運動単位について正しいのはどれか。
1: 運動単位には求心性線維が含まれる。
2: 同じ筋肉内では小さな運動単位は持久性に優れる。
3: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。
4: 同じ筋肉内では筋線維のタイプは同じである。
5: 発射頻度は200~500回/秒である。
等張性運動について正しいのはどれか。
1: 角速度は一定である。
2: 等尺性運動に比べ血圧が上昇しやすい。
3: 等尺性運動に比べ収縮時の筋血流が増加しやすい。
4: 等尺性運動に比べ心拍数が増加しやすい。
5: 負荷に抗して姿勢を維持するときに起こる。
伸張反射について誤っているのはどれか。
1: 筋紡錘が筋の長さを検知する。
2: 痙縮では伸張反射が低下する。
3: 伸張反射は単シナプス反射である。
4: Ia群神経線維はα運動神経に結合する。
5: 錘外線維が伸ばされると錘内線維は活動を増す。
正しいのはどれか。
1: 腓腹筋の神経支配比は外眼筋よりも小さい。
2: 1つの運動単位に属する筋線維は同期して興奮する。
3: γ運動ニューロンは運動単位の構成要素の1つである。
4: 遅筋の支配神経線維の径は速筋の支配神経線維よりも太い。
5: 大径の脊髄前角細胞は小径の細胞よりも弱い筋収縮力で興奮する。
筋肉に対する伸張法で誤っているのはどれか。
1: 右大殿筋
2: 右内転筋
3: 右縫工筋
4: 右大腿直筋
5: 右腰方形筋
運動学習が成立する過程で起こるのはどれか。2つ選べ。
1: 誤差の平均値が減少する。
2: 誤差のばらつきが大きくなる。
3: 課題遂行に向ける注意の量が増大する。
4: 結果の知識(KR)への依存度が増大する。
5: 練習効果の翌日への持越しが容易になる。
運動学習における結果の知識(KR)の提示について正しいのはどれか。
1: 動機付けには効果がない。
2: 誤りの大きさを提示すると有効である。
3: 成人では学習パフォーマンスを向上させない。
4: 難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する。
5: 運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある。
他動運動の目的で適切でないのはどれか。
1: 関節拘縮の予防
2: 筋力の維持
3: 筋長の維持
4: 末梢循環の改善
5: 固有受容器に対する刺激
筋の他動的持続伸張で誤っているのはどれか。
1: 手指屈筋群は手関節掌屈位で行う。
2: 手関節屈筋群は前腕回外位で行う。
3: 腸腰筋は対側の股関節屈曲位で行う。
4: 大腿直筋は股関節伸展位で行う。
5: 腓腹筋は膝関節伸展位で行う。
末梢神経障害患者の筋力増強訓練で誤っているのはどれか。
1: 経皮的電気刺激(TENS)は有効である。
2: バイオフィードバック療法は有効である。
3: PNFは有効である。
4: 遠心性運動は過負荷になりやすい。
5: 等運動性訓練機器を用いる。
正しいのはどれか。
1: 一次運動野は筋緊張の調整に関与する。
2: 運動前野は記憶に基づいた連続運動に関与する。
3: 補足運動野は視覚情報を運動に変換する。
4: 大脳基底核は運動時の感覚情報を中継する。
5: 小脳は無意識的な運動スキルの習得に関与している。
全身持久力トレーニングの長期効果について誤っているのはどれか。
1: 血圧の低下
2: 心拍出量の増加
3: 最大酸素摂取量の増加
4: 骨格筋毛細血管密度の減少。
5: 動静脈酸素含有量較差の増加。
運動学習における結果の知識〈KR〉の提示について正しいのはどれか。
1: 難しい課題では1試行ごとに提示すると学習効率が低下する。
2: 運動の誤差修正を行えるようになっても継続する必要がある。
3: 成人では学習パフォーマンスを向上させない。
4: 誤りの大きさを提示すると有効である。
5: 動機付けには効果がない。
低周波刺激で誤っているのはどれか。
1: 筋の発生張力は刺激強度に依存する。
2: 筋収縮には、刺激の持続時間が短いほど強い刺激を必要とする。
3: 正常筋は脱神経筋より順応を起こしやすい。
4: 正常筋の不応期は脱神経筋の不応期より短い。
5: 脱神経筋は正常筋に比べて短い刺激持続時間で反応する。
筋生理について誤っているのはどれか。
1: 赤筋は白筋に比べて長時間にわたる収縮が可能である。
2: 筋質量の75%は蛋白質である。
3: 神経筋接合部での興奮の伝達は神経から筋への一方向である。
4: 活動電位は筋収縮に先行して発生する。
5: 乳酸の蓄積は筋疲労の化学的原因である。
筋と体幹の運動の組合せで誤っているのはどれか。
1: 最長筋 ― 伸展
2: 腹直筋 ― 屈曲
3: 腰方形筋 ― 回旋
4: 外腹斜筋 ― 回旋
5: 内腹斜筋 ― 回旋