第47回午前第33問の類似問題

第40回午前:第65問

上腕切断者の作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 健側の筋力強化を行う。

2: 弾性包帯は末梢側ほどきつく巻くように指導する。

3: 義手を健側の母指までの長さと同じにする。

4: 操作効率が悪い場合はハウジングを長くする。

5: 鏡を見て姿勢をチェックするように指導する。

第46回午後:第24問

両膝関節の屈曲可動域が0〜90°に制限されている患者に指導する床からの立ち上がり方法はどれか。  

1: 背臥位→蹲踞位(しゃがんだ姿勢)→立位

2: 背臥位→蹲踞位(しゃがんだ姿勢)→高這い位→立位

3: 四つ這い位→高這い位→立位

4: 四つ這い位→膝立ち位→片膝立ち位→立位

5: 横座り位→膝立ち位→片膝立ち位→立位

第57回午後:第7問

60歳の女性。関節リウマチ。SteinbrockerのステージⅡ、クラス2。この患者の日常生活場面を示す。関節保護の指導をすべき動作はどれか。 

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第37回午前:第75問

デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者のADLで適切でないのはどれか。  

1: 太柄の軽いペングリップにする。

2: 物を取るにはリーチャーを利用する。

3: 登はん性起立により立位をとる。

4: 洗い場と浴槽との高さを同一にする。

5: 車椅子のシーティング調整が必要である。

第42回午前:第17問

65歳の女性。関節リウマチで外来通院中。上肢の関節可動域制限と手指の変形を認める。手指変形を写真に示す。この患者の上肢関節可動域制限とリーチ範囲の低下を補うための自助具で適切なのはどれか。

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第42回午前:第10問

腰痛症患者に適切な姿勢はどれか。2つ選べ。  

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第45回午後:第29問

右利きの右上腕切断者への義手の導入方法で適切なのはどれか。  

1: 義手操作で書字の練習を行う。

2: 断端の周径が安定してから行う。

3: 手先具の開閉は肘最大屈曲位で行う。

4: 肘ロックの訓練は肩関節屈曲90°で行う。

5: 手先具の把握訓練の対象物は硬いものから行う。

第57回午後:第28問

関節リウマチについて正しいのはどれか。  

1: 渦流浴は禁忌である。

2: 家事の実施は午前中が良い。

3: 疼痛の特徴として圧痛がある。

4: 疼痛に対して装具は使用しない。

5: 非ステロイド性抗炎症薬で疼痛は軽減しない。

  • 答え:3
  • 解説:関節リウマチは免疫異常による炎症性関節疾患で、抗リウマチ薬や非ステロイド性抗炎症薬が治療に用いられる。症状には腫脹、圧痛、熱感、こわばりなどがあり、適切な治療や生活習慣が重要である。
  • 渦流浴は関節の熱感・炎症・腫脹がない時には行ってもよいため、選択肢1は正しくない。
  • 関節リウマチ患者は朝のこわばりが生じることが多いため、家事動作は起きて間もない午前中を避けて行ったほうがよい。選択肢2は正しくない。
  • 関節リウマチの症状には腫脹、圧痛、熱感、こわばりなどがあり、選択肢3は正しい。
  • 疼痛に対しては、スプリントを装着して安静保持する方法があるため、選択肢4は正しくない。
  • 非ステロイド性抗炎症鎮痛薬(NSAIDs)は疼痛と腫れを和らげることができるため、選択肢5は正しくない。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第32問

後方アプローチによる人工股関節置換術後の動作で正しいのはどれか。  

1: 低めのソファーに座る。

2: 健側を下にして横になる。

3: 床の物を拾うときは患側を後方に引く。

4: 階段を降りるときは健側から先に下ろす。

5: ベッドに這い上がるときは患側の膝を先につく。

  • 答え:3
  • 解説:後方アプローチによる人工股関節置換術後の動作では、脱臼を避けるために術側股関節の過度な屈曲・内転・内旋を避けるように指導することが重要です。
  • 低めのソファーに座ると、術側の股関節の屈曲角度が増大し、脱臼のリスクが高まるため、正しくありません。
  • 健側を下にして横になると、術側の股関節が内転・内旋し、脱臼のリスクが高まるため、正しくありません。
  • 床の物を拾うときは術側を後方に引くことで、前方に出すよりも股関節屈曲角度を減免でき、脱臼のリスクを低減できるため、正しいです。
  • 階段を降りるときは健側から先に下ろすと、患側の股関節が屈曲位で体重を支えるため、脱臼の危険性が高まる。正しい方法は、術側から先に降ろすことで衝撃を調整しやすくなります。
  • ベッドに這い上がるときは患側の膝を先につくと、術側の膝への負担が増大し、脱臼のリスクが高まるため、正しくありません。正しい方法は、健側の膝を先につくことで、術側の膝への負担を減免できます。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午後:第32問

椅子座位で高齢者が食事をする際に誤嚥のリスクを高める動作はどれか。  

1: 頬杖

2: 顎をひく

3: 上を向く

4: うなずく

5: 横を向く

  • 答え:3
  • 解説:高齢者が椅子座位で食事をする際に誤嚥のリスクを高める動作は、上を向くことです。上を向くと、頸部伸展位となり、誤嚥を生じやすくなります。頸部は屈曲位とし、前頸部の緊張をゆるめ、喉頭蓋谷を広げることで、嚥下前誤嚥を防ぐとよいです。
  • 頬杖は誤嚥のリスクを高める動作ではありません。下顎を前突させることにより、連結された喉頭を前方に引き出し、食塊の送り込みに合わせて食道入口部を意図的に開くため、誤嚥のリスクを減らすことができます。
  • 顎をひくことは誤嚥のリスクを高める動作ではありません。舌根後退と咽頭収縮が不十分で喉頭蓋谷に食物が残留し、嚥下後に誤嚥が生じる場合などは、顎を引くことで誤嚥を防ぐことができます。
  • 上を向くことは誤嚥のリスクを高める動作です。上を向くと、頸部伸展位となり、誤嚥を生じやすくなります。頸部は屈曲位とし、前頸部の緊張をゆるめ、喉頭蓋谷を広げることで、嚥下前誤嚥を防ぐとよいです。
  • うなずくことは誤嚥のリスクを高める動作ではありません。うなずくと、頸部を屈曲位となるため、誤嚥を防ぐことができます。
  • 横を向くことは誤嚥のリスクを高める動作ではありません。頸部回旋(横向き嚥下)により、食塊が咽頭の非回旋側へ誘導されるだけでなく、非回旋側の食道入口部静止圧が低下し、咽頭残留の軽減や誤嚥の防止が期待できます。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第34回午前:第59問

軽度認知症を伴う保存的治療中の高齢骨折患者への対応で誤っているのはどれか。  

1: 病前生活、特に趣味などに関連した作業を行う。

2: 患者同士の交流ができる場面を設定する。

3: 日時、場所、ニュースなどの会話を心がける。

4: 固定中の関節には等張性運動を用いた作業で筋萎縮を防ぐ。

5: 局所の固定を妨げない関節には可動域訓練を行う。