行部には弁がある。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午後:第19問

心臓の血管で誤っている組合せはどれか。  

1: 右冠状動脈-回旋枝

2: 右冠状動脈-後室間枝

3: 左冠状動脈-前室間枝

4: 左冠状動脈-前枝

5: 左冠状動脈-後枝

第52回午後:第65問

右心不全の症候として正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 肺水腫

2: 肝脾腫

3: 起坐呼吸

4: 下腿浮腫

5: チアノーゼ

第43回午後:第15問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: リンパ節には皮質と髄質とがある。

2: リンパ管には弁がほとんどない。

3: 胸管は乳び槽から起こる。

4: 胸管は右鎖骨下静脈に入る。

5: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。

第36回午後:第6問

心臓の血管で誤っている組合せはどれか。  

1: 右冠状動脈-回旋枝

2: 右冠状動脈-後室間枝

3: 左冠状動脈-前室間枝

4: 左冠状動脈-前 枝

5: 左冠状動脈-後 枝

第57回午後:第69問

強制吸気時に働くのはどれか。2つ選べ。  

1: 横隔膜

2: 腹直筋

3: 肋下筋

4: 外肋間筋

5: 内腹斜筋

  • 答え:1 ・4
  • 解説:強制吸気時に働く筋肉は、横隔膜と外肋間筋が主要な役割を果たします。これらの筋肉が収縮することで、肺が膨らみ空気が吸い込まれます。
  • 横隔膜は、強制吸気時に働く筋肉であり、正解です。横隔膜が収縮することで、胸腔の容積が増加し、肺が膨らんで空気が吸い込まれます。
  • 腹直筋は、強制呼気時に働く筋肉であり、間違いです。腹直筋が収縮することで、腹圧が上昇し、肺が縮んで空気が吐き出されます。
  • 肋下筋は、呼気時に働く筋肉であり、間違いです。肋下筋が収縮することで、肋骨が下がり、肺が縮んで空気が吐き出されます。
  • 外肋間筋は、強制吸気時に働く筋肉であり、正解です。外肋間筋が収縮することで、肋骨が上がり、胸腔の容積が増加し、肺が膨らんで空気が吸い込まれます。
  • 内腹斜筋は、強制呼気時に働く筋肉であり、間違いです。内腹斜筋が収縮することで、腹圧が上昇し、肺が縮んで空気が吐き出されます。
  • 科目:生理学(呼吸・循環系)
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第56回午後:第58問

動脈と脈拍の触知部位との組合せで正しいのはどれか。  

1: 総頸動脈 ── 胸鎖乳突筋の前縁

2: 上腕動脈 ── 上腕二頭筋腱の外側縁

3: 橈骨動脈 ── 前腕掌側面の内側近位部

4: 大腿動脈 ── 鼠径部の腸腰筋の外側

5: 足背動脈 ── 外果の後方

  • 答え:1
  • 解説:動脈と脈拍の触知部位は、体表から触診ができる動脈の部位である。正しい組み合わせは総頸動脈と胸鎖乳突筋の前縁である。
  • 総頸動脈の触知部位は胸鎖乳突筋の前縁であり、正しい組み合わせです。
  • 上腕動脈の触知部位は上腕遠位部の上腕二頭筋腱の内側であり、選択肢2の上腕二頭筋腱の外側縁とは異なります。
  • 橈骨動脈の触知部位は前腕掌側面の外側遠位部であり、選択肢3の前腕掌側面の内側近位部とは異なります。
  • 大腿動脈の触知部位は鼠径部の腸腰筋の内側であり、選択肢4の鼠径部の腸腰筋の外側とは異なります。
  • 足背動脈の触知部位は足背の長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間であり、選択肢5の外果の後方とは異なります。
  • 科目:解剖学(その他)
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