健常者が図に示す姿勢からゆっくりと立ち上がる過程で正しいのはどれか。
1: 初期の股関節屈曲運動に伴い、体重心は前上方へ移動する。
2: 殿部離床直後、股関節は最大屈曲位となる。
3: 殿部離床直後、体重心の床への投影点は支持基底面の外にある。
4: 殿部離床後、膝関節はいったん屈曲する。
5: 殿部離床後、足関節は単調に背屈する。
60歳の男性。50歳で筋萎縮性側索硬化症を発症し、自宅療養中である。舌を含めた全身に筋萎縮があり、上肢筋の萎縮は高度である。Danielsらの徒手筋力テストで肘・股・膝関節周囲筋3〜4、他は頸部・体幹を含め2。起き上がり動作と歩行とに介助を必要としている。自宅内での適切な移動方法はどれか。
1: 四つ這い移動
2: 標準型車椅子での移動
3: 肘をついてのいざり移動
4: ピックアップ歩行器歩行
5: 杖と装具とを使用した歩行