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理学療法士国家試験

大分類

生理学(消化・吸収・排泄系)

20問表示中
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66
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第54回 午後
重要度:最重要 解説あり
排便機構で正しいのはどれか。  
1
排便中枢は胸髄にある。
2
外肛門括約筋は陰部神経支配である。
3
下行結腸では逆蠕動運動がみられる。
4
食事によって胃が拡張すると便意を生じる。
5
内肛門括約筋は副交感神経の緊張で収縮する。

解説

排便機構に関する知識を確認する問題です。正しい選択肢は、外肛門括約筋が陰部神経支配であることを示す選択肢2です。

選択肢別解説

1
不正解

選択肢1は間違いです。排便中枢は第2~4仙髄に存在し、胸髄ではありません。

2
正解

選択肢2は正しいです。外肛門括約筋は陰部神経(体性神経)支配であり、排便の際に意識的に制御することができます。

3
不正解

選択肢3は間違いです。逆蠕動運動は上行結腸上端から盲腸にかけて見られ、内容物を停滞させて水分の吸収を促します。下行結腸では通常の蠕動運動が見られます。

4
不正解

選択肢4は間違いです。便意は直腸壁が伸展されることで生じます。食物によって胃が拡張されると、大腸の蠕動運動が促通(蠕動反射)されますが、直接的に便意を生じさせるわけではありません。

5
不正解

選択肢5は間違いです。内肛門括約筋は交感神経で収縮し、副交感神経で弛緩します。副交感神経の緊張では収縮しません。

65
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:重要 解説あり
胆汁について正しいのはどれか。  
1
脂肪の吸収を抑制する。
2
消化酵素が含まれる。
3
食物の摂取によって分泌が増加する。
4
胆汁酸塩の大部分は大腸で再吸収される。
5
胆嚢で産生される。

解説

胆汁は肝臓で生成され、胆嚢に貯められる。食物の摂取によって分泌が増加し、脂質の消化と吸収を促進する。また、体内代謝物質や外来物質の排泄にも関与する。

選択肢別解説

1
不正解

選択肢1は間違いです。胆汁は脂肪の吸収を抑制するのではなく、脂質の消化と吸収を促進する働きがあります。

2
不正解

選択肢2は間違いです。胆汁には消化酵素が含まれませんが、消化酵素の働きをサポートする役割があります。

3
正解

選択肢3は正しいです。胆汁は食物の摂取によって分泌が増加し、脂質の消化と吸収を促進する働きがあります。

4
不正解

選択肢4は間違いです。胆汁酸塩の大部分は小腸で再吸収され、肝臓に戻されることから腸肝循環と呼ばれます。

5
不正解

選択肢5は間違いです。胆汁は肝臓で生成され、胆嚢に貯められる。胆嚢は胆汁を貯める役割がありますが、胆汁を生成するのは肝臓です。

68
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午前
重要度:最重要
摂食嚥下の際の運動で正しいのはどれか。  
1
嚥下後の呼吸は吸気から再開される。
2
口腔内の食塊は反射運動で咽頭へ送られる。
3
嚥下反射が起こると舌骨は下方に移動する。
4
食塊の咽頭への送り込み時に口蓋帆張筋が緊張する。
5
食塊の食道への送り込み時に輪状咽頭筋が収縮する。
64
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:標準 解説あり
胃での栄養素の消化・吸収で正しいのはどれか。  
1
ペプシンは脂質を分解する。
2
セクレチンは胃液分泌を促進する。
3
内因子はビタミンB6の吸収に関与する。
4
胃内の停滞時間は糖類より脂肪の方が長い。
5
胃液分泌の増加は食物が胃に到達してから起こる。

解説

胃での栄養素の消化・吸収に関する問題です。胃では主に蛋白質の消化が行われ、脂質や糖類の消化はほとんど行われません。また、胃内の停滞時間は栄養素の種類によって異なります。

