32歳の男性。統合失調症。これまで院内の外来作業療法に参加していたが、友人の就労を契機に本人も就労希望を口にするようになった。担当の作業療法士が院内のカンファレンスで、この患者の就労移行支援事業所利用を提案するにあたって最も重要なのはどれか。
1: 罹病期間
2: 幻聴の頻度
3: 病識の程度
4: 就労への意欲
5: 統合失調症の病型
境界型人格障害患者の作業療法場面でみられるのはどれか。
1: 作業への一貫した取り組み
2: 難易度の低い作品を要求
3: 治療者への依存
4: 集団への適応
5: 失敗時の洞察
患者に自由に話をしてもらったが、文章間のつながりに乏しく話がまとまらない。この症状はどれか。
1: 思考制止
2: 思考吹入
3: 思考途絶
4: 思考奪取
5: 連合弛緩
成人期中期に発症しやすいのはどれか。
1: うつ病
2: 統合失調症
3: 血管性認知症
4: 社交不安障害
5: 神経性無食欲症
意識は清明であるが、意志の発動性の低下によって一切の自発行動がなくなるうつ病の状態はどれか。
1: 寡動
2: 昏迷
3: 健忘
4: 常同症
5: 失立失歩
統合失調症の回復期前期における作業療法導入時の評価項目で適切でないのはどれか。
1: 基本的生活リズム
2: 身体感覚の状態
3: 疲れやすさの程度
4: 活動範囲の広がり
5: 金銭管理能力
小児期に突然数秒間、意識の消失のみがみられる発作はどれか。
1: 欠神発作
2: 強直間代発作
3: ジャクソン発作
4: ミオクロニー発作
5: 精神運動発作
統合失調症の成因に関連がないのはどれか。
1: 遺伝素因
2: ドパミン仮説
3: アミロイド仮説
4: 神経発達障害仮説
5: 脆弱性-ストレスモデル