第44回午後第15問の類似問題

第40回午後:第3問

正しいのはどれか。  

1: 気管は食道の背側に位置する。

2: 気管支は第3胸椎の高さで分岐する。

3: 気管支は左右対称である。

4: 気管支の粘膜には線毛がある。

5: 気管支は副交感神経の興奮で拡張する。

第44回午後:第19問

正しいのはどれか。  

1: 尿管口は膀胱尖に開く。

2: 尿管内部には逆流防止弁がある。

3: 排尿筋には大内臓神経が分布する。

4: 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。

5: 男性の尿道は前立腺を貫いている。

第48回午後:第59問

泌尿器について正しいのはどれか。  

1: 尿管口は膀胱尖に開く。

2: 尿管内部には複数の逆流防止弁がある。

3: 排尿筋には大内臓神経が分布する。

4: 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。

5: 男性の尿道は前立腺を貫いている。

第54回午後:第66問

排便機構で正しいのはどれか。  

1: 排便中枢は胸髄にある。

2: 外肛門括約筋は陰部神経支配である。

3: 下行結腸では逆蠕動運動がみられる。

4: 食事によって胃が拡張すると便意を生じる。

5: 内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。

  • 答え:2
  • 解説:排便機構に関する知識を確認する問題です。正しい選択肢は、外肛門括約筋が陰部神経支配であることを示す選択肢2です。
  • 選択肢1は間違いです。排便中枢は第2~4仙髄に存在し、胸髄ではありません。
  • 選択肢2は正しいです。外肛門括約筋は陰部神経(体性神経)支配であり、排便の際に意識的に制御することができます。
  • 選択肢3は間違いです。逆蠕動運動は上行結腸上端から盲腸にかけて見られ、内容物を停滞させて水分の吸収を促します。下行結腸では通常の蠕動運動が見られます。
  • 選択肢4は間違いです。便意は直腸壁が伸展されることで生じます。食物によって胃が拡張されると、大腸の蠕動運動が促通(蠕動反射)されますが、直接的に便意を生じさせるわけではありません。
  • 選択肢5は間違いです。内肛門括約筋は交感神経で収縮し、副交感神経で弛緩します。副交感神経の緊張では収縮しません。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午後:第58問

泌尿器の解剖について正しいのはどれか。  

1: 膀胱括約筋は平滑筋である。

2: 膀胱尖には膀胱三角が位置する。

3: 膀胱底は膀胱の前方に位置する。

4: 尿管は総腸骨動脈の後方を通る。

5: 尿管壁は粘膜と外膜の2層からなる。

  • 答え:1
  • 解説:この問題は泌尿器の解剖に関する知識を問うもので、膀胱や尿管の構造や位置について理解しているかを確認するための問題です。
  • 膀胱括約筋は平滑筋であり、尿道の起始部で特に肥厚しています。これが正しい選択肢です。
  • 膀胱三角は内尿道口と左右の尿管口を結ぶ範囲で、膀胱底に位置します。膀胱尖は膀胱の上端部分であるため、この選択肢は間違いです。
  • 膀胱底は膀胱の下後方に位置し、膀胱の前方には膀胱尖があります。この選択肢は間違いです。
  • 尿管は尿を腎臓から膀胱へ運ぶ管で、総腸骨動脈の前方を通ります。この選択肢は間違いです。
  • 尿管壁は粘膜、筋層、外膜の3層からなります。この選択肢は間違いです。
  • 科目:解剖学(その他)
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第42回午後:第18問

腎臓で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.糸球体は髄質にある。イ.近位尿細管は腎盂にある。ウ.尿管は皮質と連結する。エ.輸入細動脈は糸球体と連結する。オ.遠位尿細管はヘンレ係蹄と連結する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第35回午後:第6問

