第46回午前第44問の類似問題

第47回午後:第2問

背臥位での両下肢挙上運動において、次のような姿勢変化が観察された。筋力が低下していると判断される筋はどれか。 

47_1_2

1: 腸腰筋

2: 腹直筋

3: 大腿直筋

4: 大腿二頭筋

5: 腸肋筋

第56回午前:第84問

切断について正しいのはどれか。  

1: 上腕切断(短断端)では肩内転拘縮を生じやすい。

2: 前腕切断(中断端)では肘伸展拘縮を生じやすい。

3: Chopart関節離断では足内反変形を生じやすい。

4: Lisfranc関節離断では足外反変形を生じやすい。

5: 大腿切断(標準切断)では股内転拘縮を生じやすい。

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、切断に関連する拘縮や変形について正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は3で、Chopart関節離断では足内反変形を生じやすいことが述べられています。
  • 選択肢1は間違いです。上腕切断(短断端)では、拘縮を生じにくいのが一般的です。
  • 選択肢2は間違いです。前腕切断(中断端)では、拘縮を生じにくいのが一般的です。
  • 選択肢3は正しいです。Chopart関節離断では、尖足や足内反変形を生じやすいです。これは、背屈筋群の腱がすべて付着部より中枢部で切断されるのに対し、底屈の主動作筋である下腿三頭筋が残存するためです。
  • 選択肢4は間違いです。Lisfranc関節離断では、尖足や足内反変形を生じやすいです。これは、背屈の主動作筋である前脛骨筋腱が切断されるのに対し、底屈の主動作筋である下腿三頭筋と、内反の主動作筋である後脛骨筋が残存するためです。
  • 選択肢5は間違いです。大腿切断(標準切断)では、股関節屈曲、外転、外旋拘縮を生じやすいです。これは、内転筋群や、大腿筋膜張筋、薄筋などの内旋筋群、伸展の主動作筋であるハムストリングスなどが切断されるのに対し、外転、外旋、屈曲筋群が残存するためです。
  • 科目:骨関節障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第36回午前:第24問

吸着式ソケット、安全膝、SACH足の骨格構造義足を装着した片側大腿切断者の床反力の所見を図に示す。誤っているのはどれか。 

36_0_24

1: A・B図の垂直分力では、第1のピークは踵接地期に生じる。

2: A・B図の垂直分力では、両ピーク間の谷の部分は立脚中期にみられる。

3: 前後分力は最大制動力、最大駆動力ともにA図で大きい。

4: B図の側方分力の増大は外転歩行を示す。

5: A図が切断側、B図が健側である。

第54回午後:第33問

断端の成熟度を確認するための断端周径計測で正しいのはどれか。  

1: 1か所で計測する。

2: 下腿切断では最大膨隆部で計測する。

3: 下腿切断では背臥位で計測する。

4: 大腿切断では坐骨結節を基準に計測点を決める。

5: 月に2回計測する。

第56回午後:第72問

筋と股関節への作用との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 腸腰筋 ── 外 旋

2: 小殿筋 ── 内 転

3: 梨状筋 ── 外 転

4: 大腿方形筋 ── 屈 曲

5: 恥骨筋 ── 伸 展

  • 答え:1 ・3
  • 解説:この問題では、筋と股関節への作用が正しく組み合わされている選択肢を2つ選ぶ必要があります。筋肉の作用を理解することで、正しい筋肉と股関節への作用の組み合わせを選ぶことができます。
  • 腸腰筋は股関節屈曲と外旋に作用する筋肉であり、正しい組み合わせです。
  • 小殿筋は股関節外転と外転位を伴う股関節内旋に作用する筋肉であり、選択肢2の内転は間違いです。
  • 梨状筋は股関節外旋と外転に作用する筋肉であり、正しい組み合わせです。
  • 大腿方形筋は股関節外旋と内転に作用する筋肉であり、選択肢4の屈曲は間違いです。
  • 恥骨筋は股関節屈曲、内転、外旋に作用する筋肉であり、選択肢5の伸展は間違いです。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第37回午前:第82問

後十字靭帯損傷の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 脛骨が大腿骨に対して前方にずれるのを注意する。