選択肢別解説

1
不正解

ペプシンは蛋白質をペプトンに分解する酵素であり、脂質の分解はリパーゼによって行われるため、この選択肢は間違いです。

2
不正解

セクレチンは十二指腸粘膜から分泌され、膵液の分泌促進と胃液の分泌抑制を行うホルモンです。胃液分泌を促進するのではなく、抑制するため、この選択肢は間違いです。

3
不正解

内因子は胃壁細胞によって作られる糖蛋白質で、ビタミンB12の吸収に関与する。ビタミンB6ではなく、ビタミンB12の吸収に関与するため、この選択肢は間違いです。

4
正解

胃内の停滞時間は糖質<蛋白質<脂質の順に長くなるため、糖類よりも脂肪の方が長い。脂質は胃運動を抑制するため、停滞時間が他の栄養素と比較して長い。この選択肢は正しいです。

5
不正解

胃液分泌の増加は、食物が口腔内に入ると反射的に起こる。食物が胃に到達してからではなく、口腔内に入るときに起こるため、この選択肢は間違いです。

65
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:最重要 解説あり
排便機構について正しいのはどれか。  
1
排便時には横隔膜が弛緩する。
2
排便に関与する神経は下殿神経である。
3
直腸平滑筋と内肛門括約筋は同時に収縮する。
4
直腸壁が加圧されると骨盤神経が刺激される。
5
直腸の収縮を促す神経伝達物質はアドレナリンである。

解説

排便機構は、横隔膜の収縮、腹圧の上昇、内肛門括約筋の弛緩、直腸平滑筋の収縮などが関与し、副交感神経の骨盤神経と体性神経の陰部神経が主に関与している。正しい選択肢は、直腸壁が加圧されると骨盤神経が刺激されるという選択肢4である。

選択肢別解説

1
不正解

選択肢1は間違いで、排便時には横隔膜が収縮し、腹圧を高めることで排便を促進する。

2
不正解

選択肢2は間違いで、排便に関与する神経は副交感神経の骨盤神経と体性神経の陰部神経である。下殿神経は大殿筋の支配神経であり、排便とは関係がない。

3
不正解

選択肢3は間違いで、排便時には内肛門括約筋が弛緩し、直腸平滑筋が収縮する。これにより、便が肛門へと押し出される。

4
正解

選択肢4は正しい。直腸壁が加圧されると、副交感神経である骨盤神経が刺激され、排便機構が働く。

5
不正解

選択肢5は間違いで、直腸の収縮を促す神経伝達物質はアセチルコリンであり、アドレナリンではない。アドレナリンは交感神経の神経伝達物質であり、通常は直腸の収縮を抑制する働きがある。

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70
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第53回 午後
重要度:最重要 解説あり
咀嚼筋はどれか。2つ選べ。  
1
咬筋
2
側頭筋
3
口輪筋
4
小頬骨筋
5
オトガイ筋

解説

咀嚼筋は、主に顎を動かすことで食物を咀嚼するための筋肉で、咬筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋の4つが含まれます。この問題では、咬筋と側頭筋が正解です。

選択肢別解説

1
正解

咬筋は咀嚼筋の一つで、頬骨弓から下顎骨に至る四角形の筋です。下顎骨を挙上する働きがあり、咀嚼筋の中で最も強力な筋肉です。

2
正解

側頭筋は咀嚼筋の一つで、側頭部から下顎骨の筋突起に至る筋です。下顎骨を引き上げて歯を嚙み合わせる働きがあり、一部は下顎骨を後方へ引く働きも持っています。

3
不正解

口輪筋は顔面筋の一つであり、咀嚼筋ではありません。中心部の線維は口を軽く閉じ、周辺部は強く閉じる際に働くほか、口を尖らせる際にも働きます。

4
不正解

小頬骨筋は顔面筋の一つであり、咀嚼筋ではありません。上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋と合わさり鼻翼を引き上げ、鼻唇溝を形成します。

