de Quervain(ドケルバン)病で腱鞘炎を起こすのはどれか。2つ選べ。
1: 長母指伸筋腱
2: 短母指伸筋腱
3: 長母指外転筋腱
4: 長橈側手根伸筋腱
5: 短橈側手根伸筋腱
53歳の男性。脳出血による右片麻痺。ブルンストローム法ステージは上肢IV・手指IIIでやや痙縮が強い。麻痺側でコップの水を飲んでもらったところ図1のような反応がみられた。このような反応を軽減するための訓練として図2のような動作を行う際に注意すべき点で適切でないのはどれか。
1: 麻痺側上肢の運動に抵抗をかける。
2: 麻痺側肩関節は外旋位に保持する。
3: 非麻痺側上肢をリラックスさせる。
4: 麻痺側肩甲帯の前方突出を保持する。
5: 頸部と体幹は軽度屈曲を保持する。
57歳の女性。2か月前から夜間に右手の痛みで目が覚めることが続いている。3週前から右の母指示指と中指とにしびれが生じ、近くの整形外科を受診したところ手根管症候群と診断された。保存療法でスプリントを装着することになった。この患者に適したスプリントはどれか。
74歳の女性。左片麻痺。Brunnstrom法ステージ上肢Ⅱ、下肢Ⅲ。患側の筋緊張は低く、随意的な筋収縮もわずかにみられる程度である。平行棒内立位は中等度介助が必要で、左下肢は膝伸展位を保持することが困難で、体重をかけると膝折れが生じる。診療録の問題指向型医療記録の記載でassessment(評価)はどれか。
1: 左下肢の筋力が低下している。
2: 左下肢の筋力増強練習を行う。
3: 左下肢の筋緊張が低下している。
4: 左下肢に長下肢装具を使用し立位練習を行う。
5: 左下肢の筋緊張低下により体重支持力が低下している。
55歳の女性。筋萎縮性側索硬化症。発症後5年経過し、在宅療養中。現在、座位時間は1日4~5時間。車椅子の駆動はかろうじて可能。夫と息子は自宅の一角で自営業を営んでいる。仕事の忙しい時間帯はヘルパーを頼んでいる。患者の話す声は、かろうじて聞き取れる程度である。この患者の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 四肢の関節可動域訓練
2: モビールを吹く呼吸筋強化
3: ブロックでつまみ動作の訓練
4: 治療用パテで手指の筋力維持
5: 紙ヤスリで感覚再教育訓練
手根管症候群の術後3日目の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 全指の自動関節可動域訓練を行う。
2: 手関節の他動的関節可動域訓練を行う。
3: 浮腫を軽減するポジショニングを指導する。
4: 手関節の痛みがあるときは安静用スプリントを作製する。
5: 片手動作を指導する。
手根管症候群の術後3日目の作業療法で適切でないのはどれか。
1: 手関節の他動的関節可動域訓練を行う。
2: 全指の自動的関節可動域訓練を行う。
3: 浮腫を軽減するポジショニングを指導する。
4: 手関節の痛みがあるときは安静用スプリントを作製する。
5: 片手動作を指導する。
41歳の男性。右手で腕相撲中に骨折した。直後の単純エックス線写真を示す。最も合併しやすいのはどれか。
1: 猿 手
2: 書 痙
3: 鷲 手
4: 下垂手
5: 肩手症候群
筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 円回内筋 ―――― 尺骨神経
2: 深指屈筋 ―――― 橈骨神経
3: 長掌筋 ――――― 正中神経
4: 長母指伸筋 ――― 後骨間神経
5: 腕橈骨筋 ―――― 前骨間神経