2: 術後から膝関節伸展位でギプス固定する。

3: 術直後から膝関節屈筋群を強化する。

4: 大腿四頭筋の筋力強化を行う。

5: 部分荷重は術後8週以降に開始する。

第46回午前:第2問

図1から図2へと固定法を変えたとき、被験者の体幹の伸展角度が変化した。被験者の機能障害はどれか。 

46_0_2

1: 大腿四頭筋の筋力低下

2: 腸腰筋の筋力低下

3: 大殿筋の筋力低下

4: 股関節の可動域制限

5: 下肢の運動失調

第53回午後:第23問

端座位で膝関節を完全伸展位から屈曲した際に生じるのはどれか。  

1: 前十字靱帯は弛緩する。

2: 内側側副靱帯は緊張する。

3: 屈曲初期に脛骨は外旋する。

4: 内側半月板よりも外側半月板の方が大きく移動する。

5: 屈曲初期にすべり運動が生じ、続いて転がり運動が加わる。

第54回午前:第71問

膝蓋骨で正しいのはどれか。  

1: 関節面は外側面に比べて内側面で広い。

2: 膝関節屈曲位で可動性が高くなる。

3: 膝関節伸筋の作用効率を高めている。

4: 膝関節の屈曲に伴い上方に引かれる。

5: 膝関節の伸展に伴い接触面は上方に移動する。

  • 答え:3
  • 解説:膝蓋骨は膝関節の機能において重要な役割を果たしており、特に膝関節伸筋の作用効率を高める働きがある。
  • 選択肢1は間違いです。膝蓋骨の後関節面は、外側小関節面が広く、内側小関節面が狭いです。
  • 選択肢2は間違いです。膝蓋骨の接触面積は、膝関節屈曲に伴って拡大するため、膝関節屈曲位では可動性が低くなります。
  • 選択肢3は正しいです。膝蓋骨は膝関節伸筋の作用効率を高めるために、滑車の働きをしています。
  • 選択肢4は間違いです。膝蓋骨は膝関節屈曲に伴って下方偏位し、伸展に伴って上方偏位します。
  • 選択肢5は間違いです。膝蓋骨の関節面は、膝関節の伸展に伴って下方移動し、接触面積は小さくなります。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第49回午前:第22問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で参考可動域角度が10°とされているのはどれか。2つ選べ。  

1: 肩甲帯屈曲

2: 肩甲帯引き下げ

3: 股伸展

4: 足部外転

5: 足部外がえし

第41回午後:第41問

膝関節で誤っているのはどれか。  

1: 半月板は関節の適合性をよくしている。

2: 大腿骨軸と脛骨軸は軽度外反している。

3: 後十字靱帯は脛骨の後方移動を防ぐ。

4: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。

5: 屈曲位から完全伸展すると脛骨の外旋が起こる。

第52回午後:第70問

肩関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。  

1: 屈曲――――棘上筋

2: 伸展――――大円筋

3: 外転――――棘下筋

4: 外旋――――肩甲下筋

5: 内旋――――小円筋

第55回午前:第30問

胸腰仙椎装具で正しいのはどれか。  

1: 後方支柱は棘突起の直上に位置させる。

2: 骨盤帯の位置は大転子と腸骨稜の間である。

3: 側方支柱は骨盤帯と肩甲間バンドを結合する。

4: 胸椎バンドの位置は肩甲骨の下1/3の高さである。

5: 腹部前当ての上縁の位置は剣状突起の高さである。

第51回午後:第42問

大腿骨近位部骨折に対する人工骨頭置換術(後方アプローチ)後、全荷重が可能な状態での理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 背臥位における膝伸展位での股関節外転運動

2: 腹臥位における他動的な股関節伸展運動

3: 座位における重錘を用いた大腿四頭筋の筋力増強

4: 低い椅子から股関節内旋位での立ち上がり練習

5: 歩行器を用いた屋外歩行練習

第35回午後:第45問

膝関節屈曲位で下腿を外旋させるのはどれか。  

1: 大腿二頭筋

2: 半腱様筋

3: 半膜様筋

4: 腓腹筋

5: 薄 筋

第44回午後:第42問

膝関節30°屈曲位の状態から完全に伸展するまでに生じるのはどれか。2つ選べ。  

1: 下腿の外旋

2: 膝窩筋の収縮

3: 膝蓋骨の下方移動

4: 前十字靭帯の緊張

5: 内側側副靭帯の弛緩

第42回午前:第61問

上腕切断者に対する義手の適合検査で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 20 kgの下垂力に対してソケットが30 mm滑った。

2: コントロールシステム操作方式の効率は60%であった。

3: 義手装着時の肘継手の能動屈曲角度が120°であった。

4: 肘継手を屈曲するために必要な力は4.5 kgであった。

5: 肘継手を屈曲するために必要な肩関節の屈曲は30°であった。

第49回午後:第53問

筋と付着部の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 腸腰筋―――小転子

2: 縫工筋―――腸骨稜

3: 大腿直筋――下前腸骨棘

4: 長内転筋――坐骨結節

5: 内側広筋――粗線外側唇

第51回午後:第70問

基本肢位からの股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。  

1: 外転――――薄筋

2: 外旋――――半腱様筋

3: 屈曲――――恥骨筋

4: 内旋――――大殿筋

5: 内転――――梨状筋

第56回午後:第31問

熱傷部位と背臥位時の肢位の組合せで正しいのはどれか。  

1: 前頸部 ── 頸部屈曲

2: 腋窩部 ── 肩外転90°

3: 会陰部 ── 両股関節外旋

4: 膝窩部 ── 膝90°屈曲

5: 足背部 ── 底屈位

  • 答え:2
  • 解説:熱傷の治療肢位は機能的肢位とは別であり、熱傷部位では皮膚組織が破壊されると伸縮性が損なわれ、瘢痕拘縮が生じやすい。そのため、可動域は皮膚線維を伸張した肢位(伸展位)とする。
  • 前頸部の場合、頸部を背臥位時に屈曲位を保つと伸展拘縮を生じるため、頸部は伸展位を保つべきであり、選択肢1は正しくない。
  • 腋窩部の場合、肩外転90°で腋窩皮膚を伸張するのが正しい治療肢位であるため、選択肢2が正しい。
  • 会陰部の場合、両股関節は外転位とし、皮膚に緊張を与えるべきであるが、選択肢3は外旋となっており、正しくない。
  • 膝窩部の場合、膝関節は伸展位に保つべきであり、選択肢4の膝90°屈曲は正しくない。
  • 足背部の場合、背屈して足関節の底屈拘縮を防ぐべきであり、選択肢5の底屈位は正しくない。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する