第34回午前第95問の類似問題

第37回午前:第90問

思考障害の強い精神分裂病(統合失調症)患者に対する作業適用で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.手順が明確な作業イ.非構成的な作業ウ.自己判断で進める作業エ.問題解決的な作業オ.反復的な作業  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第35回午前:第96問

多動性障害児の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 手足をそわそわ動かす。

2: 椅子でもじもじする。

3: 集団行動で順番を乱す。

4: 一つの課題にこだわる。

5: 他の子どもの邪魔をする。

第36回午前:第90問

認知症患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 慣れた作業環境で行う。

2: なじみのある作業を選ぶ。

3: 理解力に応じた指示にする。

4: 休憩の取り方は患者に任せる。

5: 単純な行程の種目を選ぶ。

第51回午後:第43問

自閉性障害の子供の作業療法場面でみられる特徴はどれか。  

1: 新しい環境を好む。

2: 同じ遊びに没頭する。

3: ままごと遊びをする。

4: 身振りで意味を強調する。

5: 周りの子供に関心をもつ。

第36回午前:第91問

老年期精神障害者の導入時の作業内容で適切でないのはどれか。  

1: 身体的負担の軽い作業

2: 自信のもてる作業

3: 短時間でできる作業

4: 精密な工程のある作業

5: 経験のある作業

第38回午前:第95問

認知症患者への作業適用で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.繰り返しのある作業イ.複数の段階付けのある作業ウ.1時間程度でできる作業エ.巧緻性を必要とする作業オ.手続記憶を利用した作業  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第42回午前:第71問

重度心身障害児への介入として適切でないのはどれか。  

1: 快反応を誘発できる刺激を探す。

2: 応答のある働きかけを繰り返し行う。

3: 物を介した関わりから始める。

4: 体性感覚の入力によって人への注意を促す。

5: 定位反応を誘発できる呼びかけを探す。

第42回午前:第86問

気分障害(うつ病)の患者で作業療法時にみられないのはどれか。  

1: 作品に高い完成度を求める。

2: 熱心に取り組む。

3: 他者からの評価を気にする。

4: 自分の判断で先に進む。

5: 作業手順にこだわる。

第56回午後:第45問

作業療法における広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)への対応で適切なのはどれか。  

1: 攻撃的な行動には大きな声で「ダメ」とだけ簡潔に言う。

2: 作業の適用時には内容をあらかじめ伝える。

3: こだわりに対しては行動変容を促す。

4: 作業は自由度の高いものを用いる。

5: 説明には言語的情報を多用する。

  • 答え:2
  • 解説:広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)の患者は、社会的コミュニケーションや対人的相互反応に欠陥があり、行動や興味が限定された反復的な様式が見られる。作業療法においては、予め行動内容を伝えることで安定した行動が期待できる。
  • 攻撃的な行動に対して大きな声で「ダメ」と簡潔に言うことは、反発を招くことがあり効果があまりない。知的障害の場合には簡潔に伝えることが適切である。
  • 作業の適用時に内容をあらかじめ伝えることで、患者が予測して行動が安定することがある。これが適切な対応である。
  • こだわりに対して行動変容を促すことは、混乱を招いてしまうことがあるため、適切な対応ではない。
  • 作業は自由度の高いものよりも、構成的なものが適切であるとされている。
  • 説明には言語的情報だけでなく、視覚的情報も用いることが適切であるとされている。
  • 科目:発達・小児疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第93問

言語的コミュニケーションが可能なレベルの自閉症児5人の小集団作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 全員に同時に指示を伝える。

2: その都度新しい作業を取り入れる。

3: 課題別に部屋を分ける。

4: 作業手順は図や記号も用いて説明する。

5: 身体接触を多く取り入れる。

第52回午後:第45問

うつ病患者の作業療法で適切な作業活動はどれか。  

1: 中断が容易なもの

2: 疲労感を自覚しにくいもの

3: 他者との優劣が分かりやすいもの

4: 複雑で完成すると達成感が得られるもの

5: 病前に到達していた水準と現在を比較できるもの

第42回午前:第92問

自閉症児にあてはまらないのはどれか。  

1: 同じ遊びを機械的に繰り返す。

2: 玩具を決まった場所に片付ける。

3: ままごと遊びをする。

4: 手をひらひらと動かす。

5: 物を規則正しく並べ続ける。

第44回午前:第93問

境界型人格障害患者の作業療法場面でみられるのはどれか。  

1: 作業への一貫した取り組み

2: 難易度の低い作品を要求

3: 治療者への依存

4: 集団への適応

5: 失敗時の洞察

第37回午前:第88問

認知症患者に対する作業療法上の留意点として適切なのはどれか。  

1: 快・不快などの感情的体験も忘れやすい。

2: 不穏になった場合には説得を繰り返す。

3: 新たに動作や行為を習得できない。

4: 本人の自尊心を尊重することは有用である。

5: 午後の方が作業能率は高まりやすい。

第41回午前:第96問

多動性障害児(注意欠陥多動性障害)で作業時によくみられるのはどれか。  

1: 順番が待てない。

2: 同じ行動を繰り返す。

3: 視線を合わせない。

4: オウム返しの返答をする。

5: 他人のまねをする。

第52回午前:第48問

小児自閉症患者に勧める活動として最も適切なのはどれか。  

1: トランポリンで遊ぶ。

2: ままごとで父親役をする。

3: テレビを見ながら宿題をする。

4: 野球のキャッチボールをする。

5: 苦手な感覚を繰り返し受ける。

第46回午前:第39問

認知症患者に対する作業療法の目標で適切でないのはどれか。  

1: 場に慣れる。

2: 作業を継続する。

3: 作業工程を覚える。

4: 生活リズムをつくる。

5: 自己のペースを維持する。

第50回午前:第20問

10歳の男児。学業成績は中位だが授業中に落ちつきがなく、隣の子に一方的に話しかける、落書きをする、忘れ物をするなどでよく注意を受けていた。片付けも苦手で自室は乱雑であった。心配した母親と共に精神科を受診し、外来作業療法が開始された。この男児に対する作業療法での対応で適切なのはどれか。  

1: 小集団活動に導入する。

2: 強い口調で指示を伝える。

3: ほめずに見守りを重視する。

4: 作業手順を詳細に説明する。

5: 問題行動には触れずにおく。

第51回午後:第42問

身体表現性障害の患者に対する作業療法で最も適切なのはどれか。  

1: 現実検討能力を高める。

2: 不安な気持ちを解釈する。

3: 集団作業療法を基本とする。

4: 対人関係能力の向上を図る。

5: 感情表現を促す活動を提供する。

第44回午前:第96問

幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 社会性の発達

2: 運動協応の向上

3: 自己調節機能の向上

4: 基本的生活習慣の確立

5: コミュニケーション能力の向上