正しいのはどれか。  

1: 口蓋の後半部を硬口蓋という。

2: 口唇、歯列および頬で囲まれた空間を口腔前庭という。

3: 舌の主体は平滑筋である。

4: 咽頭は直接気管とつながる。

5: 食道は気管分岐部の背側で広くなる。

第57回午前:第67問

排便機構で正しいのはどれか。  

1: 排便中枢は第5腰髄にある。

2: S状結腸に糞便が到達すると便意を感じる。

3: 直腸壁からの求心路は陰部神経を経由する。

4: 骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こる。

5: 大腸内容物を肛門側に輸送するのは分節運動である。

  • 答え:4
  • 解説:排便機構に関する問題で、正しい選択肢は骨盤神経の刺激で内肛門括約筋抑制が起こることを示す選択肢4です。他の選択肢は、排便中枢の位置や便意の発生、求心路、大腸内容物の輸送に関する誤った情報を含んでいます。
  • 選択肢1は間違いです。排便中枢は第2~4仙椎に存在し、第5腰髄ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。便意は、直腸に便が貯留し、直腸壁の伸張によって生じます。S状結腸ではなく、直腸に糞便が到達したときに便意を感じます。
  • 選択肢3は間違いです。直腸壁からの求心路は骨盤神経を経由します。陰部神経は、肛門括約筋の制御や感覚を司っていますが、直腸壁からの求心路とは関係ありません。
  • 選択肢4は正解です。骨盤神経の刺激によって内肛門括約筋抑制が起こります。これにより、排便が可能になります。また、下腹神経の刺激により内肛門括約筋収縮が起こります。
  • 選択肢5は間違いです。大腸内容物を肛門側に輸送するのは蠕動運動です。分節運動は、小腸で行われます。蠕動運動、分節運動、振子運動を繰り返し運搬されることで、消化管の内容物が移動します。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
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第43回午後:第18問

正しいのはどれか。  

1: 小腸は3部に分けられる。

2: 大腸は2部に分けられる。

3: 結腸は3部に分けられる。

4: 成人の小腸の長さは約2 mである。

5: 成人の大腸の長さは約0.5 mである。

第34回午後:第93問

消化器疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.十二指腸潰瘍による痛みは食後に生じる。イ.胆石による典型的な痛みは鈍痛である。ウ.腹膜炎では腹部を軽く押すと腹筋の緊張が低下する。エ.食道静脈瘤の基礎疾患として肝硬変がある。オ.広汎な熱傷には胃潰瘍が続発しやすい。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第39回午後:第16問

正しいのはどれか。  

1: 舌の背側面には舌乳頭がある。

2: 口腔両側に梨状陥凹がある。

3: 口蓋扁桃は口峡の上壁にある。

4: 口蓋前方部は軟口蓋である。

5: 咽頭は第一胸椎部で食道に移行する。

第46回午前:第58問

気管について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 気管は食道の背側にある。

2: 気管分岐角は約70°である。

3: 右主気管支は左主気管支よりも太い。

4: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

5: 左主気管支は胸大動脈の背側から肺に入る。

第35回午後:第33問

消化について誤っているのはどれか。 ア.唾液の分泌は神経性に調節される。イ.膵液は胃から排出された酸性内容を中和する。ウ.小腸の分泌液はアルカリ性である。エ.腸壁から血中に吸収されるのは単糖、多糖類である。オ.一つの蛋白分子中にすべてのアミノ酸が含まれる。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第42回午後:第32問

排便で誤っているのはどれか。  

1: 直腸壁が便で伸展されると便意を生じる。

2: 食事の摂取が結腸の蠕動運動を誘発する。

3: 排便反射では外肛門括約筋が収縮する。

4: 排便には横隔膜が関与する。

5: 排便中枢は仙髄にある。

第45回午後:第57問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: リンパ管には弁機構が存在しない。

