第43回午後第21問の類似問題

第53回午前:第62問

伸張反射について正しいのはどれか。  

1: 侵害受容反射である。

2: 単シナプス反射である。

3: 求心性線維はIb群線維である。

4: 遠心性線維はγ運動線維である。

5: 筋紡錘内の錘内線維を支配するのはα運動線維である。

  • 答え:2
  • 解説:伸張反射は筋の伸長時にその筋が収縮する反射であり、哺乳動物では唯一の単シナプス反射である。
  • 侵害受容反射は侵害刺激により生じる反射であり、屈筋反射や交叉伸展反射がある。伸張反射とは異なる。
  • 伸張反射は単シナプス反射であり、正しい選択肢である。哺乳動物では唯一の単シナプス反射である。
  • 伸張反射の求心性線維はIa群線維であり、Ib群線維ではない。
  • 伸張反射の遠心性線維はα運動線維であり、γ運動線維ではない。
  • 筋紡錘内の錘内線維を支配するのはγ運動線維であり、α運動線維ではない。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午後:第21問

骨格筋について誤っているのはどれか。  

1: 筋線維は横紋構造をもつ。

2: 筋線維は細胞膜をもつ。

3: 刺激はT管系を通じて筋線維内へ伝えられる。

4: 筋線維内の興奮伝達はNaイオンによって伝達される。

5: 筋原線維は主としてアクチンとミオシンからなる。

第53回午前:第54問

錐体路について誤っているのはどれか。  

1: 大脳の運動皮質から始まる。

2: 大脳の基底核を経由する。

3: 大脳脚を経由する。

4: 大多数は延髄で交差する。

5: 脊髄の前角でシナプスを形成する。

  • 答え:2
  • 解説:錐体路は大脳の運動皮質から始まり、大脳脚を経由し、延髄で交差し、脊髄の前角でシナプスを形成する。しかし、大脳の基底核を経由するのは錐体外路系であり、錐体路ではない。
  • 正しい。錐体路は大脳の運動皮質から始まり、皮質運動野の大型錐体細胞から起こる。
  • 誤り。錐体路は大脳の基底核を経由しない。基底核は錐体外路系に属する。
  • 正しい。錐体路は内包を通った後、中脳の大脳脚を経由する。
  • 正しい。錐体路の大多数(約80%)は下部延髄で交差(錐体交叉)し、対側の外側皮質脊髄路を通る。交差しない線維束は、同側の外側皮質脊髄路や前皮質脊髄路を通る。
  • 正しい。錐体路のどの経路でも、脊髄の前角で次のニューロンとシナプスを形成する。
  • 科目:解剖学(筋・骨格・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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