第53回午前第51問の類似問題

第44回午後:第3問

顎関節の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 関節包は硬い。

2: 関節円板がある。

3: 外側靭帯で補強されている。

4: 開口時に下顎頭は後方へ滑る。

5: 側頭骨関節結節は関節包外にある。

第57回午後:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔後面は心臓である。

2: 肺栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右5本ずつある。

4: 胸骨柄と第3肋骨は関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜は連続している。

  • 答え:5
  • 解説:この問題は胸部の解剖に関する知識を問うもので、正しい選択肢を選ぶことが求められています。選択肢の中で正しいものは、臓側胸膜と壁側胸膜が連続しているという選択肢5です。
  • 縦隔後面は脊柱であり、心臓ではありません。心臓は縦隔の下部中部に位置しています。この選択肢は誤りです。
  • 肺栄養血管は気管支動脈であり、肺動脈ではありません。肺動脈は肺機能血管です。この選択肢は誤りです。
  • 区域気管支は左右で本数が異なり、右肺には10本、左肺には8~10本あります。左右5本ずつではないため、この選択肢は誤りです。
  • 胸骨柄は鎖骨、第1肋骨、第2肋骨と関節を形成しており、第3肋骨とは関節を形成していません。この選択肢は誤りです。
  • 臓側胸膜と壁側胸膜は連続しており、正しい選択肢です。肺を被るのが臓側胸膜で、その外側にあるのが壁側胸膜です。この胸膜は一枚でくっついて連続しています。
  • 科目:解剖学(その他)
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第43回午後:第12問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 成人の心臓は約500 gである。

2: 心軸は左前下方から右後上方に向かう。

3: 房室弁は二尖弁である。

4: 心臓壁は3層からなる。

5: 刺激伝導路と呼ばれる交感神経が存在する。

第53回午前:第58問

呼吸器の解剖について正しいのはどれか。  

1: 細気管支には軟骨がある。

2: 胸膜腔は吸気時に拡大する。

3: 肺の栄養血管は肺動脈である。

4: 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置する。

5: 右主気管支は左主気管支よりも短い。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、呼吸器の解剖に関する知識を問うています。選択肢の中で正しいものを選ぶことが求められています。
  • 細気管支には軟骨がありません。細気管支の上皮下には軟骨は見られず、平滑筋と弾性線維からなります。気管の前壁から側壁にかけては馬蹄形の気管軟骨が存在します。
  • 胸膜腔は吸気時に拡大するのではなく、縮小します。胸膜腔は肺と胸郭の間に見られる空間で、吸気時には肺の拡大により胸膜腔は縮小し、呼気の際にはその逆で、肺の縮小により胸膜腔は拡大します。
  • 肺の栄養血管は肺動脈ではなく、気管支動脈です。肺動脈と肺静脈は肺の機能血管であり、肺のガス交換を担当しています。
  • 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置するのではなく、鎖骨よりも2~3 cm上方に位置します。肺尖は肺の上端で鈍円をなす部分です。
  • 正しい選択肢です。右主気管支は短くて太く、左主気管支はこれに比べて長く細い。また、正中線となす角は右主気管支が25°、左主気管支が45°である。
  • 科目:解剖学(その他)
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第50回午前:第57問

平衡聴覚器の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 耳管は咽頭に開口している。

2: 鼓膜はキヌタ骨に接している。

3: 内耳は側頭骨の錐体部内にある。

4: 前庭は蝸牛と三半規管からなる。

5: 中耳には聴覚と平衡覚をつかさどる感覚器がある。

第34回午後:第8問

坐骨結節に付着する筋はどれか。2つ選べ。 ア.薄筋イ.長内転筋ウ.大殿筋エ.大腿二頭筋長頭オ.半腱様筋  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第46回午前:第52問

筋と付着部との組合せで正しいのはどれか。  

1: 腸腰筋 — 大転子

2: 長内転筋 — 坐骨結節

3: 半腱様筋 — 腓骨頭

4: 長腓骨筋 — 舟状骨

5: 前脛骨筋 — 内側楔状骨

第50回午前:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔の後面は心臓である。

2: 肺の栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右10本ずつある。

4: 第3肋骨は胸骨柄と関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜とは連続している。

第53回午前:第56問

筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 円回内筋 ―――― 尺骨神経

2: 深指屈筋 ―――― 橈骨神経

3: 長掌筋 ――――― 正中神経

4: 長母指伸筋 ――― 後骨間神経

5: 腕橈骨筋 ―――― 前骨間神経

  • 答え:3 ・4
  • 解説:筋と支配神経の組み合わせに関する問題です。正しい組み合わせを選ぶためには、各筋とそれに対応する支配神経の知識が必要です。
  • 円回内筋は正中神経(ときに筋皮神経)によって支配されています。尺骨神経は円回内筋を支配していません。
  • 深指屈筋は第2指が前骨間神経、第3指が正中神経、第4・5指が尺骨神経によって支配されています。橈骨神経は深指屈筋を支配していません。
  • 長掌筋は正中神経によって支配されており、正しい組み合わせです。
  • 長母指伸筋は後骨間神経によって支配されており、正しい組み合わせです。
  • 腕橈骨筋は橈骨神経によって支配されています。前骨間神経は腕橈骨筋を支配していません。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第45回午後:第53問

大脳で正しいのはどれか。  

1: 中心溝によって左右半球に分けられる。

2: 外側溝によって側頭葉と後頭葉とに分けられる。

3: 鳥距溝によって頭頂葉と後頭葉とに分けられる。

4: 脳梁によって左右半球は連結している。

5: 脳弓によって下垂体は視床下部と連結している。

第41回午後:第1問

筋が付着していないのはどれか。  

1: 内側楔状骨

2: 舟状骨

3: 立方骨

4: 距骨

5: 踵骨

第52回午後:第62問

四肢からの感覚伝導路について正しいのはどれか。  

1: 触覚の線維は中脳で交叉する。

2: 圧覚の線維は脊髄視床路を通る。

3: 温度覚の線維は脊髄節で交叉する。

4: 一次ニューロンの細胞体は後角にある。

5: 痛覚の伝導路は延髄で二次ニューロンになる。

第49回午後:第53問

筋と付着部の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 腸腰筋―――小転子

2: 縫工筋―――腸骨稜

3: 大腿直筋――下前腸骨棘

4: 長内転筋――坐骨結節

5: 内側広筋――粗線外側唇