第45回午後第50問の類似問題

第53回午後:第43問

社会生活技能訓練〈SST〉の説明で適切なのはどれか。  

1: ロールプレイは自由に行う。

2: 正のフィードバックを行う。

3: モデリングは最小限にとどめる。

4: ストレスがかからない技法である。

5: モジュールは経験を積んでから行う。

  • 答え:2
  • 解説:社会生活技能訓練(SST)は、社会生活に困難を抱える対象者に対し、ソーシャルスキル(社会技能)と呼ばれるコミュニケーション技術を向上させ解決しようとするものである。SSTには、基本訓練モデル、問題解決技能訓練、自立生活技能プログラム(モジュール)の3方法がある。
  • ロールプレイはSSTの手順に沿って行う必要があり、自由に行うわけではありません。
  • 正のフィードバックを行うことで、良かった行動を強化する。これが適切なSSTの説明であるため、正しい選択肢です。
  • モデリングは、手本となる他者の振舞い(スキル)を見せて学ばせるもので、SSTの基本的な手法の一つである。最小限にとどめるという考え方は誤りです。
  • SSTはグループで行うため、必然的にストレスはかかる。ストレスがかからない技法であるという説明は誤りです。
  • SSTには、基本訓練モデル、問題解決技能訓練、自立生活技能プログラム(モジュール)の3方法があり、モジュールには、服薬自己管理、症状自己管理、基本会話、余暇の過ごし方、地域生活への再参加などがあり、最初から行っても良い。経験を積んでから行うという条件は誤りです。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第41回午前:第77問

SST(社会生活技能訓練)の説明で適切でないのはどれか。  

1: 社会的学習理論に基づく技法である。

2: 交流分析に基づく技法である。

3: 認知行動療法に基づく技法である。

4: ロールプレイやモデリングなどを使用する。

5: 慢性精神障害者の自立支援を目的として開発された。

第51回午前:第44問

SSTの目的として最も適切なのはどれか。  

1: 病識の獲得

2: 精神症状の改善

3: 自動思考の修正

4: ストレス対処技能の強化

5: 対人関係パターンの自己洞察

第42回午前:第83問

回復期前期の統合失調症患者に対する作業療法で適切なのはどれか。  

1: 身体感覚を促すための身体運動を行う。

2: 現実検討を促すためのミーティングを行う。

3: 対人交流技能を促すためのSSTを行う。

4: 自立生活を促すための就労準備訓練を行う。

5: 地域参加を促すための社会活動を行う。