2: 毛細リンパ管は単層の内皮細胞からなる。

3: 胸管は右側の静脈角に合流する。

4: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。

5: 脾臓はリンパ性器官の1つである。

第54回午後:第57問

口腔で正しいのはどれか。  

1: 口蓋の後方を硬口蓋という。

2: 口峡は口腔と喉頭の境である。

3: 口腔粘膜は重層扁平上皮からなる。

4: 舌根に舌乳頭がある。

5: 舌背に舌小帯がある。

  • 答え:3
  • 解説:口腔に関する問題で、正しい選択肢は口腔粘膜が重層扁平上皮からなるという選択肢3です。他の選択肢は誤りで、それぞれの選択肢について説明します。
  • 選択肢1は間違いです。口蓋の前2/3が硬口蓋で、後1/3が軟口蓋です。硬口蓋は骨口蓋が支柱をなし、表面が粘膜で覆われています。
  • 選択肢2は間違いです。口峡は口腔と咽頭の境であり、口腔と喉頭の境ではありません。口峡の上部には軟口蓋の後縁から口蓋垂が垂れ下がっています。
  • 選択肢3は正しいです。口腔粘膜は重層扁平上皮からなり、口蓋の表面を覆っています。
  • 選択肢4は間違いです。舌乳頭は舌の背面と側縁にあります。舌乳頭には糸状乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭の4種があり、糸状乳頭以外の3乳頭には味蕾が存在します。
  • 選択肢5は間違いです。舌小帯は舌下小丘の近くで舌の長軸に平行に伸びるヒダであり、舌背にはありません。舌小帯が短い場合は、滑舌が不良になることがあります。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
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第57回午後:第57問

腎臓について正しいのはどれか。  

1: 腎錐体は皮質にある。

2: 一側の重さは約300 gである。

3: エリスロポエチンを分泌する。

4: 左腎は右腎より約1.5 cm下位にある。

5: 安静時の腎血流は心臓から拍出される血液の約5%である。

  • 答え:3
  • 解説:腎臓はエリスロポエチンやレニンを分泌し、血液の浄化や血圧の調整などの重要な役割を果たしています。この問題では、腎臓に関する正しい情報を選ぶことが求められています。
  • 腎錐体は皮質ではなく、髄質にあります。腎臓の実質は、外表面の腎皮質と腎洞に向かう腎髄質、すなわち腎錐体からできています。
  • 一側の腎臓の重さは約150 gであり、約300 gではありません。腎臓の大きさは、縦が約12 cm、横が約6 cm、厚さが約3 cmです。
  • 腎臓はエリスロポエチンやレニンを分泌します。エリスロポエチンは赤血球の生成を促進し、レニンは血圧調整に関与しています。この選択肢は正しいです。
  • 左腎は右腎より上位にあります。右腎は肝臓があるために押し下げられています。この選択肢は間違いです。
  • 安静時の腎血流は心臓から拍出される血液の約20%であり、約5%ではありません。臓器の中で血流が最も多いのが腎臓です。この選択肢は間違いです。
  • 科目:解剖学(その他)
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第50回午前:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔の後面は心臓である。

2: 肺の栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右10本ずつある。

4: 第3肋骨は胸骨柄と関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜とは連続している。

第57回午後:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔後面は心臓である。

2: 肺栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右5本ずつある。

4: 胸骨柄と第3肋骨は関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜は連続している。

  • 答え:5
  • 解説:この問題は胸部の解剖に関する知識を問うもので、正しい選択肢を選ぶことが求められています。選択肢の中で正しいものは、臓側胸膜と壁側胸膜が連続しているという選択肢5です。
  • 縦隔後面は脊柱であり、心臓ではありません。心臓は縦隔の下部中部に位置しています。この選択肢は誤りです。
  • 肺栄養血管は気管支動脈であり、肺動脈ではありません。肺動脈は肺機能血管です。この選択肢は誤りです。
  • 区域気管支は左右で本数が異なり、右肺には10本、左肺には8~10本あります。左右5本ずつではないため、この選択肢は誤りです。
  • 胸骨柄は鎖骨、第1肋骨、第2肋骨と関節を形成しており、第3肋骨とは関節を形成していません。この選択肢は誤りです。
  • 臓側胸膜と壁側胸膜は連続しており、正しい選択肢です。肺を被るのが臓側胸膜で、その外側にあるのが壁側胸膜です。この胸膜は一枚でくっついて連続しています。
  • 科目:解剖学(その他)
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第34回午後:第18問

気管支で誤っているのはどれか。  

1: 第5~6胸椎の高さで左右に分かれる。

2: 食道の前方にある。

3: 右気管支と気管軸のなす角は左より大きい。

4: 前・側壁に気管軟骨がある。

5: 粘膜上皮には微絨毛がある。