手で正しいのはどれか。
1: MP関節は1度の運動自由度をもつ。
2: MP関節屈曲の主動筋は浅指屈筋である。
3: PIP関節屈曲の主動筋は深指屈筋である。
4: 母指のCM関節は2度の運動自由度をもつ。
5: 手関節を背屈すると手指の伸展がしやすくなる。
65歳の女性。関節リウマチで外来通院中。上肢の関節可動域制限と手指の変形を認める。手指変形を写真に示す。この患者の上肢関節可動域制限とリーチ範囲の低下を補うための自助具で適切なのはどれか。
関節可動域測定法(日本整形外科学科、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸の組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸部の屈曲 − 外耳孔と頭頂を結ぶ線
2: 頸部の回旋 − 鼻梁と後頭結節を結ぶ線
3: 胸腰部の前屈 − 外耳孔と第5腰椎棘突起を結ぶ線
4: 胸腰部の回旋 − 両側の肩峰を結ぶ線
5: 胸腰部の側屈 − 第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線
手の運動について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 短母指外転筋は母指の対立に関与する。
2: 虫様筋は母指の内転に関与する。
3: 第一背側骨間筋は横つまみに関与しない。
4: 指伸筋はMP関節を伸展する。
5: 掌側骨間筋はPIP関節を屈曲する。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における顎関節計測で正しいのはどれか。
1: 矢状面で顎関節を通る床への垂直線と下顎骨中央線のなす角
2: 矢状面でフランクフルト線と下顎骨中央線のなす角
3: 矢状面で上顎骨中央線と下顎骨中央線のなす角
4: 上顎の正中線で上歯と下歯の先端との距離
5: オトガイ隆起と胸骨切痕との距離
手について正しいのはどれか。
1: 側副靱帯はMP関節屈曲で緊張する。
2: 母指のCM関節は3度の自由度をもつ。
3: 手のアーチ構造は横アーチのみからなる。
4: 手掌の皮膚は手背の皮膚に比べ伸展性に富む。
5: 鉤形握りは母指と他の指の対立運動により可能となる。
上肢装具の部品が保持する肢位で正しいのはどれか。
1: Cバー − 示指MP関節伸展位
2: 対立バー − 母指MP関節屈曲位
3: 手掌バー − 母指内転
4: 虫様筋バー − 環・小指MP関節屈曲位
5: アウトリガー − 母指・小指対立位
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と移動軸との関係で誤っているのはどれか。
1: 頸部の屈曲-外耳孔と頭頂を結ぶ線
2: 頸部の回旋-鼻梁と後頭結節を結ぶ線
3: 胸腰部の前屈-第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線
4: 胸腰部の回旋-両側の肩峰を結ぶ線
5: 胸腰部の側屈-第1胸椎棘突起と尾骨を結ぶ線
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で第7頸椎棘突起が移動軸に含まれるのはどれか。
1: 頸部屈曲
2: 頸部側屈
3: 肩甲帯挙上
4: 胸腰部側屈
5: 胸腰部屈曲
図に示した基本軸(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準)で測定できる関節運動はどれか。2つ選べ。
1: 肩甲帯伸展
2: 肩関節屈曲
3: 肩関節内転
4: 肩関節外旋
5: 肩関節水平屈曲
手指の筋力測定で誤っているのはどれか。
1: 短母指屈筋はMP関節を屈曲させる。
2: 長母指伸筋はIP関節を伸展させる。
3: 指伸筋はPIP関節を屈曲位のままMP関節を伸展させる。
4: 掌側骨間筋は中指を中心にして内転させる。
5: 虫様筋はPIP関節屈曲位のままMP関節を屈曲させる。
65歳の女性。関節リウマチで外来通院中。上肢の関節可動域制限と手指の変形を認める。手指変形を写真に示す。この患者の生活指導で正しいのはどれか。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で後上腸骨棘が基本軸に含まれるのはどれか。
1: 胸腰部屈曲
2: 胸腰部回旋
3: 胸腰部側屈
4: 股関節伸展
5: 股関節外転
Danielsらの徒手筋力テスト(段階3)を図に示す。検査肢位で正しいのはどれか。ただし、関節可動域には異常がないものとする。
関節可動域測定の開始肢位と運動方向で正しいのはどれか。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
関節可動域の測定結果を表に示す。この結果から判定できるのはどれか。
1: 右ハムストリングスに筋力低下がある。
2: 右ハムストリングスに収縮時痛がある。
3: 筋以外の関節軟部組織の疼痛はない。
4: 右大腿直筋の伸張痛はない。
5: 右大腿直筋の短縮はない。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。
1: 股関節屈曲は背臥位、膝関節伸展位で行う。
2: 股関節伸展は腹臥位、膝関節伸展位で行う。
3: 股関節外転は背臥位で外旋しないようにして行う。
4: 股関節外旋は背臥位、股・膝関節を90°屈曲位で行う。
5: 膝関節屈曲は背臥位、股関節屈曲位で行う。
関節可動域測定で正しいのはどれか。
1: 股関節屈曲角度は、膝屈曲位より膝伸展位の方が大きい。
2: 股関節外転角度は、膝屈曲位より膝伸展位の方が大きい。
3: 股関節伸展角度は、膝屈曲位より膝伸展位の方が大きい。
4: 膝関節屈曲角度は、股屈曲位より股伸展位の方が大きい。
5: 足関節背屈角度は、膝屈曲位より膝伸展位の方が大きい。
関節リウマチの手指で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: スワンネック変形ではPIP関節が過屈曲する。
2: 母指のボタンホール変形ではZ変形をきたす。
3: ムチランス型ではオペラグラス変形がみられる。
4: 尺側偏位は中節骨より遠位部でみられる。
5: 手指の脱臼はMP関節に最も頻繁にみられる。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における胸腰部回旋の基本軸で正しいのはどれか。
1: 仙骨後面
2: 肩峰を通る床への垂直線
3: 両側の上後腸骨棘を結ぶ線
4: ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線
5: 第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線