5
不正解

オトガイ筋は顔面筋の一つであり、咀嚼筋ではありません。オトガイ部の皮膚を引き上げて下唇をつき出し、小さなくぼみをつくる働きがあります。

66
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:標準
胃液の分泌を促進するのはどれか。2つ選べ。  
1
胃壁の伸展
2
胃内pHの低下
3
交感神経の緊張
4
ガストリンの分泌
5
十二指腸内への酸性内容物の流入
67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午前
重要度:重要
尿の生成について正しいのはどれか。  
1
集合管では尿の希釈を行う。
2
血漿蛋白は糸球体を透過する。
3
血液の濾過は腎小体で行われる。
4
近位尿細管ではアンモニアの再吸収を行う。
5
抗利尿ホルモンは水の再吸収量を減少させる。
66
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:標準
消化酵素について正しいのはどれか。2つ選べ。  
1
αアミラーゼはマルトースをブドウ糖に分解する。
2
トリプシンはトリペプチドをアミノ酸に分解する。
3
ペプシンは蛋白質をポリペプチドに分解する。
4
マルターゼはデンプンをデキストリンに分解する。
5
リパーゼは脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する。
67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第52回 午後
重要度:最重要
排便機構について正しいのはどれか。  
1
外肛門括約筋は平滑筋である。
2
結腸壁が伸展されることで便意が生じる。
3
内肛門括約筋を収縮させることで排便する。
4
排便中枢は大脳皮質からの抑制を受けている。
5
食物で胃が伸展されると大腸の蠕動運動が抑制される。
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66
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午前
重要度:重要
胆汁について正しいのはどれか。  
1
pHは酸性である。
2
消化酵素が含まれる。
3
胆細管から分泌される。
4
総胆管から小腸内に排出される。
5
小腸内の胆汁は大半が大腸で再吸収される。
67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第51回 午後
重要度:最重要
排尿機構で正しいのはどれか。  
1
排尿筋は平滑筋である。
2
排尿の一次中枢は腰髄にある。
3
外尿道括約筋は陰部神経活動で弛緩する。
4
副交感神経を刺激すると排尿筋は弛緩する。
5
排尿を我慢するときは副交感神経優位となる。
66
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第50回 午前
重要度:標準
栄養素と吸収部位の組合せで正しいのはどれか。  
1
糖 - 空腸
2
鉄 - 結腸
3
脂肪 - 十二指腸
4
蛋白質 - 胃
5
ビタミンB12 - 空腸
67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第50回 午前
重要度:最重要
排尿で正しいのはどれか。2つ選べ。  
1
排尿反射の中枢は腰髄にある。
2
外尿道括約筋は随意制御できる。
3
膀胱は副交感神経活動で収縮する。
4
外尿道括約筋は陰部神経活動で弛緩する。
5
内尿道括約筋は副交感神経活動で収縮する。
66
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第50回 午後
重要度:標準
腎臓の尿細管で再吸収されるのはどれか。  
1
アミノ酸
2
イヌリン
3
アンモニア
4
クレアチニン
5
ミオグロビン
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67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第50回 午後
重要度:最重要
排便機構で正しいのはどれか。  
1
排便中枢は第10~12胸髄に存在する。
2
排便反射では外肛門括約筋が収縮する。
3
下行結腸に便が貯留すると便意を生じる。
4
胃結腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。
5
副交感神経系は消化管運動に抑制的に作用する。
67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第49回 午後
重要度:最重要
排便に関与する体性神経はどれか。  
1
陰部神経
2
下殿神経
3
下腹神経
4
骨盤神経
5
上殿神経
67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第48回 午前
重要度:最重要
排便機構で正しいのはどれか。  
1
排便中枢は第10~12胸髄に存在する。
2
排便反射では外肛門括約筋が収縮する。
3
下行結腸に便が貯留すると便意を生じる。
4
胃大腸反射により結腸の蠕動運動が亢進する。
5
副交感神経系は消化管運動に抑制的に作用する。
67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第47回 午前
重要度:最重要
排尿機構で誤っているのはどれか。  
1
外尿道括約筋は陰部神経支配である。
2
内尿道括約筋は交感神経支配である。
3
脊髄排尿中枢は第2~4仙髄節にある。
4
副交感神経を刺激すると膀胱は弛緩する。
5
膀胱体部からの求心性神経は骨盤神経である。
67
理学療法士・作業療法士共通問題 - 第47回 午後
重要度:最重要
嚥下で誤っているのはどれか。  
1
食塊が舌によって咽頭に送られる過程を口腔期という。
2
食塊が咽頭粘膜に触れると、嚥下反射が誘発される。
3
嚥下反射のときに喉頭蓋が後方に倒れる。
4
輪状咽頭筋が収縮すると、食塊が食道に入る。
5
食塊が食道に達すると、食道の蠕動運動が生じる。
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